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最近、アマチュアの歌を聞いていない

 先日、ふと気づいたのだけれど、コロナ禍という事もあって、以前は結構頻繁に聞きに行っていた“見知らぬ方の発表会”に行けていません。
 アマチュアの声楽発表会そのものの開催数が少なくなってしまった事に加え、遠くでやっている発表会には出かけづらい事(県境をまたいだ移動は原則的にダメでしょ?)もあって、すっかりアマチュアの歌を聞く事が無くなった私です。
 プロの歌は、完璧すぎて学ぶことがあまりありませんが、アマチュアの歌からは、実に多くの事が学べます。ですから、鑑賞のためというよりも、学習のためにアマチュアの歌を聞きたい私です。
 でも、聞きに行けないのだから、仕方ない。
 そんな感じで諦めていた私でしたが、先日、ふと思い立って、昔々のキング先生時代の発表会の録音を聞いてみました。もうほぼほぼ10年前になるモノばかりです。いやあ、懐かしい。自分も含めて、当時の人たちの全力の歌唱を耳にすると、実に多くの事が学べます。
 脱力がうまくできていて、軽々と声を出している人もいるし、しっかりとピアノのメロディに声を載せて歌えている人もいるし、細かい音符を端折らずに粒だてて歌えている人もいます。もちろん、アマチュアの歌唱だから、正直に言っちゃえば、褒めるべき点よりも注意すべき点の方が圧倒的に多いのだけれど、その欠点ですら、聞きながら、その原因を探る事が、また学びにつながっていくわけです。
 やっぱり「学びとは真似び」であり、「人の振り見て我が振り直せ」ですよ。
 色々と見て聞いて考えていく事で、上達していくんだよなあと改めて思ったわけです。そういう意味でも、早くコロナ禍が終わって、以前のように、見知らぬ方々の発表会に出向ける日が来ることを願っています。

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