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オペラはタイパが悪い

 オペラ鑑賞には、とにかく時間がかかります。なにしろ、大抵の演目は初めから終わりまで通してやるわけで、その間休憩を挟みながら、だいたい3~4時間程度行われるわけです。

 たまに短いオペラもあるけれど、たとえ短くても最低1時間半程度?はかかります。 これは映画1本分に相当するわけで、オペラは短くても映画1本程度、長ければ映画数本をはしごして見るようなもので、その鑑賞には、とても時間が浪費されるわけです。

 おまけに聞き所となるアリアなんて、オペラ1本につき、1曲か2曲しかないわけです。

 同じような歌芝居である歌舞伎なんて、初めから終わりまでやる時は、わざわざ“通し狂言”と呼ぶわけで、通常、劇場で行われる時は、名場面を1幕だけやるのが普通です。かかる時間も小一時間程度で、オペラと比べると、格段にタイパが良いのです。おまけに、1回の舞台で、お芝居(名場面)を2本程度を行い、それに加え、舞の舞台もあるわけで、なんともお得感があります。歌舞伎は、タイパのみならず、コスパも良いわけです。

 日本のオペラ関係者は、このあたりについて考えた方がいいんじゃないかしら? 「本場ヨーロッパではそんな事は行われていない」わけだけれど、ここは本場でもなければ、ヨーロッパでも無いわけで、日本で日本人相手にオペラをやるなら、コスパやタイパについて、もっと考えないとジリ貧になってしまうと、私は思うわけです。歌舞伎スタイルが正解とも思えませんが、我々日本人に長年受け入れられてきたという実績はあります。参考にはなりませんか?

 ま、日本のオペラがジリ貧になって困窮しても、私は一向に構わないと思ってますが。

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