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声域の広い人がうらやましい

 ネットをサーフィンして(表現が古くてごめん)声楽系のブログを読んでいると、皆さん、なかなかに声域が広くてうらやましいです。

 他人をうらやんでも、何も良いことはないので、うらやんでも仕方はないのですが、自分の楽器の非力さを感じて、ちょっと凹んでしまいます。

 だって、2024年夏の段階で、私の声域は…2オクターブ程度だからね(涙)。発声練習とか、単発でその音程を狙って出すならともかく、普通に歌として使える声域は、そんなに広くないんだよ。

 せいぜい、下はA2で、上はG4だよ。ギリ、2オクターブです。無論、博打を打っていいなら、もう少し上も下も行っちゃうけれど、安心して使えるのは、こんなモンです。

 私は声質的にはテノールなのですが、必要な音域としては、下はミュージカルテノールとしてはぎりぎりクリアしています(ミュージカルテノールはクラシック系のテノールよりも低音を求められます)が、上はだいぶ足りないよね。最低でもA4は欲しいし、出来ればC5が出ればうれしいし、E5が出せれば何の文句もないけれど、実際、私の上の限界はA4なんだもの。残念にもほどがあります。

 声域的にはバリトンの人と、そんなに変わりませんが、声質が実にテノールなのが残念です。これで声質がバリトンならば、バリトンへ転向しちゃえば幸せになれるのだろうけれど、声質ばかりは持って生まれたモノだからね。「高音の無いテノール」として頑張っていくしかないわけなのです。

 そんなわけで、私は声域の広い人がうらやましいのです。

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