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金魚のオスメスの見分け方(2024年版)

 金魚のオスメスの見分け方って、簡単ではないですね。そもそも魚類の雌雄の判別なんて簡単なはずはありません。まあ、お腹をさばいて、そこに卵があるか白子があるかで判別するなら、そうそう難しくもないのですが、生きたままの判別はなかなか難しいです。

 一応、素人でも分かりやすい判別方法としては、追星の有無があります。エラ蓋にブツブツがあるのがオスで無いのがメスですが…これってそんなに分かりやすいですか? 私の経験上、オスだからと言って追星が出てくるとは限らないような気がします。おまけにこれ、繁殖期限定の判別方法なんだけれど、室内飼をしている金魚の繁殖期なんて、よく分からないよ。

 次によく言われるのが、肛門の形や大きさです。もっとも金魚の場合は“肛門”ではなく“総合排出孔”と言うのが正しいようですが、分かりづらいので肛門と言っておきます。で、その肛門の形が丸いのメスで、細長いのがオスです。

 それに伴って、太くて長くて立派なフンをするのがメスで、そうではないのがオス…という見分け方がありますが、私の経験上、琉金や和金はオスメス問わず、フンが立派です。もちろん、琉金のメスのフンはオスのフンよりも立派ですが…そんなの素人には判別が難しいですよね。

 結局、金魚のオスメスの見分け方なんて、簡単にはいかないのです。

 しかし、10年以上、金魚を買い続けて見続けてきた私は、金魚の体型で雌雄の判別ができるようになりました、ようやくね。

 人間だって、男と女では体型が違うように、実は金魚もオスメスで体型が違うんですよ。オスはオスの体型があり、メスはメスの体型があります。なので、コツをつかむと割と判別しやすいかな?って思います。

 金魚のオスは一般的にシュッとしています。凹凸の少ない流線型っぽい体型をしています。一方、金魚のメスは一般的に豊満な体型をしていて、ポヨンとしています。腹部が太くて丸いんですね。背中はオス同様にシュッとしていても、そこからボボンと膨らんでいるのがメスです。金魚のカラダを上から下へ輪切りにした時の切り口が、楕円形なのがオスで、涙型なのがメスです。

 とは言え、これらの特徴は、人間同様、大人になった金魚にのみ現れる特徴です。金魚すくいなどで得た金魚は、たいていまだ若く、オスメスの特徴がきちんと出ていない子が多く、成熟する前に死んでしまうモノが大半なので、そういう意味では、金魚すくいの金魚の雌雄の判別は難しいと言えます。

 少なくとも、アタマから尾びれの根本までの長さが5cm程度まで育たないと、なかなかオスメスの見分けは難しいなあと思います。

 あと、金魚のオスメス比は、圧倒的にメスが多いので、金魚を見たら「たぶんメス」って思っていても大丈夫です。しかし、美形な金魚は高確率でオスだったりします。なにしろ動物界は、たいてい、オスの方が美形なのです。おそらく金魚もその例から外れないのでしょう。

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