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2021年Y門下発表会 その3 第一部歌唱です

 昨日の記事の続きです。
 昼食後は楽屋に戻って、皆さん方と世間話をしながら時間を潰します。やがて開場時刻になったので、本番用の衣装(タキシード)に着替えます。タキシードって、着慣れていないせいもあって、着替えに約30分もかかるんですよね。いやあ、大変大変。
 今回の衣装は昨年と同じで、丈を長めに誂えたタキシードと、黒ボタンの立ち襟のシャツ、エンジ色の蝶ネクタイとカマーバンドとハンカチ。いい感じの舞台衣装です。靴は靴底がフェルトで出来ている舞台用の靴です。これって、履き心地がとても良いのです。
 今回はこの衣装で全6曲歌います。6曲ですよ、今年は曲数が多いです。他の人たちは大曲を2曲という感じですが、私は小さめの曲を5曲と陰歌を1曲歌います。曲数が多いのは、大曲を歌いきれるほどの体力が無いのが、大きな理由です(笑)
 さて、本番が始まりました。今回は、F先生がピアノを教えているお嬢さん方のピアノ発表会も兼ねているので、まずはピアノ発表会です。ピアノが終わったら、声楽発表会です。トップバッターは…私です(汗)。
 第一部の私は、メンデルスゾーン尽くしです。「Auf Flügeln des Gesanges/歌の翼に」を歌ったら、ちょっとだけ間をあけて、オラトリオ「エリア」の3番「Zerreißet eure Herzen/汝らの衣ではなく」と4番「So ihr mich von ganzem Herzen suchet/心をつくして求めれば」を続けて歌います。結構シンドいです。
 まずは「歌の翼に」ですが、とにかく、声の消耗を抑える事を第一に意識して歌いました。ここで声を使い切ってはいけませんからね。舞台袖のY先生からは「だいぶ冷静になって歌えていましたね」とお言葉をいただきました。歌としての出来はともかく、声の消耗は最低限にできたと思います。
 さて、問題の「エリア」です。3番は…声を抑えて歌ったつもりですが、やはり多少は声を使ってしまいますね。腹筋もガンガン動かして歌っていたつもりですが、妻曰く「やっぱり腹筋が足りないよねえ…」との事です。やはり腹筋やら声の支えやらは、まだまだで、結局ノドに頼って歌ってしまったみたいです。残念。力んで歌っても、良い事はひとつもありません。そんな事は今までの失敗で十分に分かっているはずなのに、懲りずに繰り返しています。ダメなやつです。
 4番は…歌っているうちに声が無くなってしまいました。うわあ、こんなに注意して歌っていたのに、たった3曲なのに、声が保ちませんでした。残念、無念。この曲はABA’形式なのですが、A’の部分は青色吐息で、目の前がチカチカしながら歌ってました。特に高音部はノドの力に頼っていましたね、完全に。ダメじゃん。完全に失敗パターンです。
 実際の歌唱はこんな感じです。いつものことながら、ひどい歌唱になってしまいました。歌っている時は、ここまで酷い出来とは思っていないので、案外、良い気持ちになって(とは言え、声はだいぶ減っていて苦しいは苦しいのですが、気分はノリノリなんですよ)歌っていたけれど、こうして録音を聞いてみると、声は苦しげだし、音程は甘いし、ところどころ破綻しているし…これじゃあネットにアップするのもためらわれましたが、普段偉そうな事を書いている手前、やはりここは恥を世間にさらして置かなければフェアではないと考えてアップします。十分に反省と後悔はしておりますので、お手柔らかにお願いします。
 まあ、まあまあまあまあ…多少の破綻と事故はあったものの、とりあえず第一部の歌唱は終わりました。舞台袖に引っ込んで、Y先生から「ご苦労さま」と声を掛けていただいて、楽屋に戻りました。
 続きはまた明日。

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