アゲハさんは、時折ペタペタという音をたてます。どうやらキー操作の際にタンポ周辺から音が出るようです。実は結構大きな音です。気になると言えば気になる。
まだ若い娘さんなので、体のあっちこっちが、みずみずしいのでしょう
対処方法としては、練習の最後にクリーニングペーパーをキーに挟んで、水分がついている時(たいていの場合はついてないけれど)は、丁寧に水分を取り除く程度。パウダーペーパーというもの持っているけれど、これって、シッカロール付きのペーパーでしょ。最近じゃあ、赤ちゃんにもシッカロールを使わない時代だから、何となく使いたくない。
ペタペタの理由は、タンポのべたつきなんだから、まずは湿気対策ですね。そのために、フルートケースの中に「モイスレガート」という湿度をコントロールするというシートを入れているけれど、目に見えた効果もなく、相変わらずペタペタしている。
先日もレッスンの時、例によってペタペタ吹いていると、さすがに笛先生が「ケースに乾燥剤を入れなさい」と一言。乾燥剤がケースに入っていれば、半日もすれば、この程度のペタペタは解決するそうです。「モイスレガートという湿度をコントロールするのを入れてます」と答えたけれど、でもまだペタペタしているじゃないのと返事。ま、そうだね。
フルートが新品なうちは、タンポも新品なので(当たり前か)、ある程度ペタペタするのは仕方がないそうです。でも、ペタペタ音をたてないに越したことはないわけサ。
そこで乾燥剤導入は決めたものの、問題はフルートケースの隙間。ほとんど隙間が無いんだよねえ。
ノリの乾燥剤を試しに入れたら、ケースのフタが閉まりませんでした。センベイの乾燥剤もムリでした。ううむ、フルートケースにちょうどいい小さめの乾燥剤って、なかなか無いんだよねえ…。
とりあえず、薬瓶に入っていた、錠剤のような乾燥剤を一つ入れてみました。しかし、これだけじゃあ、力不足だろうなあ…。実際、まだペタペタしている…。
なんて悩んでいた時に、例のぎっくり腰で薬局に行きました。その薬局に「乾燥剤お分けします」の張り紙が…。さっそく見せてもらったところ、シート状の乾燥剤がたくさんありました。おお、これは! さっそく手頃な大きさの乾燥剤をいただいて、フルートケースの中へ。嘘のようにペタペタが消えました。
今のところ、ケースの中に乾燥剤が二つ(1錠と1枚)入ってます。これってどうなんだろ? 乾燥しすぎになるかな? でも、フルートは金属製だから乾燥には強いか。タンポは…毎日吹いているから、問題ないかな? だいたいが乾燥王国のヨーロッパで生まれた楽器だもんな。湿気大国日本では乾燥しすぎくらいでちょうどよいかも。
あ、モイスレガートは居場所がなくなったので、引退です。高かったので捨てるに捨てられず、かと言って乾燥剤と共存というわけにもいかず、始末に困ってます。はてさて。
結論。フルートがペタペタ言いだしたら、シート状の乾燥剤を1枚入れる。これで解決です。私は薬局でいただきましたが、どっかで売ってるものなのでしょうか? シート状の乾燥剤。
コメント
先日私もタンポが1つペタペタいってました。
一番新しい(最後に交換した)タンポなので、すとんさんの記事を読んで合点がいきました。
早速お菓子に入っていた乾燥剤をケースに入れてみました。
効くかしらん(^^;
子供用の小さなお菓子なんかに、よく厚紙状の乾燥剤が入っています。
シート状って、もっと薄いペラペラした物???
私の今使っているケースは隙間が沢山あるので、乾燥剤なんていくらでも入りますが、アゲハちゃんのケースはそうでもないのですね~。
練習後、楽器をケースにしまったら、しばらく蓋をロックせずに隙間をあけておくのも良いかもしれません。
ずっと開けっ放しは埃が付きそうですけど、1時間くらいなら大丈夫では???
これからの季節は乾燥するから、それでも平気そうな気がします(^^)
私は…
ペタペタ音はしたことはありません。
私の住んでいるところは湿度は低くからっとしているせいかもしれません。
いや…あんまり練習しないからだと思います。
ペタペタ音はないにせよ、湿気は大敵ですので
すとんさんの記事をよんで、なるほど~と思いました。
乾燥剤、注意してゲットします。
>くろねこさん
シート状と言っても、厚紙使用ですので、たぶんくろねこさんの考えているのと一緒だと思います。子ども用の小さなお菓子に入っているんですか? シートなら、子どもが乾燥剤を食べることも無いから、安心なのかな? もっとも、しゃぶったり、かじったりはするだろうけれど(笑)。私自身が子ども向けのお菓子を食べないから、知りませんでした。
アゲハのケースは結構キチキチです。まるでボディコン? 本当に、ジャストサイズで、遊びというものがありません。おそらく専用ケースなんでしょうね。無駄の無いことは良いことです(笑)。
ケースを開けっ放しにすると、たぶんケースを開けっ放しにしたことを忘れて、ずっとフタを開けっ放しにしそうな自分が怖いです。あと、我が家は歌う人が多いので、なるべく部屋は加湿するようにしているので、ふたを開けたままにしていたら結露しちゃいそう…。
乾燥はノドの大敵ですからね。
>まきりんさん
私がちょっとだけ心配しているのは、乾燥しすぎはどうなの?って事です。私の住んでいるところは、湿気がむんむんしているところなので、除湿をしてもしすぎるということはないと思いますが、それでもフルートを乾燥させることの是非については、フルート職人さんのご意見を聞きたいくらいです。タンポってカラカラに乾いていてもいいものなのかしらねえ?
フルートの保存に適度な加湿って必要なのかしら?
まもなく、アゲハさんの三カ月検診の時期が来ますので、忘れなかったら、その時にフルート職人さんに尋ねて来ようと思ってます。
「ペタペタ」なら可愛いモンです。
私は「バギッ」って音と共にキーが開いたり、少し長めに押さえていたキー(特に左手)が、瞬時に上がらなくなり、、、とやらかしました。…続けてれば破れますって(^^;;
タンポクリーニングをしてもらい、こまめの湿気取り(演奏中)で、今のところ順調です。
>めいぷるさん
バギッですか…、そりゃすごいですねえ…ってより、要オーバーホールなんじゃないんですか? 分解して、管体(とりわけトーンホール周辺)を徹底的に磨き掃除じゃないっすか?
それ、絶対、トーンホールがベタベタになってますって。悪いのはタンポじゃないと思いますよ。
と、他人事だと、シレーと言えますが、もしこれが自分事なら、頭抱えるかな。オーバーホールなんてねえ…いくらかかるか考えただけで、頭、痛くなります。オーバーホール+タンポ交換って宣言されたら、安いフルート買える金額になりますよねえ…。
ところで演奏中の湿気取りって、どうやるんですか? まさか頭部管抜いてガーゼでクルクルじゃないでしょ。例の特製スワブの出番ですか?
怖いでしょう?!「ばぎっ」って言われたら!(笑)
タンポの汚れが原因で張り付いちゃったそーです^^;;
最初の吹き込み時に、Bの位置に水滴の流れ道を作っちゃったみたいで、、、ここだけ2回タンポ交換してます、、僅か3年弱で(汗)
演奏中は、、、(注:座奏合奏中だけですよ!)
Y社から、何処も抜かないでそのまま中を吹ける「ながぁーい」掃除棒が出てるんです。下手に入れると抜く時に足部管が一緒に抜けますが(笑)
でも、結局、フルートもピッコロも頭部管抜いちゃいます!
合わせ位置はだいたい判ってるし、多少ずれても聴いて合わせちゃうんで体制に影響ないですよ。ピッコロなんて、あんなに目立つのに、水膜張っちゃって違う音を出す方が怖いですからねぇ。。。
遡ってのコメントで失礼します。
そういえば勝手最初の頃、ペタペタ言ってたなーー!!
懐かしく思い出しました。
乾燥も大事ですが、
そのくらい湿度のあるところと、超乾燥!を繰り返し、
金属が伸びる・縮む、を激しく繰り返すと、
「割れる」
という恐ろしいケースもきいたことがありますよ。キャ~!
その方は、中学生の頃ブラスで、室内と屋外を日毎に繰り返し行き来して
練習していたそうです。
で、数年後、割れたそうです・・・。
やはり、楽器のことは専門家に聴くのが一番でしょうね。
あげはちゃん、お大事に・・・。
>めいぷるさん
確かに怖いです、演奏中に「ばぎっ」って言ったら。私ならその瞬間に、きっと頭の中が真っ白になりそうです[それも別の意味で怖いな]。
あ、やっぱり頭部管抜いちゃうんだ。そりゃ、合わせ位置が分かるようになってこその“マイ楽器”だよね。それが分からないうちは、まだまだ楽器との信頼関係ができてないってことね。ははは、わたしゃ、まだアゲハの合わせ位置、分かんないよ(汗)。
>水膜張っちゃって違う音を出す方が怖いですからねぇ。。。
水膜…これって、時間的に長く吹いている時に、音が出づらくなったり、高い音が出なくなったりする原因ですか? 私もほんのたまに、フルートから水分をダラダラ垂らしながら練習する時があるんですが、そう言う時って、音が出づらくなったり、詰まる感じがするんですよね。この水膜って奴が原因かな?
と書いておいて何ですが、“水膜”って何ですか?
>tomomi-alooohaさん
ええ、フルートって割れるの! 管が割れるのは、クラリネットのお家芸だとばかり思ってた(笑)。
まあ、金属疲労という奴だろうけれど、割れたら、直してもらえばよいのだが(なんでも金で解決しようする、イヤな大人なんです、私)、割れないに越したことはないよね。
あ、割れたら、それを言い訳にして、次のフルートが買えるな、うんうん。次はアルタスのPSにしよおっと。リップは14Kにしてもらって…。
…と、こういう戯れ言を書くと、それを真に受けたアゲハさんが、ヘソを曲げて、今日からストに突入して、音を出してくれなくなりそうで、なんだか怖いです。
私のフルートは、君だけだよ>アゲハさん
そもそも、「ペタペタ」は水分がタンポのところに来るから起こるわけで、水そのものがタンポに接しないようにすれば、「ペタペタ」はほとんどなくなります。
この当然のことを私は、次のような手立てで実施していまして、今のところ「ペタペタ」の悩みからは解放されています。
①歌口の穴を覗いて水滴がたくさん見えたら、頭部管を抜いて、ガーゼを巻き付けた例の棒で、頭部管、管体ともなるべく頻繁に水気を拭き取る。
(蛇足ながら、頭部管と本管の合わせマークはしっかりと付けてあります。自分の笛は自分の使い勝手のよいようにするのは当たり前のことでしょう)
②上の処置を施してないフルートは、「フルート・スタンド」に絶対に刺さない。水気を持ったフルートは、トーンホールを上にして机の上などの水平な場所に置く。この時、主管の横っ腹にある、二つの穴(すみません、名前を知りません)に水が流れてこないよう注意する。
とにかく、水気を抱えたフルートをスタンドに刺さない、水気のあるフルートは水平におくという、二つのことが大事なことのようです。
水膜って、シャボン玉みたいにキーとホールの間に、水蒸気から水になったマクが張っちゃうんです。つまり、キーが上がっていても、上がっていない状態の音が出るわけです。
管の太いフルートではたまにしか起こらないけど、管の細いピッコロではしょっちゅう起こります。ステージ上にペーパーとクロスは必需品です。
新品の頃から自分が吹き込んでいる楽器は、自然に水蒸気が水になって流れ落ちる道筋を自分が作っちゃうんですよ。吹いている時の持ち方、ふっと楽器を下ろした時の持ち方で決まっちゃうんですが。。。。
だからこそ、ピッコロは自分より相当の吹き手では無いとお貸し出来ないのです、特に吹き込んでいない時点では。。。
私より遥かに技術力のある息子にも貸せません…^^;;
>akyさん
>歌口の穴を覗いて水滴がたくさん見えたら…
やや、これは難しい。というのも、フルートを組み立てて、音出しをしたら、もうすでに水滴べったりだもん(つまりそれだけ我が家は湿気が多いってこと?)。これだと5分くらいおきにやんないといけないけど、そんなものなんですか? まあ、確かにブラバンの演奏会に行くと、クラリネットなんか、一曲ごとにスワブ使っていたりするから、そんなものなのかなあ…。
あと、頭部管抜いちゃうと、またチューニングからやり直さないといけないから、ちょっと面倒だな。室温なのかな、日によって5mm程度抜けばいい日もあれば、10mmくらい抜かないといけない日もあって、一定ではないし、同じ日でも時刻でだいぶ変わるよ。
初心者を脱すれば、そんなものは目分量と勘でいけるのかもしれないけれど…。
>上の処置を施してないフルートは、「フルート・スタンド」に絶対に刺さない。
バンバン刺してます(笑)。今だって刺しているよ。確かに、フルート・スタンドから抜いた直後って音がちょっと変なことが多いけれど、そういうことなのね。
いやあ、勉強になりました。感謝。
めいぷるさんのおっしゃってた、Y社の長いお掃除棒でも買って、マメに水分を取るようにしようかな…。
>めいぷるさん
水膜、分かりました。なるほど、こいつはやっかいみたいですね。トーン・ホールが小さいほど起こりそうですな。
>新品の頃から自分が吹き込んでいる楽器は、自然に水蒸気が水になって流れ落ちる道筋を自分が作っちゃうんですよ。
うんうん、善くも悪しくも、自分仕様に楽器がなっていくわけですね。楽器をうまく育てていくのも奏者の責任ってわけだ…。うへ、私はアゲハをきちんと育てられるか~!
>ピッコロは自分より相当の吹き手では無いとお貸し出来ないのです
「万年筆と女房は他人に貸すな」と同じことですね。私は女房を他人に貸したことはありません(少なくとも私の知っている範囲では…)が、万年筆はやむなく貸した事があります。書き味が全く変わって返ってきたので、とても悲しかったです。それ以来、他人にはボールペンしか貸さないことにしました。
ちなみに、その万年筆は(安くなかったのですが)結局、廃棄しました。他人に貸した万年筆はもはや使い物になりません。ピッコロもそんな感じなんでしょうね。