あの暑かった夏も、ようやく遠ざかり、日陰に入れば、空気もひんやりとする秋が、ようやくやってきました。秋と言いますと、皆さんは何を思い浮かべますか? 「読書の秋」、「食欲の秋」…でしょうか? 私は月並みですが「芸術の秋」、とりわけ「音楽の秋」を感じます。
いやあ、実際、秋になると、プロアマ問わず、演奏会がメジロ押しじゃないですか? 私は秋になると、毎週ごとに、何かしらのコンサートに出かける事になっています。さらに、私は冬に本番を迎える事が多い(第九とかメサイアとかフルートの発表会とか)ので、やはり秋は追い込みのシーズンだったりします。やっぱり、秋は音楽な私です。
さて、そんな中で、今年の秋、一発目に取り上げるのが、いわゆる“市民音楽祭”って奴には付き物の“アマチュア音楽家合同発表会”って奴ですね。ウチの方では「クラシック・コンサート」と呼んでいます。このコンサートに今年も観客として出かけてきました。
ちなみにこのコンサート、妻の知り合いや友人たちが大勢参加していたのですが、妻は友人たちから「あなたは歌わないの?」とか「旦那さんと二重唱しないの?」とか散々言われたそうです。
なんなら、来年のコンサートには、出場してやってもいいんだぜえ~。後悔しても知らないぞぉ~(笑)。
さて、当地のアマチュア音楽家合同発表会は、二部構成になってまして、第一部の方は、幼児から高校生までの子どもたちのピアノ演奏会になってますので、そちらはパスして、第二部のオトナの部の方だけを見てきました。開演時間は午後3時半から7時過ぎまでの約3時間半。出演者は、ピアノ関係が13組、フルート関係が4組、声楽関係が8組の、合計25組の方々でした。出演者の約半分を占めるピアノ関係はブログ的には華麗にスルーして、フルート関係と声楽関係に関してだけ感想を述べたいと思います。
フルート関係では次の曲が演奏されました(演奏曲数が演奏者の数が一致しないのは、1団体で数曲演奏している方もいらっしゃるからです)。
シュターミッツ作曲「フルート協奏曲第1楽章」
フォーレ作曲「ファンタジー」
リャードフ作曲「プレリュードop11-1」
エネスコ作曲「カンタービレとプレスト」
テレマン作曲「ソナタ」
バッハ作曲「G線上のアリア」
七瀬あゆこ作曲「オールド・ローズ」
実は、タクタキシヴィリの「ソナタ」も演奏されるはずでしたが、奏者の方がお休みされてしまったので、この曲は無しでした、残念。
まず感想ですが、演奏者はほとんど女性でした。それも美人ばかり、やっぱり“フルーティスト美人説”はまだまだ有効でした。そんな中、高校生ぐらいの男子が頑張っていました。ちょっと背伸びした曲をやっていましたが、その努力の跡をオジサンは認めたい! 男子学生がフルートを吹いていると、何かと肩身の狭い思いをするかもしれないけれど、ぜひぜひ頑張ってほしいです。そして、美人な彼女をゲットしてもらいたいです(本当にね)。
昨年もこのコンサートを聞きましたが、あれから一年、どうやら私のフルート耳も成長してきたようで、今年は割とはっきりと、演奏者による音色の違い、特にキレイな音色と汚い音色の違いがよく分かるようになりました。
どうやら、アマチュアフルーティストには、二種類のタイプの方がいらっしゃるようです。一つのタイプは丹念にしっかりとフルートを鳴らしてくるタイプの奏者。もう一つは巧みな指さばきで動きの多いフレーズを吹いてくるタイプです。
アマチュア奏者はアマチュアだから、あまり完璧ではなく、一つを取れば、もう一つはイマイチだったりします。
しっかりとフルートを鳴らしてくるタイプの方は、だいたい美しい音色で曲を奏でます。おそらく使用している楽器もいい楽器なんじゃないかな? ただ、音の美しさばかりが目立ち、技巧的には難しい箇所も、苦労して演奏している割りには、さほど難しそうには聞こえず、曲も地味な感じに仕上がっています。なんか、努力が報われない…って感じで、ちょっと残念です。
一方、巧みな指さばきの方は、実に細かい動きのフレーズの曲を吹いてきます。派手です。「どう? アタシってフルート上手でしょ」と言わんばかりの演奏です。
昨年までの私なら「すっげー、上手いな~」と感心した事でしょうが、今年の私は「確かに指は動いているけれど、音が汚くてイヤだな。なんかオーバーブロー気味だし、音色が飽和している感じで、聞いていてツライナア…」と思いました。おまけにだいたい、その手の人の演奏って、ちょっと音痴で、ピアノとケンカしているんですよね。
フルートは音量や運動性ももちろん大切だけれど、それはまず、美しい音色があってこそのものだなって思いました。なので、こっちの方向は、私が目指している方向とは違うなあって感じました。
他山の石ではないですが、私は、二兎は追わずに、まずは美しい音色でフルートを奏でられるようになろうと思いました。
な~んて、エラそうに書いたところで、じゃあ、私がその曲を吹けるのかと言われれば、全然、吹けないので~す。ごめんね、エラそうに書いて。でも、聞いていて「もういいや」って気分になっちゃった事は確かなんです。
フルーティストさんもたくさん出演しましたが、当然、それらの伴奏を担当するピアニストさんも、たくさんいました。そこで私が改めて思った事は「フルートって、やっぱり繊細な楽器だな」って事です。
会場のピアノのフタが開いていたって事もありますが、多くのフルートの方が、音量的にピアノに負けていました。ってか、ピアニストさんがフルートに合わせてくれなかったというべきかな? フルートなんて、大きな音が出ないのだから、その小さな音世界にピアノの方が合わせてあげればいいのに…と思いましたが、おそらくピアノはピアノで、精一杯だったんでしょうね。だから、アマチュアのコンサートって、スリリングなんです。
奥様がフルートで、旦那様がピアノ伴奏というカップルが一組いらっしゃいました。そこは、演奏の息もバッチリだし、音量バランスもよかったです。何よりも、演奏中、常に相手を思いやっている感じがよく伝わってきました。演奏も破綻がなく、聞いていて、夫婦で同じ舞台で演奏するって、本当にいいものだなあ…って思いました。このカップルが私の中での、ベスト・フルート賞です。
さて、声楽の方です。演奏された曲は以下の通りです。(演奏曲数が演奏者の数が一致しないのは、フルート同様、1団体で数曲演奏している方がいらっしゃるからです)
ワーグナー作曲「イゾルデの愛の死」
グルック作曲「あぁ、私のやさしい熱情が」
木下牧子作曲「さびしいカシの木」
ガルダーラ作曲「たとえ、つれなくても」
スカルラッティ作曲「貴女が私の死の栄光を」
モーツァルト作曲「ぶってよ、マゼット」~オペラ「ドン・ジョバンニ」より
越谷達之助作曲「初恋」
カッチーニ作曲「アマリッリ」
トスティ作曲「セレナータ」
新実徳英作曲「アルデバラン」
レオンカバッロ作曲「マッティナータ」
團伊玖磨作曲「ひぐらし」
磯部俶作曲「松の花」
ハイジェッロ作曲「いとしい人が来る時」
ここに妻の友人たちが多数出演していました。ちなみに声楽には男声歌手の方は一人もいませんでした。実に残念です。
曲目を見れば、容易に想像できますが、やはりワーグナーを歌った方は別格でした。なんか、この歌唱を無料で聞いてはいけないような気がするほどに、見事な歌でした。まあ、人前でワーグナーを歌おうなんて、そりゃあ、ハンパな力量で出来るはずないのですが…。本当に素晴らしかったです。
妻の友人たちは、普段は某合唱団で歌っている方々で、今回はソロにチャレンジしましょうって事で、このコンサートに参加したらしいです。普段、合唱でしか歌っていない人たちですから、一人で舞台に上がって歌うというのは、本当にチャレンジだったようです。なにしろ、舞台で聞こえるのは自分の声と伴奏ピアノだけですからね。裸になって人前に立つ様な気分だったかもしれません。でも、皆さん、そんな状況をなんとか克服して頑張っていました。
それにしても皆さん、合唱の人ですから、歌い方が実に丁寧できちんとしてます。イタリア歌曲なんだから、もっと遊び心を優先して、声を堂々とひけらかして、自己を思いっきり解放して歌えばいいのに…なんて思っちゃう私は、声楽バカなんでしょうね(笑)。それと、長いこと合唱をやっているせいか、たいていの人が“合唱サイズ”の声で歌っていました(そりゃあそうだね)が、中には、ちょっとサイズ的にはみだしている人もいました。また、そういう人に限って美しい声だったりするんです。「ああ、合唱をやるにはもったいない声だなあ…」と数名の方に関しては思いましたが、それは余計なお世話ってモンでしょうね。
しかし、日本語の歌を、声楽的に美しい声で歌うのは、アマチュアにとって、本当に難しいですね。声を美しくすると、日本語の発音が不明瞭に感じられ、日本語の明瞭さを優先していくと、声が平べったくなります。やはり、プロはすごいです。声の美しさと日本語の明瞭さを両立させた歌い方をするんですからね…。アマチュアの演奏を聞くと、改めてプロのすごさを感じます。
それと、声って(実年齢はともかく、見かけが老いている人ほど)確実に老化しますね。上手い下手ではなく、老化してしまった声って、特徴的だなって思いました。また、実年齢は相当いっているはずなのに、見かけが若い人は、声も若々しくて、全然老化していなんですね。これも不思議と言えば不思議。どういうメカニズムになっているんでしょうね。
しかし、フルートも歌もピアノも、最初の1音を聞くだけで、その人の力量が分かるって、なぜでしょうね。
来年、私がこの発表会に出るとしたら、声楽で出ようかな? それともフルートの方がいいかな? それとも両方(笑:そりゃあムリポだな)。その前に、伴奏者を探さないと…ね。この発表会は伴奏者持参なんですよ(何気にハードルが高いんです)。
コメント
素敵ぢゃなーいっ!
音色が綺麗なフルーティストさんは技巧に走る人よりきれいだとワタクシは思いたい(笑)
やっぱり生を聴いて耳を育てないといけませんわねぇ[E:flair]
奥様フルート、旦那様ピアノ、素敵すぎるぅ!!
ダーリンは子供のころピアノ習っていたくせに弾けないんだもん[E:coldsweats01]
声楽の方が気になりますが、知っている曲が少なくて・・・[E:crying]
すとんさま、来年はぜひお出になるとよろしいかと[E:note]
もちろん奥様とラブラブな二重唱で[E:heart04]
あ、オブリガードでフルートで支えて差し上げるのもいいかもっ!!
ピアノは・・・CD音源探す?
連日の書き込み 失礼します
アマチュアのコンサートでは
音を大切にする奏者とテクニックに走る奏者がおられるというのはよくわかります。
昨日 発表会 で バッハ をと言いましたが 発表会はレッスンの一環ですので
どうしても テクニック重視なのは 仕方がないと思います
コンサートでは、お客さんに楽しんでもらう(自分も楽しむ)選曲をすべきです(アマチュアは)
参加しているアンサンブルでも 吹奏楽団でも コンサートの選曲では
70点の演奏をするのか 100点満点をめざすのかで いつも 議論になり、
100点満点をめざす選曲となり、練習を積み重ねます
アンサンブルでも 楽団パート練習でも 自分の弱点が本当によくわかります
一時は 自分はフルートにむいていないと落ち込みました
でも 成長する自分が いまは本当に 楽しいです
アマチュアの方の演奏って妙に心を惹かれることがあります。なまじなプロだったらサーッと引っ掛かりなく過ぎてしまうのでしょうが 一生懸命さが補っていると言うか、そういうのって好感もてます。でもでも、え、ピアノの蓋開いてた?おまけにフルートに合わせない?もう失格ですね、ンなのは[E:impact]フルートの曲は全然分からないですが フォーレって好きです。彼のヴォカリーゼをフルート演奏したのがありますが 中々ですね。バッハは例の組曲二番くらいしか知りませんが いつかコーヒーカンタータの女の子のに挑戦したいです。こちらの発表会は11月ですが やはり男の方は少なくて、去年は初めて白一点、トスティの最後の歌でしたが とても素敵でした。すとん様も来年はぜひお出になっては?
プリロゼさん
アマチュアはテクニック習得中の方も多いので、どうしてもテクニック重視な方向に行く人が少なくないと思います。実際「あの難しいフレーズが吹きたい!」って願望は誰にでもあるし、他の人が吹けないような曲をサラサラ吹けると、優越感のようなものも感じるしね。だから「どう、私って上手いでしょ」っていう演奏は、聞いていて微笑ましいですよ。
本来はテクニックと音色の両立ができればいいのですが、それはアマチュアにはなかなか難しいですね。テクニックか音色かの選択ならば、今の私は音色を取りたいかな…って感じです。
>奥様フルート、旦那様ピアノ、素敵すぎるぅ!!
実際、すごく素敵でしたよ。旦那様がピアノってのが良いのかもしれません。奥様がピアノで旦那様がフルートの組み合わせよりも、夫婦愛が強そうでしょ(偏見かな?)。
ウチは、私も妻もピアノが弾けません。頼みの綱は息子ですが、こいつにはそれなりに金をかけてピアノのレッスンに通わせているのですが、一向にまともにピアノが弾けるようになりません。なにしろ、ピアノのレッスンに行って(あまりにピアノの練習をしていないため)歌を歌って帰って来ちゃうくらいですから(涙)。息子がピアノ弾けるなら、ぜひ専属のピアニストにしたいのですが、なかなか難しそうです。
>声楽の方が気になりますが、知っている曲が少なくて・・・
大半の曲が、声楽初心者が取り組む「イタリア古典歌曲」ばかりですから、プリロゼさんもすぐにお馴染みになれますよ。お馴染みすぎて、前で出演者の方が一生懸命歌っているのに、私の隣で小声で口ずさんでいた人がいたくらいですから(意外と耳につくんですよ)。
>ピアノは・・・CD音源探す?
一応、伴奏音源不可です(笑)。それにやってみると分かるけれど、クラシック系声楽の曲を、カラオケで歌うのは難しいですよ。なにしろ歌はナマモノだから、テンポは常に揺れるし、声だって、その日の調子でひけらかす度合いが変わってくるし(爆)。フルートではメトロノームを使っての練習は常識ですが、歌の練習でメトロノームなどを使ったら「???」って思われますよ。
しんじさん
連日の書き込み、大歓迎でございます。遠慮はいりませんよ、むしろ、うれしいです。
>発表会はレッスンの一環ですので、どうしても、テクニック重視なのは、仕方がないと思います。
そうですね、特にお教室主催の発表会だとそうならざるを得ませんね。それにアマチュアは演奏の機会が少ないので、一つ一つの演奏会に、今の自分の全力で取り組みたいものだし、そうなると、テクニック的にギリギリの線を狙いたくなりますよね。私も経験がありますが、テクニック的にギリギリの線で行くと、フルートって音色が壊れるんですよ。本当は、テクニック的に余裕のある曲でいけば、音色にも気を配っていかれるのですが、そこができないのがアマチュアですし、音色を捨ててもテクニック重視で突っ込んでくる演奏は、それはそれで潔いです。
>いつも 議論になり、100点満点をめざす選曲となり、練習を積み重ねます
アマチュアなら、そうでなきゃ! もしも100点満点を狙ってコケても、それはそれでお客さまは納得するものです。我々観客は、そういう熱いスピリットをアマチュアの演奏に求めているのですから。
>でも 成長する自分が いまは本当に 楽しいです
私もです。「少年老いやすく学成り難し」と言いますが、老いてもなお成長する自分が、とても愛しいです。
グレッチェンさん
アマチュアの演奏は上手なことに越したことはないけれど、私などは、演奏が上手な事よりも『熱い思い』や『一生懸命さ』や『努力の跡』などを感じると、良いなあって思います。
はい、ピアノの蓋はしっかりと開いてましたよ(笑)。声楽ならピアノに勝てます(ワーグナーを歌った人は二台ピアノの伴奏で、蓋は全開バリバリでした:笑)が、フルートでは何をどうやってもピアノには勝てませんので、ピアニストさんには“気遣い”ってやつが必要ですよね。おそらく、一生懸命、気を使いながら演奏していたのかもしれませんが、舞台の上と客席では聴こえ方が違いますからね。フルートの音を客席までしっかりと飛ばすってのは、アマチュアの方だと、なかなか難しいのかもしれませんね。
>やはり男の方は少なくて、
そうなんですよね。どこのアマチュアの演奏会に行っても、出演者は女性ばかりなんです。私は女性を見るのも好きなので(笑)、女性ばかりでも文句はありませんが、もう少し男性にも頑張ってほしいなあって思いますし、楽器ならいざしらず、歌では女性は男性の代役にはなれませんからね。女性ばかりでは“愛の二重唱”などは無理ですから。アマチュア男性歌手のみなさんには、頑張っていただきたいものです。はい、もちろん、私も頑張りますよ。
>すとん様も来年はぜひお出になっては?
「出るなら、キング門下として、恥ずかしくない歌を歌ってください」と先日、キング先生から釘を刺されました(汗)。へへへ、ハードルが高いんですよ。
フルートの先生も指が良く回り早いフレーズも吹ける事よりも、
まずは一音一音しっかりとした音で吹くのが大事だとおっしゃっていました。
ただ・・・指さばきが華麗な曲って憧れる気持は分かります。
やっぱり知らない人からすると「凄い!!」っていう風に見えちゃうでしょうし、
速いフレーズを吹いている自分に酔っちゃいそうになりますしね(笑)
でもゆったり目のフレーズを良い音色でじっくり聴かせるのも
それはそれで難しいから大変ですよね。
・・・指の方にあまり労力が割かれないのは救いなんですが。
これとは別にピアノの先生にも同様の事を言われました。
次回の発表会の曲を相談したのですが、
出だしは緩やかなものの、中盤〜ラストはかなり速いフレーズの応酬でしたので、
そういう曲を無理してやるより、ゆったり目の曲で音色をじっくり聴かせる
曲の方が今の実力に合っているとの事で、ショパンのノクターンになりました。
華麗な曲ってどうしても憧れちゃいますが、
今もっている実力でその曲の持っている魅力を
しっかり引き出せる選曲が大事なのかな・・・と思いました。
速い曲だとフレーズをなぞるだけで精一杯になってしまいますしね。
神楽坂雪華さん
>指さばきが華麗な曲って憧れる気持は分かります。
ですよね~、私も憧れちゃいます。それと、テクニカルな曲って、実はその難しい部分さえクリアすると、何となく聞ける程度の仕上がりになる事が多いのも演奏する側からするとうれしいですね。
逆に音色を聞かせるような曲は「これで良し」という終わりがない上に、やっぱり難しいですよね。
>今もっている実力でその曲の持っている魅力を、しっかり引き出せる選曲が大事なのかな・・・と思いました。
ですね。でも問題は、自分にどの程度の実力があるのか、自分ではよく分からないって事です。でしょ? あと、曲によって、自分の持ち味と合う合わないってのもあるし…。そうなると、選曲って難しいです。そこはやはり、先生のアドヴァイスってやつが欠かせませんね。
自分の事は自分が一番よく分からない…何の世界でもそうなんでしょうね。
こちらのブログはちょこちょこ拝見しています。
私も専属ピアニストほしいです。
今、フルートで亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)やっていますが、ピアノと合わせるのが難しい曲なので伴奏に慣れようと思い、我が家のピアニスト(ヤマハCVP403)のインターネット配信されている亜麻色の髪の乙女(ピアノ演奏)に合わせて練習してました。
そしましたら、先生とまったく解釈が違っていてレッスン時にドハマリしました。
わかさん,いらっしゃいませ。
先日、某ピアニストさんから「ゼッフーンを買ってくれたら専属ピアニストになって、あ・げ・る(はぁと)」と甘い誘惑を受けたところです(悩)。
私もカラオケを使って練習する事は多いですが、カラオケ練習は悩ましいですね。カラオケがあるから、おおざっぱに合わせの練習が出来ますが、カラオケとピアニストは違いますから、細かいところでの食い違いってのが、どうにもなりません。また、その“細かいところ”の違いが致命的だったりするんですよね。
>先生とまったく解釈が違っていてレッスン時にドハマリしました。
ああ、よく分かります。これを回避する方法はただ一つです。それは『オレ様(女性なら姫様)に徹した演奏をする』って事です。相手がカラオケであろうが、生きたピアニストであろうが、しっかりと自分を以て、自分の気持ちにブレない演奏をするしかないです。それが、ソリストの生きる道…じゃないかなって思ってます。
って、結局、オレ様のいいわけをしているだけかもしれませんが(笑)。