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昨年[2024年]見た映画 その8 インサイド・ヘッド

 今年は延々と続いた映画の連載ですが、今日が最終回です。では、続きを書きます。

100)ジョーカー フォリ・ア・ドゥ

 前作の「ジョーカー」とは全く違うテイストに仕上がっています。割とミュージカルです。前作はダークヒーロー物でしたが、今回のジョーカーはダークヒーローでは全く無く、徹頭徹尾カッコ悪いです。おそらくテーマの一つに“贖罪”があるんだろうなあって思いました。

 21世紀のアメリカ映画では、いや、アメリカ社会では、ダークヒーローってダメなのかもしれないなあ…なんて思いました。ダークヒーローって、全然ポリコレじゃないからね。

 前作を素晴らしいと思った人が見ると、たぶん、がっかりするよ。

101)侍タイムスリッパー

 B級映画…どころではなく、自主制作映画です。でも、素晴らしい映画です。多くの人に見てもらいたいと思ってしまうくらい、チャンバラ愛に溢れた映画です。配信されるようになったら(なるのかな?)是非見てください。

 内容は、幕末の侍が現代の時代劇の撮影所にタイムスリップしてしまうという映画…と紹介しても、その面白さの1/100も伝わないのが、もどかしいです。

102)八犬伝

 曲亭馬琴(滝沢馬琴)の「南総里見八犬伝」ではなく、山田風太郎の「八犬伝」です…とは言え、曲亭馬琴の八犬伝も引用しています。主人公は滝沢馬琴と葛飾北斎です。馬琴が北斎に八犬伝を語るわけです。その八犬伝部分が、和風ファンタジーとして、なかなか素晴らしいです。

 さすがに八犬伝は、令和の今、直接映画化すると厳しいかもしれないけれど、劇中劇と言うか、劇中ファンタジーとしてダイジェスト的に映像化すると…いい感じのスピード感で面白いよ。

 ただ、VFXが凝っているので、映画館の大画面向きの映画だなあ…とは思いました。なるべく大画面&大音響の環境で見てください。

103)ヴェノム:ジ・ラスト・ダンス

 「ヴェノム」シリーズの完結編です。ヴェノムはどれもバカ映画で楽しいのですが、今作も当然、おバカで楽しいです。

 結局、ソニーのスパイダーマンシリーズって、ヴェノム以外は外しちゃったわけで、唯一の当たり映画の「ヴェノム」シリーズも終わっちゃったわけで…今後、ソニーはスパイダーマンをどう取り扱うのでしょうね。こうなりゃあ、スパイダーマン本編を作るしか無いんじゃないの?

104)メト・ライブビューイング「オッフェンバック作曲『ホフマン物語』」

 すでに記事にしていますので、こちらを御覧ください。

105)ミュージカル「本好きの下剋上」(配信)

 これはアニメでも実写ドラマでもなく、舞台中継です。いわゆる“2.5次元ミュージカル”ですね。とにかく、主役のマインを演じる子役ちゃんが達者で達者で、ジイさん感動ですよ。

 ミュージカルとしては、正直、音楽的には「???」です。でもファンの人しか見ないだろうから無問題ですね(笑)。たぶんパッケージソフトとして販売される事もないでしょうし、このまま時空の彼方に消えてしまう作品でしょうから「いいもん、見せてもらった」と思うことにします。

106)劇場版 新八犬伝 第一部 芳流閣の決斗(配信)

 たぶん、すごく貴重な映像なんだろうと思いました。昔々、NHKで放送された「新八犬伝」を映画として編集したものですが、見せ場である“芳流閣の決闘”は映画用に再撮影したんだそうです。何はともあれ「新八犬伝」はビデオがほぼ残っていないそうなので、この映画版は、ほんとに貴重なのてす。

 ちなみに“第一部”となっていますが、第二部は製作されなかったそうです、残念。

 当時、東宝チャンピオンまつりの中で上映されたそうで、併映の映画は「メカゴジラの逆襲」だったそうです。あ、当然、昭和ゴジラだね。

107)11人の賊軍

 当初は無視していたのですが、ネットの評判がかなり良いので、上映終了間際の時期に見てきました…が、これ良いわ。いかにも東映映画って感じのチャンバラ映画です。

 チャンバラっていいね、日本アクションの原点だよね。

108)ビートルズ ’64(配信)

 今年のビートルズの新作です(笑)。ビートルズがアメリカに初上陸をした前後の頃をまとめてドキュメンタリー映画です。昔々「ビートルズ ザ・ファースト U.S. ヴィジット」というビデオ作品がありましたが、あれのアップデート版です。とは言え、現在「ビートルズ ザ・ファースト U.S. ヴィジット」は入手困難なので、今後はこちらが主流になるのでしょうね。

 ビートルズの演奏シーンもたくさん入っていて、良いですよ。Blu-rayが出たら、当然買います。

109)アガサ・オール・アロング(配信)

 マーベル映画です。全体的に「オズの魔法使い」のパロディです。元ネタ知らない人は、一度元ネタに当たってから見た方がいいです。

 それなりに面白かったけれど、別に見なくても大丈夫です。

110)はたらく細胞

 これも武内英樹監督作品です。細胞パートに関しては、原作(あるいはアニメ)を知らないとキツイです。そういう意味では「一見様おことわり」な映画です。人間パートに関しては「ああ、なるほど、それはうまくアレンジしたね」って感じの良作として仕上がっています。さすが武内英樹監督作品です。

 「はたらく細胞」と芦田愛菜がお好きな方でないと、楽しめないと思います。

111)ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-(配信)

 映画「ウイッシュ」の公開時に併映されたミニ映画です。ディズニーキャラがたくさん出できて、微笑ましい内容になっています。

112)株式会社マジルミエ(配信)

 テレビ放送を見逃していた(ってか、録画を溜めておいたら、J:COMにハードを持っていかれてしまったので見れませんでした)ので、改めて配信で見ました。

 魔法少女という職業がある世界でのお仕事アニメです。実に面白いです。第2期、作られないかな?

113)インサイド・ヘッド 2(配信)

 「1」も面白かったけれど「2」も面白いです。最近のディズニー映画としては、よく出来ていると思います…って、ディズニーじゃないや、この映画はピクサーだ。あと、思春期の女子はめんどくさいよね。

 「インサイド・ヘッド」の原題は“Inside Out”でした。私はてっきり原題をカタカナにしただけと思っていたけれど、実は違っていてビックリです。

 それにしても翻訳って難しいね。主人公の「ヨロコビ」は、元々は“Joy”なんだって。確かに「ヨロコビ」の行動って“喜び”って感じじゃなくて“馬鹿騒ぎ”って感じだけれど、そもそも彼女が“Joy”ならば、そりゃあバカだよね。そういう意味では“喜び≠Joy”じゃないのだけれど、翻訳なんだから仕方がないね。

 今作でライリーは思春期になってしまったので、いくら映画が面白くても「3」は…作られないだろうね。だって、大人の女性の頭の中は…ディズニー系のアニメ映画の守備範囲じゃないからね、これまた残念。むしろ、日本アニメの守備範囲じゃん。

 ちなみに、この作品、アナ雪を超えて、ディズニー映画として、当時、興行収入が歴代1位になったのだそうです。つまり、大ヒット作品なのです。当然、ピクサー映画としても史上最高のヒット作なのでした。すごいね。もっとも、すぐに興行収入歴代1位の座は、翌年(2025年)「モアナと伝説の海2」に抜かれてしまったそうだけれど…残念。

 という訳で、昨年見た映画113本について述べてみました。昨年もたくさん映画を見ました。今年も(配信が多くなるだろうけれど)映画をたくさん見るぞ!

 明日からは、通常編成のブログになります。よろしくね。

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