…本当は「キャプテンEO」について、記事を書くつもりなんてありませんでした。でも、書かずにはいられなかった。まあ、そんなところです。
東京ディズニーランドで期間限定復活上演ってわけで「キャプテンEO」が今年(2011年)の6月末日までやってます。私は元々マイケルが好き(本音では、プリンスの方がもっと好き:笑)な人なので、この機会を逃してなるものか!というわけで、行ってきました。
もちろん、当時(1987年)も見ました。今やっている奴は、実に昔のままで、別に改めて何か工夫をしたり、作り直したりってわけではなく、当時のモノを当時のまま、上演しているみたいです。
そういえば、当時の「キャプテンEO」って、3Dアトラクションというのがウリでしたね。しかし、21世紀を生きる、現代の我々の目で見ると、映像は実にショボいです(涙)。…画面は暗いし、画質は荒いし、立体効果もちょっと変だし、クリーチャーの動きもガタガタしているし…実に、時代の流れを感じます。
やはり、3D作品は、アバターの以前と以降で大きく変わったようです。もちろん「キャプテンEO」は“アバター以前の作品”です。すでに懐かし映像の雰囲気が、てんこ盛りです(笑)。
じゃあ、この作品は、時代遅れで見る価値はないのかと言うと、それは違います。3Dそのものは古びていますが、それでもやはりは見る価値は、大いにアリです。
…じゃあ、どこがそんなに“価値アリ”なのかと言うと……全盛期のマイケルが大画面で見れる。これだけで、もう十分、感涙ものです。
私のように、マイケルと青春時代を過ごした人間は言わずもがなですが、特に、若い世代の人間に「キャプテンEO」は見てもらいたいです。「THIS IS IT」を見て「マイケル・ジャクソンって…なかなかやるじゃん」と思った人々たちに見てもらいたいです。
あの「THIS IS IT」のマイケルは、全盛期を過ぎた人間の、手抜きだらけのリハーサル映像だったと言う事を知って欲しい。やはり、全盛期のマイケルのすごさを、ぜひ大画面で確認してもらいたい、そう願ってます。
なので「キャプテンEO」を往年の“懐かしの3Dアトラクション”として捕らえるのではなく、20世紀後半に作られた、優れたミュージカルピース(マイケル自身は“ショート・フィルム”と呼んでましたね)として、楽しむべきだと、私は思います。
いやあ、実際、この頃のマイケルは、カッコいいよ。彼の音楽は全く古びていないし、歌う声に張りがあるし、ダンスも目にも止まぬほどのキレの良さ。すごいです。
「キャプテンEO」の中で、マイケルは2曲を歌い踊っているけれど、メインの“We are here to change the world”の音源は、マイケルの5枚組のボックスセットにしか入っていない曲(少なくとも私の知っている限りは…)レアな曲だし、ビデオに至っては、マイケルのビデオ全部入りとして発売された「Visions」にも未収録という貴重な曲。ヘビーなファンはともかく、私のようなライトなファンなら、「キャプテンEO」は、たまらないでしょう。ちなみに、もう一曲は“Another part of me”で、アルバム「BAD」に収録されているし、別バージョンだけど、ビデオも「VISION」に収録されています(ライブバージョンでこれはこれでカッコいい)。
私は一時間並んで見たけれど、悔いはありません。ぜひ、皆さんも、ご一覧あれ。
ちなみに私は「アフター6パスポート」で入園しました。大人3100円です。たぶん一番安いチケットです。その代わり、午後6時過ぎでないと入れませんが…(笑)。宵っ張りな人には、案外いいかもね。
私は昼間は別の事をし、夕方になってからノコノコと出かけ、チケット買って、6時に入園して、まっしぐらに「キャプテンEO」を並んで見ました。「キャプテンEO」が終わって出てきたら、ちょうど「夜のパレード」の時間だったので、そのままパレードを見物。キラキラして、全然エコじゃなくって、素敵でした。パレードの後は「スター・ツアーズ」に行きました。出てきたら、ちょうど「花火」だったので、花火を見ながら園内を移動して、「ホーンテッド・マンション」に入って、その後は「カリブの海賊(パイレーツ・オブ・カリビアン)」に行って、その日はお終い。滞在時間が4時間の割には楽しめたんじゃないかな?
スター・ツアーズ。好きです。たぶん、ディズニーランドで一番好きなアトラクションかもしれない(笑)。毎度変わらずのアトラクションなんだけれど、一言で言うと、ジェットコースター疑似体験アトラクションと言うか、絶対に安全な落ちない落ちものアトラクションって感じ? このアトラクション、どうやら人気はあんまり無くて、割とすぐに入れるのですが、ところがドッコイですよ。私は好きです。
ホーンテッド・マンション。今の時期だけなのかもしれないけれど、いつもの奴に、ティム・バートン監督の「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の味付けがされていました。ディズニーランドも色々と頑張っているようです。
カリブの海賊。なんと、ジャック・スパロウがあっちこっちにいました。以前はいなかったのに(笑)。それも、気持ち悪いくらいクリソツでもうビックリです。
たった四時間だったけど、ディズニーランド満喫。唯一の心残りは、リアルな落ちものアトラクション(例えば、スペース・マウンテンとか)に乗れなかった事。だって、すっごく並んでいるんだもん(笑)。4時間しかいられないのに、2時間も並ぶわけにはいかないでしょ(爆)。
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