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プロだからこそ、容姿は大切

 どんな世界でも、プロは厳しいのです。オペラ歌手世界も例外ではありません。
 かつてのオペラ歌手たちは、皆さん、太っていました。「太っていた方が声が良い」とか「舞台を最後まで勤めるために痩せていては無理だ」とか「名歌手と呼ばれる人はみんなデブだ」とか。まあ、そんな感じで、オペラ歌手って人種はみんな太っていたわけです。
 それがいつしか…ってか、1980年代頃から、オペラ界もどんどんビジュアル重視となり、特に若手の歌手たちからは、デブとかブスとかチビとかが駆逐されるようになり、普通体型で美女タイプとかイケメンタイプの歌手たちが目立つようになりました。
 21世紀になると、世間は舞台人の容姿に厳しくなりました。モデル業界では痩せすぎモデルが失業するようになりましたが、オペラ界も例外ではなく、肥満体型の歌手たちが解雇されるようになりました。
 有名な話だと、2004年に英国のロイヤル・オペラを解雇された、ワグナーソプラノのデボラ・ボイトの話が有名です。彼女は太り過ぎが原因でロイヤル・オペラを解雇された後、胃のバイパス手術を受けて120ポンド(約55Kg)やせて、その3年後に復活します。
 いくら美声でテクニカルに歌えたとしても、もはや太ったオペラ歌手を出演させてくれる一流歌劇場は無い…って事なのです。
 プロは厳しいね。
 デブはダメ…どころか、昨今のオペラ歌手さんは(特にソプラノにその傾向が強いのですが)美人揃いですよね。声がきれいで、歌が上手…なだけでは、もはや不足で、今はスタイルは普通で、容姿は並以上でないと、出演の機会を手にできないのかもしれません。
 もはや、容姿も美貌も実力のうち…という時代が到来したのかもしれません。

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コメント

  1. オペラ座の怪人の怪人 より:

    泉谷しげるさんのラジオCMで、こういうのがありまして、
    泉谷さんが親方で、
    弟子「親方~、プロは、見た目よりも中身ですよね。」
    親方「何言ってんで~ プロはなあ、見た目も大事なんだよ。」
    見た目と中身が必ず反比例の関係、
    すなわち、
    見た目が良いと、歌は下手、
    見た目が悪いと、歌はうまい、
    というのが、数十年前の「常識」だったのかもしれまへんが、
    近年、現代においては、
    練習、そして、才能(含:生まれつきの美貌、スタイル)により、
    見た目が良くて、歌もうまい歌手が出てきた、のでしょうなあ。
    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
    おしまい

  2. すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん
    >近年、現代においては、練習、そして、才能(含:生まれつきの美貌、スタイル)により、見た目が良くて、歌もうまい歌手が出てきた、のでしょうなあ。
     そうなんだと思います。ちょっと前までは、多少見た目が悪くとも、努力を重ねて実力を付ければ、ショービスの世界で頑張れたし、逆に実力が無くても、可愛ければ何とかなったわけです。でも今や、日本の芸能界ですら、それでは通用しなくなりつつあります。
     例えば、アイドル歌手さんたちの歌唱力。昔はひどい人がたくさんいましたね。今や、そんなにひどい人はいません。ほんと、上手になりましたよ。
     そういう意味では、才能だけでは世に出られない時代になってきたのかもしれません。才能+努力なんでしうね。そういう意味では、厳しい時代になってきたのかもしれません。

  3. 如月青 より:

    今でもふくよかな女性を「オペラ歌手のような」と例える文章を書く人がいますが、私が生あるいは映像で見た限りでは、1980年代には人並外れて太い歌手はパヴァロッティと一部ワグナー系の人たちだけだったような気がします。
    日本というか極東だけの傾向かもしれませんが、私が(いいトシして)密かに憧れている「レジェッロ体形」というのがあって、ソロで教わっている先生は今も昔もこういうタイプのレジェッロ・ソプラノです。
    小柄で太くはないが丸みのある体つき。可愛らしい丸顔。首は短く、四肢も短めだが小さく華奢な手足で、シンデレラの靴が似合いそう。
    中高の合唱部で、身長が150㎝ないくらいで(言っちゃ悪いが)吹けば飛びそうな感じなのに、高音がすらすらと美しく、声量も結構あるソプラノのパートリーダーがよくいますが、そういう人が音大に進学して成長すると↑のようになるのかな、と。

  4. すとん より:

    如月青さん
     おチビな人って、騎手と歌手に向いていると、ずっと昔から思ってました。
     レッジェッロ体型の女性もそうだろうけれど、テノールもチビデブ(ごめん)なテノールって(成りたいとは思わないけれど)うらやましいです。
     カラダが小さい人って、当然、声帯も短くて薄いわけで、そりゃあ高音歌手としては恵まれているわけです。私なんて、レスラー体型だし、動物に例えるとクマのようなカラダで、それでテノールやっているんだから、もうほんとに、おチビがうらやましい。
     でもカラダ…とりわけ身長は天賦のものだから、受け入れていくしかないです。

  5. 通りすがりのもの より:

    一昔前のオペラ歌手は太っていましたが、それより昔の、大戦前後のオペラ歌手は意外と太っていなかった気がしますね。
    というより声楽家は体が楽器なので食生活にも相当神経を気遣うべきであって、太るというのは声楽家の心構えに反するような気がします。
    あと、Ezio PinzaやSergeiLemeshevといった容姿の優れた歌手も大戦前後には結構いた気がします。
    まあ、オペラ自体が演出も含めて見た目重視になっている感がありますが、しかし容姿だけ優れて実力が伴わない歌手がもてはやされるのは我慢なりません。
    というより、容姿があって技術のない歌手の方が、容姿は普通以下でも技術がある人よりも重視されている感があります。
    例を挙げると、ロシアの代表的バリトンのホロストフスキーは90年代は優れた歌唱をしていたのですが、2000年代になると歌唱が崩れて、晩年は美声を吠えるだけの歌唱に堕ちていました。
    しかし彼の優れた容姿とカリスマ性から評論家は絶賛、聴衆は拍手喝采。
    歌手本人にとっても、誰も批判せず歌唱フォームを修正する機会が失ったことから、非常に不幸なことであったと思います。
    また、特に若い美男美女は歳を取ると醜くなってしまう場合も多く、容姿で評価される歌手は中年以降に行き場を無くすことも多々あるでしょう。
    容姿で評価するのは歌手にとって不幸なことであるかと思います。
    結局、多くの人にとって良い容姿というのは若者だけに与えられるものであって、容姿で歌手を評価するのは若手歌手を使い捨てすることであると言えるでしょう。
    しかし、現在、容姿第一主義的なルッキズムを批判する流れが世界で起きており、十年後には意外と実力主義に戻っているかもしれませんね。

  6. すとん より:

    通りすがりのものさん、いらっしゃいませ。
     うーん、ホロストフスキーに関しては、ある意味、仕方のないことではないかしらと思います。だって、彼って、空前絶後のイケメンでしょ? あれだけの美貌があれば、歌なんて××でも、十分客が呼べるからね。オペラは興行だから、客が呼べる歌手が正義なんだな。
     私は個人的には、容姿よりも歌唱であり、歌唱よりも声であると考えてます。オペラのお客さんたちが、みんな私のような考えなら、世界中の歌劇場に美声の歌手があふれているはずですが、現在の多くのオペラのお客さんは、美しい歌手を求めているのだから、美女やイケメンの方がもてはやされるわけです。
     まあ、デブが毛嫌いされるのは、オペラの世界に限ったわけでなく、今や西側世界じゃあ、ほぼ常識扱いで、デブはもはや、バカとか貧困とかのステロタイプに成り下がっています。悲しいなあ。
    >声楽家は体が楽器なので食生活にも相当神経を気遣うべき
     それは全くそのとおりで、声楽家が太る傾向にあるのは体重を増やしたいからなんです。スピーカーを見れば分かるけれど、重いほど大きな音量を出せると信じているようです。ただ、太り方によっては、体内の空洞が体脂肪で圧迫されるので、むしろ逆効果なんだと思うのですが…。あと、痩せて体が筋肉質になると、声が硬くなるという噂もありますが…本当なのかな?

  7. 通りすがりのもの より:

    すとんさん、返信していただきありがとうございます。
    ホロストフスキ―現象は異常でしたよね。彼のファンは熱狂的でしたし。
    ただ、ホロストフスキ―はよく見ると凄いイケメンってわけじゃないと思います。
    Alfredo KrausやEzio Pinzaの方がよっぽどイケメンと思いますし、ロシアの歌手なら伝説的テノールのSergei Lemeshevの方が圧倒的にイケメンですし、ファンの熱狂ぶりもホロストフスキ―どころじゃなかったです。
    Lemeshevの乗った車をファンの女性達が囲んで神輿のように持ち上げて家まで運んだとか(笑)(ちなみにSergei Lemeshevは冷戦で西側に知られなかっただけで、歌唱力は相当凄いです。)
    ただプラチナブロンドの髪や、何より仕草や時折見せるはにかむような無邪気な笑顔が非常に魅力的でしたね。
    異性愛者の男の私でも魅了されるているぐらいですから。
    ライブ映像を見ていると、彼の魅力にやられて、歌唱が崩れててもまあいいやと思う自分が一瞬いたりします(笑)。
    ただ、世界的なロシア人バリトンVladimir Chernovの批評によると、ホロストフスキ―は若いころは技術的に優れていたが、観客が劇的な表現を喜ぶことに気づき、筋肉的な歌唱に変えて喉を壊したとのことです。
    もしホロストフスキーが優れた容姿やカリスマ性を持たなければ、かえって声楽家として大成したんじゃないかと、残念に思っています。声は凄い魅力的でしたからね…
    人気というのは歌手にとって両刃の剣なのかもしれません。
    (ちなみに先代ロシア系バリトンのYuri Mazurokと比較すると分かりますが、ホロストフスキ―はロシアの伝統的なバリトンの歌い方じゃなく、Titta ruffoといったヴェリズモ的バリトンや赤軍合唱団の有名ソリストLeonid Kharitonovの歌唱に近い感じです。伝統的なロシアのバリトンのはVladimir Chernovが近いです)
    しかし、ホロストフスキーに関してここまで語ってしまう自分は既にホロストフスキーのカリスマに当てられている気がします(笑)
    確かに手っ取り早く客を呼べるのは容姿に優れた人を集めることですからね。現代はメイク技術の発展で容姿をある程度誤魔化せるのが幸いです。普通の人なら美男美女になれますからね。(というより劇場に美男美女が増えたのはメイク技術の発達によるものかも)
    ただ、前のコメントで最後に書いているように、欧米や、近場ではフェミニズム運動が盛んな韓国では反ルッキズム運動が盛んで、一周回ってデブを差別すべきではないという動きになりつつありますね。多分いまのアメリカでデブは貧困階層と言ったら炎上しますし、モデルもふくよかな方も採用するようになったそうです。
    ですから十年後は実力主義になるかもしれませんね。アメリカなんてアカデミー賞に人種や性の多様性を必要条件に盛り込むぐらいラディカルですからね。
    体重が重ければ良い声が出るというのは私は懐疑的で、例えば戦後に活躍した凄い声の歌手と言えば、テノールのデルモナコやフランコ・コレッリ、バリトンならバスティアニーニ、バスならチェザーレ・シエピやボリス・クリストフ、ニコライ・ギャウロフ、エウゲニー・ネステレンコらが浮かびますが誰一人としてドラム缶体形じゃないです。
    多分、声と体重は関係ないような気がします。というより昔活躍した本当の一流歌手でデブな人はほぼいないような気がします。やはり一流歌手は食生活にも相当気を付けているんでしょうね。
    これは私の推測ですが、オペラ歌手はデブじゃなくても顔や体格ががっちりしている人が多いので、体重というよりも体や顔の骨格が重要なのではないかと思います。
    あと、以前、何かの記事でオペラ歌手が太るのは公演後のディナーでご褒美に美味しいごはんを食べまくるからだと書いていたことがあって、本当の理由はこっちじゃないかと推測しています(笑)
    まあ、名歌手でデブ髭といったらPavarottiちゃんが浮かびますが、個人的に彼はイケメンじゃないけれど陽気そうな良い顔だと思いますね。まさしくイタリア人のイメージでかえって映える気がします。

  8. すとん より:

    通りすがりのものさん
    >以前、何かの記事でオペラ歌手が太るのは公演後のディナーでご褒美に美味しいごはんを食べまくるからだと書いていたことがあって、本当の理由はこっちじゃないかと推測しています
     本当の理由は、食べ物もそうだけれど、それと合わせるアルコールでしょう。舞台人は、公演後に派手な夕食を取ってガバガバ酒を飲む人が多いのだけれど、これは舞台での緊張をほぐすためなんだそうです。とにかく、酔ってベロベロにならないと、舞台の緊張が解けず、眠ることすらできない…という言い訳なんだそうです。
     特に多額のギャラをもらう、主役級の歌手たちの緊張は並大抵のものではないので、それに対抗して、アルコールの摂取量と、合わせて食べる食事量が半端ではなく…という話を某プロ歌手の方から聞いたことがあります。
     あと、体重は美声ではなく、声量と関係するようです。今でもワーグナー歌いに巨漢が多いのは、大音量のオーケストラと対抗するために、大きな声が必要だから…だそうです。逆に言えば、モーツァルト歌いには大声は不要ですから、デブな歌手は皆無なんだそうです。

  9. 通りすがりのもの より:

    すとんさん
    先ほどは長文失礼しました。
    アルコールが入ったら確かに太りますね。食事もますます進みますし、ビール腹になってしまう。
    やはり一流歌手はプレッシャーも半端ではないんですよね。となると酒に走って太ってしまうのは仕方がないかもしれません。しかしそうなるとアルコール依存症にならないか心配ですね…。アルコール依存症で歌手生命が断たれないよう祈るだけですね。
    体重が重要なのは声量を増やすためですか。やはり重たいスピーカ理論なんでしょうね。
    ただ、私はイタリアやロシアが中心でドイツ物はあまり聴かないのですが、ワーグナー歌いのヘルデンテノールで、ヴォルフガング・ヴィントガッセンやルネ・コロ、ペーター・ホフマンといった有名歌手はふくよかとは言えない気がします。
    ロシア物で言えば、ゴロヴァノフの演奏は超爆音で有名ですが、比較的痩せた歌手が楽々と演奏に負けない声量を出すんですよね。スラブ系の歌手は太っていなくても凄い声が楽々と出る。
    特にMark Reizenという痩せたソ連の有名バス歌手が、「ヴァリャーグ商人の歌」の最後のクレッシェンドで、クリストフすら余裕で凌ぐ凄まじい声量を出していて、やはり体重と声量もそんなに関係が無いような気がします。
    あとウクライナの有名テノールAnatoly Solovyanenkoも痩せてるのに凄い声量が楽々と出る。
    でも多分彼らは生まれ持った凄い喉や卓越した技量があるので体重に依存せずに済むのであって、普通だったら体重に依存しないと演奏に負けるのかもしれませんね。プロの方が体重が増えるほど声量が大きくなると言っているわけですし。
    また、日本人は喉が強くないとも聞きますので、声量を体重増加でカバーするのは致し方ないのかもしれませんね。

  10. すとん より:

    通りすがりのものさん
    >でも多分彼らは生まれ持った凄い喉や卓越した技量があるので体重に依存せずに済むのであって、普通だったら体重に依存しないと演奏に負けるのかもしれませんね
     きっとそうなんでしょうね。一流の歌手の皆さんは、才能と体格に恵まれているから一流なんだろうと思います。なんにせよ、うらやましいことです。
     声量増大には、体重以外に体の容量、具体的には共鳴腔となる頭蓋や胸部の大きさが必要になると思います。日本人は、頭小さいし、顔はのっぺりしているし、胸も薄いので、元々、大きな声が出る体格ではないんですね。そこへ行くと、ヨーロッパ人たちは、頭でかいし、顔の彫りは深いし、胸はでっぷりと分厚いですからね。楽器の性能そのものが全然違うわけです。
     声楽やるなら、日本人の体格はハンデにしかなりません。ヨーロッパ人がうらやましいです。

  11. 通りすがりのもの より:

    すとんさん
    白人の方が体格的に有利なのは間違いないですね。
    ただなぜかお隣の韓国の歌手は喉が尋常なく強いんですよね。例えば
    ・Don Juan’s Serenade – Gihoon Kim (Tchaikovsky)
    https://www.youtube.com/watch?v=4Ssdqpr54bA
    日本人は九州や西日本を中心に朝鮮系渡来人の血が流れていますから、体格的に変わらないはずなのになぜか韓国人の声は強いんですよね。
    ひょっとしたら言語の問題なのかもしれませんね。
    (この韓国人の歌唱は北朝鮮の例の有名アナウンサーの発声に聞こえなくもないです。韓国語の発声自体が声楽に向いているのかもしれません)
    ちなみに韓国人声楽家を分析した記事がこちらです。
    https://seigaku-hyoron.info/2019/02/yonghoon-lee%ef%bc%88%e3%83%a8%e3%83%b3%e3%83%95%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%aa%e3%83%bc%ef%bc%89%e3%81%ab%e3%81%bf%e3%82%8b%e9%9f%93%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%83%86%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%ae/

  12. 通りすがりのもの より:

    追記:ヨーロッパの声楽家の方が、太っていることと声の量・質は関係ないと分析している記事がありましたので、リンクを貼っておきます。
    https://kazuhisakurumada.com/opera-singer/being-fat-affects-your-voice/

  13. すとん より:

    通りすがりのものさん
     あ、まずい。私、下手くそ認定されている韓国のテノールさんたちの声…と言うか、歌い方が好きかも(汗)。あの、自暴自棄的な、勢いだけで「オラオラオラ~行くぜ行くぜ行くぜ~!」って感じが好きかも。で、そのまんま行っちゃうわけで、かつての私が目指していた楽園がこれかもしれない。
     私も(彼らほどでは無いけれど)自他ともに認めるほどに、むやみにノドは強いんです。
     もちろん、今はこれじゃダメだということは分かっていて、発声を切り替えているんだけれど、それでもやはり、こういう歌い方に惹かれますし、こんな音源を聞いていたら、また、あっという間に昔の発声に戻ってしまいそうで、とてもとても怖いです。
     ああ、罪深い罪深い…。
    >韓国語の発声自体が声楽に向いているのかもしれません)
     ううん、どうだろ? 私はやはり、彼らの気質がこういう発声にたどり着くのではないかと思いますよ。なんと言うか、激高しやすい性質? あっという間にクライマックスな性格? 熱情的というか何というか…。うむうむ。

  14. 通りすがりのもの より:

    すとんさん
    ああいう力で押し切るような歌唱に惹かれる気持ちは分かります。私も昔はああいう歌唱が好きでしたから。
    多分現代人は昔の人と違ってロックとかヘビメタとかで力づくで叫ぶ系の表現に慣れているので違和感を感じないのでしょうし、むしろ好感を覚える可能性すらあるんでしょうね。昔はヴェリズモ系のTitta Ruffoでさえ、叫んでいるようだと批判されていましたから。
    韓国人の熱情的な性格による可能性はありますね。彼らと友人になると、結構プライベートに踏み込んでくることもありますが、本当に親切な人が多いですし
    ちなみに韓国人歌手の批評記事が載っているこのブログは声楽家の方が書いてくださっているのですが、参考になるのでおすすめです。
    https://seigaku-hyoron.info/

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