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本番は延期、でもリハーサルは予定通り

 クラシックコンサートは延期になりましたが、そのリハーサルは予定通りに行われました。つまり、台風がやってくる前日の夕方にリハーサルを行ったわけです。まだ雨も降らず、風は…少し強かったかな? まあ、そんな「ちょっと風の強い日」にリハーサルをやりました。
 リハーサルでは、先日の発表会で先生に言われたとおり、手を抜かずに、きちんと発声に気を使って行いましたが…それでもやっぱりやっちゃいました。何をやっちゃったのかと言うと、必要以上に力んで、大きな声で歌ってしまった事です。クラシックコンサートの会場は、極めて上質なクラシックホールであって、本当に響きがいいんです。発表会のホールよりも数段いいんです。ささやき声程度の歌声でも会場の隅々にまで響き渡るようなホールなんです。そこでうっかり大声で歌うなんて…まだまだ修行が足りません。
 とにかく、そのフルヴォイスから、如何に脱力して歌えるかを確かめるのがリハーサルの内容になってしまいました。とにかく、声が不要な会場なのです。ホントに軽くて小さな歌声で十分なのです。あまりに軽くて小さな声でいいので、息をほとんど使わずに歌えちゃいます。しかし、それはダメです。なので、あまりホールに頼って歌うのも良くないなあと思いました。きちんと声を息で支えながら、声はセーブしつつ息はしっかり流して軽く楽に歌う。コツをつかめば、すごく楽に歌えるんだろうけれど、なんかうまく行きません。
 あと、何をどうやっても、高音Aがうまく出せません。あれあれ?と思っていましたが、出ない日は、何をやっても出ないので、諦めました。本番が延期されてよかったなあと思いました。
 帰り際に気がついたのですが、私、リハーサルの二日前まで、風邪引いて熱出して寝込んでいたんだっけ? まだ病み上がりで、体調も万全ではない状態だった事を思い出しました。まだ微熱があって、頭痛も激しくて、アスピリンを服用していたんですよ。それなのに自分が病気だということを忘れていました。で、それを言ったら、ピアニストさんに「声を潰すから、歌っちゃダメ」と止められてしまいました。うむ、その判断は正しいかも(笑)。
 とにかく、ホールの響きと、どれくらいの声量で歌えばいいのかの確認と、ピアニストさんとの最後の打ち合わせをしました。お互いに慣れてきたので、細かい事を言わなくても、なんとなく歌とピアノが合うようになりましたが、そうなるとさらにきちんと合わせたくなります。で、ピアニストさんが私の子音に合わせて弾いてくれていたのを、母音に合わせて弾いてもらうにようにしてもらいました。子音に合わせる…つまりピアノが歌を先導していく感じで弾いていたのを、母音に合わせる…歌とピアノをジャストに合わせていく感じにしてもらいました。つまり、ピアノと歌の間にあった“遊び”を減らしたんですね。ピアニストさん的には、よりシビアなタイミングで合わせるわけで、合わせが難しくなってしまったと思いますが、案外、私、子音って時間をかけて発音しているので、ピアノが子音に合っていると、歌っていて「あれ? ちょっと早過ぎない? 私はまだ歌いだしていないのに、もうピアノが鳴っているよ」って感じになって、心持ち、ちょっと煽られているような感じがしちゃうんですね。
 まあ、そんな感じで、高音が出ない以外は、順調なリハーサルができました。
 で、リハーサル会場に、お財布が落ちていたので、ホールの係の人に届けました。今頃きっと困っているだろうなあと思うと、落とし主さんに同情してしまいます。早く財布を落とした事に気づいて、取りに来てくれるといいなあって思いました。
 帰りに近所の大型スーパに寄って帰りました。台風前日とあって、パンは売り切れ、カップ麺もほぼほぼ無くなっていました。あと、コーラとポテチもほぼ品切れだったし、冷食もたいぶ品薄でした。みんな、台風がやってきたら、家に閉じこもるつもり満々なんだなあって思いました。逆に無くなって良さそうなのに、いっぱいあったのが、袋ラーメンを含めた乾麺たち。パスタ類なんて山積みだったなあ。あと、ポテチ以外の菓子類もいっぱいありました。ケーキとかまんじゅうとか、ほんと、いっぱいありました。コーラ以外の炭酸飲料もいっぱいあったし、酒類は普段どおり潤沢にありました。卵はたくさんあったけれど、ひき肉は売り切れていました。なぜだろ? そうそう、パンは売り切れていたけれど、おにぎりや寿司はたくさんありました。なぜだろ?
 たくさんの?を抱えて、家に帰ってきて、テレビを見ながら、台風がやってくるのを待ち構えていた私だったのです。
 それにしても本番が延期されたため、リハーサルと本番の間が約二週間あいてしまいました。なんか、緊張感が溶けていくような気がしました。これで本番は、きちんと歌えるのだろうか…なんか不安になるかもしれません。
 そうそう、主催者さんと会えたので、ちょっとだけ話をしたところ、やはり数名の方が出演をキャンセルされたそうです。おそらく、本番の日に隣のホールでやっている合唱祭の方に出られるんだろうなあと思いました。実はウチのピアニストさんも、合唱祭に出るのですが、彼女はたまたま合唱祭の最初の方の出番で、こっちのクラシックコンサートは終わりの方の出番なので、時間的に被らないのでOKなのですが、クラシックコンサート合唱祭の出演時間が被ってしまえば…そりゃあ元々予定されていた合唱に出るよね。だって、そっちを優先しないと団のみんなになんて言われるか…。想像に難くないです、ま、仕方ないかな。
 なんもかんも、台風がいけないのです。あ、そうそう、私のところは台風による被害はほぼほぼありませんでした。

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コメント

  1. reyus より:

    パンが真っ先に売り切れるのは、調理不要で尚且つ消費期限が2~3日と比較的長いからですね。(おにぎりやお寿司などは日持ちしないのですぐ食べる分以外は敬遠されやすいです)
    カップ麺が売り切れるのにインスタント麺や乾麺類が売れないのは、調理の手間と洗い物の有無だと思います。
    万が一水道が止まったりすると、水は貴重なので洗い物などで無駄に使いたくないですからね。(カップ麺なら割り箸で食べてカップは洗わずに捨ててしまえば済みますし)
    停電すれば冷蔵庫が使えなくなるので、冷蔵や冷凍の必要な食品も敬遠されますね。
    ひき肉が売り切れと言うのは謎ですが……。( ̄ー ̄)
    そう言えばTwitterで、台風の日の食事はカレーの家が多いという説を唱えていた方がいました。(笑)→確かにうちもカレーでした。(^_^;)

  2. すとん より:

    reyusさん
     皆さん、考えて買い物しているいですね。
     私は購入したものはすぐに食べてしまう人間(つまり保存する必要はない)ので、おにぎりや寿司が売れない理由が分からなかったのですが、そうか、確かにパンよりも保存期間が短いなあ。
     水とか冷蔵庫(つまり電気)とかまで考えて買い物すると、たしかに納得です。そう言えば、妻がラップを購入してましたが、なんでそんなモノを買うんだいと尋ねたら、これを食器に貼っておけば、食器洗いをせずに済むでしょと言ってましたが、それもそこらにつながっていく考え方なんだなあと思いました。
     どうも私は、危機意識が低いオッサンのようです(汗)。
    >台風の日の食事はカレーの家が多い
     あ、ウチもカレーだったかもしれない(汗)。いやいや、妻は別のモノを用意していたみたいなんだけれど、私が急にカレーを食べたくなって、レトルトのカレーを食べたんだよね。なんか、台風で気分が上がっていって(ごめん)それでカレーを所望してしまったんだけれど、それって私だけじゃないって事なのかな?

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