声楽のレッスンの続きです。
今回からドイツ歌曲は新曲になるので、次の課題曲を持ってきました。次の曲も、同じシューベルトの曲で「An die Nachtigall/ナイチンゲールに寄せて」です。ご存じない人も大勢いらっしゃるでしょうから、音源を貼っておきます。
歌っているのは、ソプラノのキャサリーナ・コンラーディ、現役バリバリのドイツ系のオペラ歌手です。曲を決めてから気づいたのですが、この曲、女性詩だね(汗)。おそらく、女性が歌う前提の曲みたい。いやあ、うっかりうっかり。でも人前で歌うわけじゃないから、ヨシとしましょう。
ちなみにナイチンゲールは日本に生息しない鳥です。日本語では「小夜啼鳥(さよなきどり)」とか「夜鳴きうぐいす」とか呼ぶそうです。まあ、うぐいすに例えられるくらい、鳴き声の美しい小鳥のようです。
さてレッスンは歌の練習になりました。まずはドイツリートです。新曲の「Nacht und Taeume/夜と夢」です。
まずはテンポのすり合わせからです。私が譜読みをしてきたテンポと先生がピアノで弾き始めたテンポがかなり違うので、その中間ぐらいのテンポに設定しました。一応、自宅で丁寧に譜読みをしてきたので、割と歌えました。
注意された事は、声量は(イタリア・オペラではないので)音程に引きづられない事。あくまで歌詞を読んで、その中で強調する言葉と、そうではない言葉を分けて、強調すべき言葉を、それにふさわしい音量や音色で歌うように言われました。例えば、今回の曲なら“Taeume”は夢という意味だから、柔らかい発声で、なおかつ強調した感じで歌う…とか。とにかく、リートなんだから、歌詞を大切にして歌いましょうって事です。
ヘンデルの方は、テンポも速く、クチビルへの負担も多い点を考えて、今回はすべて“la”で、ソルフェージュ的に歌ってみる事になりました。
そこで“la”の発声の仕方にアドヴァイスをもらいました。“la”は通常、口蓋の割と高い位置にクチビルを付けて発声しますが、そうではなく、日本語のラ行のように、舌を前歯の付け根あたりに付けて発声すると、声が前に出やすくなるので、なるべくそう歌うように言われました。確かに、こちらの方が声も明るくなります。
ちなみにソルフェージュ的に歌うと、案外、いい加減なリズムや音程で歌っていた事が明白にされます(汗)。それにしても私、歌のメロディを歌詞込みで覚えているようで、歌詞がなくなると、途端にメロディも分からなくなります(困)。
それと、今回はなるべく楽譜通りに歌おうとしていますが、しばしばカラダが楽譜通りに歌うのを拒否するのを感じました。意識とカラダの乖離ですね。
その理由は、私のすでに長くなってしまった人生の中で、ヘンデルの「メサイア」なんて、色々な歌手さんたちで、何百回と聞いているわけで、どの歌もすべて私の血肉になっているわけです。で、困った事に、プロ歌手って、ほぼほぼ楽譜通りに歌いません。自分なりに装飾音符を入れて歌うので、そういう箇所に来ると、私のカラダが、すでに血肉になっているプロの歌手さんたちの装飾音符を入れた歌で歌いたがります。でも理性では「これは学習の過程として歌っているのだから、きちんと楽譜どおりに歌いましょう」って思っているわけです。
で、実際の歌唱は、カラダと理性の両方に引っ張られて、とんでもない場所に着地したりするわけです。
全然ダメじゃん。
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