さて、お待たせしました。今年の声楽発表会の記事ですが…最初に書いてしまうと、今年は「勝ち負けで言ったら、負け」の発表会でした。私の中では惨敗。散々だったのよ。
今年は、前日までは絶好調だったんです。体調も良く、歌も素晴らしい感じで歌えていました。これは本当に発表会が待ち遠しい…そんな感じだったんですよ。
それが何故か、前日から当日にかけて、全く眠れなくなってしまったのです。一応、私、自分の睡眠は睡眠アプリで管理しているのですが、そのアプリでも睡眠時間が“0時間0分”だったのですよ。そんな事は、長く生きていて初めての経験でした。
いつもどおりの生活をして、いつもどおりの時刻に、いつもどおりに布団に入ったのですが、そこから全然眠くならないのです。頭の中が勝手に活動して、どうでも良い事(本当にどうでもいい事なんです)が次から次へと思い浮かんで、全く頭が休めませんでした。
それでもカラダは休めないといけないと思って、目をつぶって、布団の中でじっとしていました。一応、エアコンをかけて寝ているのだけれど、いくら部屋を冷やしても、カラダが熱くなり汗が止まりません。寝苦しくてたまらないので、少しずつ部屋の温度を下げていったのだけれど、さすがに22度まで温度を下げたら、そこから下へは(心理的に)温度を下げられませんでした。だってね、汗でびっしょりになっているのに、さらに室温を下げたら、今度は風邪をひいてしまいます。やむをえず、その設定温度のまま寝ていたのですが、結局、そのまま朝になり、活動開始時刻になってしまいました。
なので、前日までは元気いっぱいで体調も良かった私でしたが、そんな夜のうちに体力を使い果たし、起き上がった時は、ちょっと疲れ気味だけど、それなのに頭はちゃんとすっきりしているんです…という、何ともな状態でした。
一体、あれはなんだったのだろう? 次の日が楽しみすぎて興奮して眠れない? 小学生じゃないんだから(笑)。それに、今までの人生で、発表会以上に楽しみな事なんて、いくらでもあったし、そんな日もしっかりと寝てきたし、不眠症とは無縁な人生を歩んできた私です。なのに、なぜ? いきなり眠れない!
発表会は楽しみでしたし、今回は難しい歌がばっちり歌えそうだったので、本当に期待もしていました。だけど、別に興奮状態ではなかったし、布団に入るまでは普通に冷静でした。最近は、寝付きもよく、布団に入ると、すぐに寝息をたてて寝てしまう人だったので、こんなに眠れないという経験も人生初でした。
発表会当日は、一晩寝ていないのだから、きっと昼間眠くなってしまう…と心配していましたが、一度起き上がってしまったら、むしろ普段どおりで、全然眠くなりませんでした。ですから、発表会が終わった日の夜になっても、全然眠くなくて、このままだと2日連続で徹夜してしまうかも…と心配して、布団に入ったら、案外、すぐに寝てしまいました。やっぱり、すぐに寝ちゃうのが私だよね。これが平常運転です。
だからこそ、発表会の日の寝不足(ってか不眠)が、実に実に不可解だったわけです。
翌日、某所でお医者さんと話す事があったので、その件を相談したところ、やっぱり「その声楽発表会とやらが楽しみで、自覚はしていなかったのかもしれないけれど、やはり興奮していて、眠れなかったのだと思いますよ。もし気になるなら、睡眠導入剤でも使いましょうか?」と言われました。
薬はきっぱりお断りをしましたが…第三者的視点で見ると、やっぱりそうなんだな。
翌日の発表会が楽しみで眠れない…なんて、なんか恥ずかしいです。
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あ、そうそう、発表会では4曲歌ったので、最初に歌った、イタリア古典歌曲の「Danza, fanciulla gentile/踊れ、優しい娘よ」をアップします。
ちなみに、これがこの日のベスト歌唱です。これでベストですよ。信じられないでしょ。ああ、穴があったら、深堀りして、入りたい(涙)。
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