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イントロは大切

 最近の日本の流行歌は、イントロがなくて、いきなり歌い出すモノが多いです。

 イントロが無いのも、アレンジの1種ですけれど、こうも、どの曲もあの曲もイントロ無しで、いきなり歌いだしているし、特に最近は、いきなりサビから歌い始めている曲も増えてきたので「大丈夫?」とすら思っています。

 イントロって、それが流れる事で、その曲の和声感とテンポとリズムが表現されます。それらを感じることで、歌手は、曲の出だしから正しい音程とテンポとリズムで歌い始めることができるわけだし、聞いているリスナーだって、曲の世界観にどっぷり浸れるわけです。

 マイケル・ジャクソンの曲を聞いてご覧よ。どの曲も、たっぷりと長めのイントロがあって、それらが思い切り曲を盛り上げてくれるので、マイケルが歌い始めると「いよ、千両役者!」って気分になれるんだよね。

 それなのに、最近の曲はイントロがありません。

 今どきの歌手には、イントロが無くても歌いだせる、絶対音感とか絶対テンポ感ってのが必要…って事なのでしょうか?

 そんなもん、私は持ち合わせていないけれど、特別な訓練なんかしていなくても、ウチの息子くんは持っているようですから、やはり、生まれた年と環境の違いによるものなのだろうか? 今どきの若いモン、特に音楽を嗜んでいるような奴は、絶対音感やテンポ感を持ち合わせているヤツが多いのだろうか?

 そう言えば、私達が子どもの頃に聞いた、プロの流行歌手たちって、あまり歌が上手じゃなかったよね。特にテンポ感がグダグダで、歌っている時に、よくよれていました。まあ、当時は伴奏も生演奏が多かったので、歌手の歌のテンポがよれても、しっかり伴奏はついて行ったので、大事に至らなかったのですが、テープ伴奏も多い最近では、そんな歌手ではプロにはなれませんよね。やはり、時代のよる歌手の実力差って、大きいのかもしれません。

蛇足 最近の歌手はイヤモニを付けて歌うのが普通ですが、イントロの無い曲でも、歌手が歌い出す前には、イヤモニに観客には聞こえなように、テンポと和音がイントロとして流れているという話を聞きました。では、最初から曲にイントロを付けりゃあいいじゃんと思いますが、最近の若者はタイパ重視なので、イントロがあると、ネットではスキップされてしまい、ご購入されないとか? え~!と思いますが、実のところ、そんなところが最近の曲に、イントロのない理由なのかな?って思いました。

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コメント

  1. 匿名 より:

    歌番組で言っていたのですが、
    歌は配信で購入する時代になったので、イントロが長いと、売れないんだそうです。

  2. すとん すとん より:

    匿名さん

     配信うんぬんよりも、私は、今の若い人たちの極端なタイパ重視が問題なんだと思ってます。別にタイパうんぬん言わなきゃ、配信の時代でもイントロ長くていいじゃん。

     要は、短気な人間は、イントロも我慢できないって話なのだろうと思います。もっとも、昭和の時代では、イントロの上に司会者が曲紹介を被せるのが普通だったので、今も昔も日本人は短気は短気なんだろうと思います。

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