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結局、下手の横好きなんだな

 声楽のレッスンに行ってきました。例によって、ハミング練習からですが、歌える声になるまで、結構な手間がかかったようです。

 何事も準備は必要です。カラダを万全な状態で動かすにも、準備運動ってヤツが必要です。歌う時だって同様な準備運動が必要なのですが、私の場合、その準備運動にやたらと時間が必要な感じなのです。なので、今回も先生から、ちょっとだけ、グチられました。

 要するに、ここ最近、声が温まるのに時間がかかるようになったわけです。良く言えば「スロースターター」、はっきり言っちゃえば「レッスン時間の無駄遣い」なわけです。

 と言うのも、レッスンの時間は決まっていますから、声が温まるのに時間がかかってしまうと、肝心のレッスンそのものに使える時間が相対的に減ってしまうというジレンマがあるわけで…そういう意味では、もっと早く声が温まってくれれば、レッスンでやれる事が増えるのに、残念…という事のようです。

 まあ、そうだよね。

 そんなわけで、ほどほどにハミング練習をしてから発声練習に移ったわけだけれど、要点はひたすら「腹筋をしっかりと動かす事」でした。とにかく、しっかりと腹筋を使って声を出す…ただそれだけです。腹筋を動かして動かして、攣ってもっていいから動かし続ける。それが発声練習なのです。

 なぜなら、発声練習ってのは、筋トレだからです。筋トレだから、限界まで動かすのです。その結果、筋肉が攣ってしまうなら、それはそれでアリなわけです。それにしても、ほんと、私は上達しないよなあ。

 パーソナルジムのライザップは効果的だと言いますが、その理由は、お客さん一人ひとりにパーソナルコーチがついて、その人に適した運動を用意してくれて、さらに眼の前でそのトレーニングがきちんと行うのを確認しているから、効果があるわけです。ならば、声楽の個人レッスンも似たようなもの(一人ひとりにパーソナルコーチがついて、その人に適したレッスンを施して監督してくれる)なので、もっと効果が出てもいいのになあ…と思います。

 いや、効果は出ているのだろうと思いますが、私が思うほどに成果が十分に出ていないだけで、なぜ成果が思っているほど出ていないのかと言えば、高望みをしているからです…って、最近は思うようになりました。昔は、いかに自分が高望みをしているのかという自覚がなかったので、平気ででかい事を言ってましたが、自分の能力や才能の矮小な事を自覚するにつれて、あまりでかい事を言えなくなりました。まあ、それだけ経験という名の知恵が付いてきたとも言えます。

 そう、私ってほぼほぼ才能ないんだよね。おまけに年は取っているし、若さもないし、未来もない。体力も全然ない。あるのは、人生経験とオタク並の知識ぐらいだね。つまり、頭でっかちなだけで、トンと実力は伴っていないわけです。

 なんか、そう思うと、やっぱり「下手の横好き」だし「旦那の下手な義太夫」なわけです。ああ、情けないや。

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