クルーズ船旅行は、普通の国内旅行とはだいぶ違います。基本は海外旅行なんだけれど、やはり旅行形態としては、かなり特殊な旅行だと思います。だから、そこに“向く人向かない人”が出てきてしまうのは仕方がありません。
クルーズ船旅行は高価ですからね、向かない人が知らないまま行ってしまうと、ほんと不幸だと思います。
そんなわけで、私なりにクルーズ船旅行に向かない人を考えてみました。まあ、私はベリッシマ号にしか乗ったことがないので、もしかするとベリッシマ号特有の条件も入っているかもしれませんが、そこはご勘弁(笑)。
この記事で、もしも自分が向かない人に入ってしまったら、旅行に参加するべきかどうか、熟考してみるのも一つの手だと思いますよ。
では向かない人とは…。
1)お金に細かい人
クルーズ船旅行は、そもそも高価で、お金がかかります。その上「オール・インクルーシブ」と謳っていて「船内では特別な支払いはありません」とか言っていても、下船後に、それなりの請求が来ます。というのも、オール・インクルーシブというのは「全部無料」という意味ではなく「基本サービスは無料」程度の意味で、どこまでが基本サービスに含まれるのかは、船や船室の種類やグレードによって違います。だから、よくよく調べておかないといけません。
そもそも、クルーズ旅行って、均一サービスではなく、船室とかコースとかによって料金や基本サービスの内容が違うのか普通だし、日本だと無料サービスでもクルーズ船では有料サービス(例:飲料水、Wi-Fi)だったりとかがあります。なので、隣の人が無料サービスでも、あなたには有料サービスだったり…なんて事も普通にあります。
特にカジュアル船は、見かけの費用を安くするために、多くのサービスをオプションにしているので、下船後の請求はそれなりのものになりがちです。
そもそもが、クルーズ船旅行ってのは、ヨーロッパの貴族相手に始まった旅行サービスなんだから、ある程度の出費は覚悟の上で参加しないと、胃袋がキリキリしてしまうよ。
2)日本食が食べたい人
クルーズ船は、たとえ日本国籍の船であっても、食事は基本的にフランス料理を始めとする西洋料理です。日本食は無いことは無くても、決して充実していません。日本のホテルや旅館の夕食のような食事を期待したら絶望します。せいぜい、食べられたとしても、朝食レベルの日本食しかないよ。夕食に寿司が並んでいるなんて、特別な船だけだよ。
クルーズ期間は結構長いです。その間、ずっと脂まみれの西洋料理を食べ続けても平気な人でないと、クルーズ船は楽しめません。
3)静寂を愛する人
これは乗り合わせた人たちにも寄りますが、日本発着便であっても、クルーズ船には外国人も乗りがちです。文化が違って国民性が違うと、弾け方が違います。大抵の人は、乗船すると興奮して騒がしくなりますし、船側もそんな人たちを止めることはまずありません。むしろ「楽しんでくれているなあ」って微笑ましく見ているのかもしれません。ひなびた温泉宿にあるような静寂さなんて、クルーズ船にはありません。基本的には騒がしいのがクルーズ船なのです。
常に“Let’s Party~!”ってのがクルーズ船なんです。おまけに船室の壁も床も天井も薄いので、音は筒抜けだから…ねえ。音はモレモレなんだよ。
4)日本風のおもてなしを求めている人
ラグジュアリー船(日本国籍の船はすべてそう)では違うようですが、カジュアル船やプレミアム船では、豪華客船と呼ばれていても、そこまで手厚いもてなしはありません。また、船内サービスも船室のランクごとに、あからさまに違います。
豪華客船だからと言って、みんながみんな、王侯貴族のような扱いを受けるのかと言うと…それは全く違います。王侯貴族が支払うような料金を支払えば、そのような扱いを受けますが、庶民向けのサービス価格だったり、成金向けのお手頃価格だったりを支払って乗船した人は、それなりのサービスしか受けられない。それがクルーズ船です。
日本とは違って、クルーズ船では、おもてなしは、有料サービスなんです。安価な船室の客は、それなりのおもてなしなんですよ。他の客と平等には扱われません。そこに我慢がならない人はクルーズ船旅行には向きません。
クルーズ船内は身分社会なのです。
5)自由を求める人
色々な場面で団体行動が求められるし、予約が必要なサービスもたくさんあります。フリープランで自由気ままな行動なんて…まずできません。そもそも、船室ごとに居住空間が違うので、行動の制限ってのがあるのです。それを窮屈だと感じる人には、クルーズ船旅行は厳しいかもしれません。
またクルーズ船にはドレスコードがあって、オシャレな服装でいる事が常に求められます。「カジュアルな服装で良い」と言っても、普段着で良いわけではありません。少なくとも外出着程度のオシャレ具合が求められます。また、クルーズ船には定期的に“フォーマルナイト”というのがやってきます。その時は“フォーマル”な服装でなければ、道も歩けないし、食事もできません。フォーマルとは、船のレベルによって内容が異なりますが、カジュアル船でもスーツ&ネクタイは必須でしょう。日本船はラグジュアリー船しかありませんが、そこならブラックスーツやタキシードが必須です。そういうオシャレが楽しめる人ならいいのですが、常に“俺は楽な服装が好きなんだ”という人は、向いていません。浴衣にスリッパなんて、あり得ないんです。
ただし、ドレスコードなんて軽く無視する、無敵な外国人(主に中国語話者)がいるにはいますが…日本人にはなかなか難しいですよね。
6)風呂好きな人
これは船次第、船室次第です。大浴場がある船や、船室に浴槽がある船は少ないです。あれば、入浴も楽しめますが、なければ、ずっとシャワー生活です。これって、実は何気にツラいですよ。私もお風呂大好き人間なので、ずっとシャワー生活でストレスは溜まりました。
江戸っ子は湯船に浸からないと死んじゃう人種だからね(笑)。
7)ウォシュレットが無いと絶望する人
これも船次第、船室次第ですが、基本的にクルーズ船にはウォシュレットは無いものと考えたほうが良いです。ほんと、ストレスが溜まります。
お尻だって洗って欲しいよね。
8)貴族趣味/成金趣味が嫌いな人
結局、クルーズ旅行って、ヨーロッパの貴族階級の人たちのレジャーなんです。で、そのヨーロッパの経済があれこれ冷え込んできて、船室が埋まらなくなってきたので、一部の客船を、東アジアの成金(主に中国、日本、韓国の富裕層)目当てに運行しているってのが、昨今クルーズ船旅行が流行っているビジネス的な事実なんだと思います。
つまり我々はヨーロッパ人のお貴族様たちのお下がりで喜んでいるわけです。
だからクルーズ旅行って、基本的に貴族趣味だし、同時に成金趣味なんです。そういう「お金ならたくさんあるよ~」って人たち向けのレジャーなので、散財に罪悪感を感じちゃうような、貴族趣味や成金趣味が嫌いな人たちとは、根本的に相性が悪いのです。質素倹約清貧な暮らしが好きな人は、絶対にクルーズ船に乗っちゃダメだと思います。
港区女子みたいな人種向けの旅行サービスなのが、クルーズ旅行なんですよ。
とまあ、私が考える「クルーズ旅行に向かない人」ってのは、こんな感じです。
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