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2025冬 クルーズ旅行 その7 大怪我をしました

 痛みと共に再起動した私です。

 気がついたら、道路に寝転んでいました。鼻の下…と言うか、人中の部分が大きくえぐれて出血か止まりません。上アゴが妙に痛みます。両手両膝も怪我をして出血しています。どうやら、転んでしまったようです。一応、無意識に受け身は取ったものの、舗装道路とは言え、路面は凸凹で、凸の部分がカラダに刺さって怪我をしてしまったようです。

 おまけに人中の部分は、外側は道路が刺さって、傷口がえぐれて怪我をしましたが、実は口内の同じ場所が内側から前歯が刺さってらしく、こちらも傷になってえぐれています。同じが外側からも内側からもえぐれて痛くて、私はこの時、傷が貫通しているのではないかと錯覚してしまい、実は地味にパニックになっていました。

 派手に出血してせいか、周りは大騒ぎとなりました。

 ひとまず、路肩に寄って、出血を抑えるために、傷口を押さえます。時間が経つにつれ、だんだん出血量は少なくなってきたもののに、血は止まりません。人中部分ばかりではなく、前歯や上アゴ部分も強烈に痛みますし、それらの痛みのせいか、意識もぼんやりしてきました。

 私の怪我で、さっそく周りの人たちが動いたようで、我々のガイドさんは、全体のリーダーだったようで、すぐに予備のガイドさんと代わり、予備の人は我々のグループを引率しはじめました。で、ガイドさんがすぐに他のガイドさんや旅行会社の人に連絡をしてくれて、妻のスマホはすぐに見つけてくれました。また、予備の自動車を手配してくれて、血が止まらない私は、観光を中断して、急いで船に戻ることになりました。

 病院案件の怪我でしたが、今から台湾の病院に行くと、時間内に船に戻れなくなる恐れがあるので、そちらに行くわけには行きません。そこで急いで船に戻って、船のドクターの治療を受ける事になりました。

 怪我をして、しばらくの間は、私はパニック状態になっていて、取り乱していたようです。実はこの前後の事は、きちんと記憶していません。

 とにもかくにも、私の初めての海外旅行は、突然終わってしまいました。

 あの節にお世話になった方々には、ほんと感謝しかありません。台湾の人たちは、みんな親切でした。ありがとう、台湾。台湾、大好きです。

 現地ガイドさんの運転で、急遽、船に戻りました。船に戻ってからも、ベリッシマ号のスタッフの方々には親切にしていただき、車椅子で医務室まで運んでもらいました。

 医務室は午後の休診時間で、私の受診は時間外診療となります。この時間に診察を受けると、正規料金の他に余計に300ドル(約5万円)掛かると、日本人ナースに言われました。おそらく「今は休憩時間だから、診療時間になったら、出直してこい」という意味だったのだと思います。ちなみに後で請求された時間外治療費は50ドル(約8500円)でしたので、この推察は正解だったのでしょう。

 もう一人いた外国人ナースさんは、私に寄り添ってくれました。私の怪我の状態を見て、診察時間外でしたが、すぐに処置が必要だと判断してくれて、ドクターに連絡をとって、救急として診察をしてもらえる事になりました。

 それにしても、日本人ナースは実にトゲトゲした感じの人で、人当たりが強く、言葉もキツく、怪我人の私に対して辛く当たるだけなく、付き添いの妻や旅行会社の人たちにも皮肉たっぷりの対応でした。よほど機嫌が悪かったのだと思います。ちなみに憎々しい言葉は日本語で言うので、他のスタッフには彼女の態度の悪さは分からないので、それを良いことに我々に対して言いたい放題なのです。車椅子の私の車椅子を押してくれたのは有り難かったのですが、壁やら柱やらにぶつけ放題で、いやがらせを受けているようでした。

 日本人ナースは、おそらく医療通訳として、その場に呼ばれたのだと思いますが、全然通訳をしてくれず、外国人ナースとドクターは日本語が全く分かりませんでした。ドクターとは、付き添いが可能な場所では妻と旅行会社の人(医療コンシェルジュさんだと思います)が、手術室内では、まだパニクっている私が直接ドクターとやりとりをしなければいけませんでした。まあ、それでも大きく困ることは無かったので良かったけれど、英語が全くできない人だったら、この状況では、ほんとに不安で困ってしまったと思いますよ。そういう意味でも、あのナースは、ほんと、いただけないと思いました。

 結局、船に戻っても、出血が止まらなかったので、三針ほど縫いました。おそらく日本の病院なら、傷口を寄せて、医療用のキズパワーパッドのようなものを貼ってお終いなんだろうけれど、船の中は日本ではないので、グローバル・スタンダードな治療法になったのだと思います。まあ、仕方ないです。文句はありません。治療してくれただけで感謝です。ちなみに、ドクターは黒人の先生でした。黒人の先生に治療してもらったのも、人生初です。人当たりは柔らかくて、親切そうな人でした。

 そのドクターの提案で、破傷風の注射も受けました。台湾の道路…まあ清潔とは程遠いもんなあ。日本の道路には破傷風菌は(まず)いませんが、台湾だとそうも言ってられませんからね。注射もやむなしです。

 痛み止め(イブプロフェン)と、クチの中の消毒薬としてのうがい薬(たぶんモンダミン)をもらいました。ちなみに、手足の怪我は擦りむいた程度(だと思ってました)だったので、痛いだけなので、特に治療はされませんでした。

 私達の年代だと、転んだだけでも大惨事になる事が多いそうです。転んだ拍子に、手首を骨折するのは普通だし、脚の骨を折って、そのまま入院になってしまう人もたくさんいらっしゃるのだそうです。だから、私も顔の傷以外に、ドクターが手足の状態を丁寧に見ていたのは、そういう事だったのですね。私は転び方が上手だと、ドクターに褒められたくらいです。まあ、柔道初段ですから…無意識で上手に転ぶんですよ(の割には、顔に怪我をしてしまい、心がポッキリと折れましたか…)。

 船の中では日本の保険は使えませんので、ひとまず医療費はヨーロピアン価格で請求されました。これもまたやむなしです。ちなみに治療費は、全部で約7万円でした。ちなみにこれらの高額な医療費は、全額、海外旅行保険でまかなえました。保険に入っておいて良かった(安心)。

 日本人ナースが、治療は終わったので帰ってくださいと言ったところで、受付スタッフがそれを見ていて「ダメダメ、傷口を保護してください」と日本人ナースに大声で英語で言ってくれたので、改めて処置室に連れられて、むやみに大きなガーゼを傷口に当てられました。なんか、すごい怪我人のように見えます。それにしても、誰に対して腹を立てているのやら…。休憩時間中にやってきた私に対してかな? それとも自分の仕事に注意してきた受付スタッフにかな? どっちにしても、この日本人ナースは、クルーズ船のスタッフとしてはダメダメのダメだろう。

 旅行会社が車椅子を用意してくれましたが、気持ちもだいぶ落ち着いてきて、歩けそうな気がしたので、車椅子はキャンセルして、徒歩でキャビンまで戻りました。

 キャビンまで戻ったところで、改めて自分を観察してみました。確かに人中の怪我は、見た目は小さいけれど深い傷です。でも縫ったので、ひとまず安心です。クチの中は血の匂いがしますが、それは口内にも傷があるからですが、これは出血しているだけで、食べ物や飲み物をクチに入れても染みるわけではありません。

 前歯はかなり痛いです。頭がボーっとしているのは、この痛みのせいでしょう。転んだ時にかなりの衝撃が前歯にかかったのだと思います。よく前歯が折れなかったものだと、我ながら感心しました。また傷の様子を見ると、人中の怪我は、何か尖ったものが刺さった感じですが…台湾の道路って、たとえ舗装されていても、決して平らではないからね。たまたま凸になっていた部分が、人中に当たったのだと思います。もし道路が日本のように平らだったならば、人中ではなく、鼻の頭を怪我しているはずですからね。

 両膝は青アザになっていましたし、右手は擦り傷、左手は小さな穴が空いてました。左手は道路が刺さったようですが、それ以外はぶつけただけで済んだようです。

 ひとまず、命に関わるような大怪我でなくて良かった良かった。

 医務室で日本人ナースに貼られた、傷口を覆っていた大きなガーゼは取り外して、手持ちのケアリーブ(いわゆるバンドエイド)を2枚つなぎ合わせて張り替えました。傷口の大きさ的には、そんな程度で十分なくらいだったのです。

 とりあえず、ベッドに横になりました。

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