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2015年クラシックコンサートに出演してきました その1

 本番に向けて、大切な睡眠をたっぷり取る予定だったのですが、寝入ってまもなく、左足の太ももに激痛が走り、目覚めてしまいました。

 いやあ、人って、あんまり痛いと目覚めるものなんですね(遠い目)。とにかく、左足の太ももの前面が痛くて痛くて、思わず全身から汗が吹き出しました。寝ぼけた頭(激痛で目覚めたものの、やっぱり頭は寝ているんですよね)で「足がつった!」と判断した私は、つっている左足を必死に伸ばしたところ、さらに痛みが増してきました。おまけにつっている左足の太ももが痙攣しはじめました。あまりに苦しんでいるので、妻が「救急車を呼ばなくていいの?」と尋ねてきましたが、足がつったくらいで救急車を呼ぶなんて、あまりに恥ずかしすぎます。散々激痛で苦しんでいるうちに、寝ぼけた頭もだんだんクリアになっていき、いつもの“ふくらはぎがつった時”は、ふくらはぎの筋肉を伸ばすために、足を伸ばして痛みを軽減したのなら、太もも前面の筋肉を伸ばすには…足を伸ばすのではなく、逆に曲げた方が良い事に、ようやく気づき、痛い左足の痛みをこらえて、足を曲げていったところ、やがて痛みが少しずつ軽減していきました。

 小一時間、太ももの痛みと格闘して、散々うなって声帯を傷めつけて、時間を確認すると、まだ真夜中、もう一度しっかり寝る事にしました。

 が、今度は明け方に近い時間、逆の右足のふくらはぎに激痛が…! またも痛みで目が覚めて、しかし今度はよくあるふくらはぎの激痛なので、寝ぼけた頭でも適切に対応できて、時間を確認して、三度寝をして、結局、目覚めたのは昼過ぎでした。

 私、休日は、平日の2~3倍の睡眠を取ることにしているので、昼過ぎに起きる事自体は、通常の休日の行動なんですが、それにしても、二度も激痛で目覚めた事と、その度にうなって、ノドを痛めたせいか、なんか寝た気はしないし、声もガサガサ。参ったなあ…と思ってみたものの、後悔先に立たずで、諦めて起床しました。

 居間に下りて、朝食兼昼食を食べて、軽くパソコンをして、持ち物の準備をして、発声練習をして、いよいよ会場に向かって出発です。昨日は無自覚的に声が出なかったけれど、今日は声が出ない事が自覚できるほどに調子が悪いなあ。参った参った…と思いながら会場入りです。

 会場へは自宅から徒歩で向かった私でしたが、その間、ずっと無口な私でした。なんか、しゃべるのも、かったるいって感じだったんです。

 会場には楽屋口から入り、すぐに楽屋に入って、タキシードをロッカーに入れます。

 このホールには楽屋が4つあるのですが、1つは本部用、2つは女性出演者用で、残りの1つが男性出演者用なんですが、男性出演者なんて、ほとんどいないのですよ。混声合唱団の男性メンバーと、男性のピアニストさんが1人と、ギター合奏団の男性メンバーと、私だけなんですが、混声合唱団の人たちは楽屋を使わない(自宅から本番衣装で集合…のようです)し、ピアニストさんも本番衣装で会場入りをしているので楽屋を使わず、ギター合奏団の方々はリハーサル室を楽屋として使うので、この楽屋は使わないので、男性用楽屋は、ほぼ私個人の個室同様なので、なんとも落ち着く空間だったりします。

 楽屋に荷物を広げて、すぐに客席に向かいました。一応、他の出演者の方々の演奏も見るわけです。だって、出演するだけじゃモッタイナイでしょ?

 クラシックコンサートって、出演者の大半がピアノなんです。で、残りのほとんどが歌手で、その他わずかにクラリネットとかフルートとかクラシックギターとか、そういう器楽演奏が入ります。つまり、ほとんどオトナのアマチュアピアニストさんたちの合同発表会みたいな感じなんですよ。

 で、そのピアノの出演者の皆さん方が、上手なんですね。いやあ、アマチュアピアニストさんたちを、なめてはいけません。なかなか聴き応えありますよ。

 一方、歌手の方は言うと…玉石混交ってのが正直なところです。上手い人もいれば、そうでない人もいるし、ベテラン組もいれば、いかにも初心者でございますって人もいます。ただ、今年は例年になく、歌手の出場者が多いような気がしました。

 声楽関係者の出演は、だいたい3グループに分かれているようです。で、私はその3つあるグループの一番遅いグループで歌います。2番めのグループが本番で歌っている時は、ちょうど当日リハーサルをしている時なので、私が聞けるのは、最初のグループの歌唱だけなんですが…やっぱり玉石混交でした。上手いのだけれど声が全然飛ばずによく聞こえない人とか、声は聞こえるんだけれど技術的に不安定な人とか、声もよく飛ぶし技術も水準以上なんだけれど声そのものが声楽的とは言えない響きの人とか…まあ、色々いるわけです。だって、アマチュアだもの。

 思った事は…日本歌曲もいいなあって事です。私自身は、まだまだ日本歌曲にチャレンジするつもりはないのですが、いつかはこれらの曲もレパートリーに入れて歌ってみたいと思いました。

 最初の声楽の発表タイムが終わったところで、軽食を食べる事にしました。だって、私たちの出演は、遅い時間なので、そこまで何も食べないというわけにはいきませんからね。おにぎりでも買って来て、ロビーで食べりゃあいい(あるいは、楽屋で食べるもあり)のつもりでしたが、ふと思いついて、近所の牛丼屋で並牛丼を食べる事にしました。紅しょうがをたっぷりのせて、その上から生卵をドローとかけて、唐辛子をパパっと振って…。こういう食べ方、私好きなんですよ。で、軽食を食べ終わって、再び会場に戻りました。妻は、ここから本番に向けて、メイクの時間に突入します。私はメイクをしないので、もうしばらく会場で他の方の演奏を聞きました。

 で、私のリハーサル時間になったので、リハーサル会場に行きました。リハーサル会場は、ホールの地下にあります。そこでピアニストさんと待ち合わせをしているのです。

 長くなってきたので、続きはまた明日…です。

 今回は、トスティ作曲「Love Me!/私を愛してください!」の音源をアップします。本番当日の歌唱です。

 この歌唱は私的には当日のベスト歌唱なんですよ(うふふ)。

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コメント

  1. おぷー より:

    ディクションと音程が今1つだと思いますが、声の伸びが良くて、
    楽そうに高い所に行ける様になっておられますね。
    後は、声をまとめる技術の体得が課題なのだと思います。
    声を散らさないで矢の様に飛ばす技術です。
    私もこれを得るのに、ちょっと時間掛かりましたよ。
    引き続き、頑張って下さい。

  2. すとん より:

    おぷーさん

     上達したと言っても、まだまだ満点ではありませんし、決して完成形ではありません。ダメなところを一つ一つ潰している最中です。

    >楽そうに高い所に行ける様になっておられますね

     高音発声を何となくつかみかけている感じです。後は精進と筋トレが必要かな? とにかく、一度はバリトン転向を命じられた私ですから、高音発声が楽に聞こえるようになるのは、階段を一段登った感じなんです。

    >後は、声をまとめる技術の体得が課題なのだと思います。声を散らさないで矢の様に飛ばす技術です。

     …ですね、目標にします。まあ、とりあえずは、今の発声をしっかり固めて、自分のモノにしていきたいと思います。頑張りますよ。

  3. あい より:

    私はカラオケ歌唱しかできないので
    すとんさんのような声に憧れます。
    フルートやバイオリンも聞きたいです!

  4. すとん より:

    あいさん、いらっしゃいませ。

     ヴァイオリンは現在休止中なんですよ。楽器も、うっすらどころか、たっぷりと誇りをかぶっております(どうしましょう?)。フルートはぜひ演奏をアップしたいと思っていますが、アップできるような演奏がちっとも出来てないというジレンマに取り憑かれております。なんかねー、ダメなのよ(涙)。発表会にでも参加できればいいのだけれど、仕事の都合で全然参加できないのがネックかなって思ってます。前の先生の時は、発表会はもちろん、積極的にセッションにも参加していたので、ガンガン音源をアップできたのに、それと比べると、今はどうなの?って感じです。

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