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みんな! 発表会に出ようよ!!

 今年の夏。

 私は、本当に久しぶりにフルートの発表会に参加しました。前回が2010年の冬ですから、約6年ぶりです。前回の発表会は笛先生の門下にいましたから、現在のH先生の門下に加わってから、始めての発表会でした。

 いやあ、発表会はいいですね。H先生のところは、夏合宿と発表会が一体化していて、ちょっと変則的ですが、それでも良いです、発表会って奴は。

 元々、人前で演奏するのが大好きな私ですから、発表会は大好きなのですが、大好きという気持ちを横に置いても、発表会に出ると良い事がたくさんあるものです。

 たとえば、発表会に出るとなると、自分もそうですが、先生もレッスンに対する心づもりがだいぶ違ってきました。合格点が上がると言うか、普通のレッスンなら仕上がったので終了になるところでも、発表会ともなると、普通の仕上がりよりも、より高みまで仕上げていくし、 もっと細かいところまで仕上がっていきます。

 だいたい、自宅での練習だって、普段よりも、熱心に徹底的にやるでしょ? そうやって、仕上げのレベルを上げて、集中して一曲に取り組む事で、一段階、腕前が向上するわけです。これは大きいですよ。ほんと、一度発表会を経験すると、自分でもビックリするほどに上達するんです。

 さらに言うと、発表会に出るとなると、オシャレが楽しめます。器楽の場合は、声楽ほど派手(男性は黒服、女性はドレス)ではないでしょうが、それでも、普段よりもパリッとした衣装を着ることになります。これって、女性にとっては、かなりのお楽しみになるのではないでしょうか?

 発表会と言うと、打ち上げが付き物です。で、この打ち上げが、めっちゃ楽しいのです。だいたい、舞台が跳ねた後ですから、みんなハイなんですよ。そんなハイな人たちが集まったら…楽しくなるしかないじゃないですか!

 で、しばらく経って冷静になって、本番の演奏を自分なりに振り返ることで、今後の課題も見えてくるわけだし、次も頑張ろうって気持ちになるわけです。

 これだけの利点があるのだから、積極的に発表会に出るしかないじゃないですか?

 「私はあがり症なので…発表会はちょっと…」

 緊張は誰でもします。私だって緊張はしますよ。でも、あがりません。それは人前に出ることに慣れているからです。まあ、場数を踏んでいるからです。

 「私は人前に出ることはないから、あがっちゃうんです」

 だったら、発表会が良いチャンスだから、人前に出ればいいのです。最初はメチャメチャ恥ずかしいかもしれませんが、やがて慣れます。それを難しく言うと“脱感作”と言いますが、あがり症の克服には脱感作療法が一番なのです。つまり“人前であがってしまうのなら、それを克服するために、人前で出ることが一番”って事です。

 まあ、無理強いはしませんが、あがり症を克服するために、発表会を利用するのはアリですよ。

 「経済的に苦しくて…発表会は無理です」

 まあ、無い袖は振れないよね。確かに発表会は、何かと物要りです。発表会の参加費、衣装代、打ち上げ代、その他諸雑費と考えると、確かにそれなりの出費は覚悟しないといけません。

 と言うわけで、経済的に厳しい…わけでない限り、発表会には参加した方が良いし、ぜひ参加しましょう。経済的に厳しい人は…ちょっとずつ貯金をして、毎年は無理でも、隔年とかで発表会に参加すると良いですよ。ほんと、発表会で得られる事って、お金には変えられないほどなのですから。

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コメント

  1. Hiro.MTB より:

    「発表会に出ようよ!!」

    賛成!!

    日々のコツコツとした練習が大事なのはその通りですが、ただ練習だけすれば良いかというとそうではなく、その練習の完成形を時々チェックして、また日々の練習にフィードバックさせる…というプロセスも大事だと思います。

    吹奏楽部で言うと定期演奏会、かな(注:コンクールに非ず)。
    コンクールはあくまで競技。日々の活動の総決算は、やはり定演でしょうね。

  2. すとん より:

    Hiro.MTBさん

    >コンクールはあくまで競技。日々の活動の総決算は、やはり定演でしょうね。

     この意見には激しく同意します。でも、世の中には勝負事が大好きで、コンクールにばかり焦点をあてて、定期演奏会を軽んずる(あるいは、コンクールの地ならしに使う)指導者もいて、残念だなあって思います。

     “生徒なんて、たった3年で卒業する消耗品”としか考えていない指導者もいて「あんた、それでも教師か!」と言ってやりたい気分になった事もあります(が、チキンハートなので面と向かっては言えない私でした)。

  3. アデーレ より:

    発表会大好きです!なきゃ、ダメっしょ(笑)
    発表会ありきの習い事ですわ(笑)緊張しないし、楽しみなだけで、ま、そんな感じでいるから間違って歌う事あるけど、まぁいいか!って思いますが駄目かしらん。。

  4. すとん より:

    アデーレさん

     全然いいっしょ。だって、私もそんな感じだもの。それがダメだと言われたら、ちょいと困ってしまいます。

     もちろん、普段の地味なレッスンも大切な事は、よくよく分かっているけれど、やっぱた発表会は、大きく私を変えてくれるモノだと思ってます。

  5. Nat より:

    本番はやはり違いますよね。

    場数を踏むのはとても重要だと思います。

  6. すとん より:

    Natさん

     そうですね、場数は重要です。場数を踏む事で見えること…ありますからね。

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