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バンジャマン・ベルナイムのコンサートに行った件

 先日、結婚記念日だったので、妻と、テノール歌手の“バンジャマン・ベルナイムのコンサート”に行ってきました。ちなみに会場はサントリーホールね。

 世界のリアルなトップ歌手の生な歌声を聞くのも、ほんと、久しぶり。良かった良かったです。

 特に今回は、オーケストラ伴奏だったので、オーケストラの生音も久しぶりだったので、それにも感激しました。特に合奏にコントラバスが加わると、もう音が分厚くて…。これは録音ではなかなか感じられません。低音の音波って…良いよね。

 コンサートは2部構成で、前半は1曲を除いて、イタリア・オペラのアリアを歌って、後半はフランス・オペラのアリアを歌ってくれました。ちなみに、ベルナイムはフランス人なので、フランス・オペラが得意なんだろうね。

 一応、セットリストをアップしておきます。

1)チャイコフスキー作曲「エフゲニー・オネーギン」
    “序奏”と“ポロネーズ”(オーケストラ)

2)チャイコフスキー作曲「エフゲニー・オネーギン」
    “青春は遠く過ぎ去り”

3)ドニゼッティ作曲「ドン・パスクワーレ」
    “序曲”(オーケストラ)

4)ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」
    “人知れぬ涙”

5)ヴェルディ作曲「運命の力」
    “序曲”(オーケストラ)

6)ヴェルディ作曲「シモン・ボッカネグラ」
    “ああ地獄だ、ここにアメーリアが”~“慈悲深い天よ”

7)マスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」
    “間奏曲”(オーケストラ)

8)プッチーニ作曲「トスカ」
    “妙なる調和”

*** 休憩 ***

9)マスネ作曲「ドン・キショット」
    “第5幕への間奏曲”(オーケストラ)

10)ビゼー作曲「真珠採り」
    “あの声は、なんという動揺を僕に”~“耳に残るは君の歌声”

11)グノー作曲「ロメオとジュリエット」
    “序曲”と“第2幕の間奏曲”(オーケストラ)

12)グノー作曲「ロメオとジュリエット」
    “恋よ、恋よ! ああ、太陽よ昇れ”

13)マスネ作曲「ウェルテル」
    “前奏曲”(オーケストラ)

14)マスネ作曲「ウェルテル」
    “春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか”

 基本的に奇数番の“オーケストラ”と書かれた曲は、オーケストラだけの演奏曲です。ベルナイムが歌っているのは偶数番のアリアです。あと、アンコール曲が1曲歌われましたが、よく知らない曲でした。フランス語の軽めの流行歌のようでした。

 とにかく、美しくて、軽い、歌声には憧れます。私は以前は重くて力強いテノールに憧れていましたが、最近では、ベルナイムのような軽くて美しい歌声に憧れます。私もああいう声で歌いたいです(まあ無理なのは分かっているけれど)。

 ため息が出るほどに美しい歌声に、久しぶりに、命の洗濯ができました。

 コンサートの後は、讃岐うどんを食べました。妻は、結婚記念日なのだから、もっとオシャレなお店で外食がしたかったようですが、私はオシャレな店よりも、美味しい出汁の方が良かったんだよ。それにしても、ゲソ天は…実に美味しかったです。

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