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しゃべる声よりも歌う声の方が小さい

 合唱団とかで観察していると、そういう人は案外大勢います。特に女声に多く見られるような気がします。男声は割りと、話し声と歌声の大きさが比例している人が多いような気がします。

 なぜ、女声にはしゃべる声よりも歌う声の方が小さい人が大勢いらっしゃるのでしょうか? 私は女声ではないので、どういうメカニズムでそうなるのかは分かりませんが、なんかもったいないなあと思います。

 それだけの声量(つまり、しゃべり声は大きいって事)でしゃべれるのだから、それだけの筋肉を持っているわけなので、その筋肉を歌声に転用する事は難しい事ではないだろうし、今よりももっと大きな声で歌えるポテンシャルを持っているという事になるのだろうと思われます。

 となると、やはり歌声が小さいのは…メンタルの問題なのかな? おしゃべりは気の合う友達と無意識で話しているから、何の遠慮も緊張も無いけれど、歌う時は恥ずかしかったり、苦手意識があったり、目立つのがイヤだったり、そんなあれこれがあって、無意識であったり意識的にかもしれないけれど、歌声をセーブしてしまう…のかな? って、ガサツなオジサンである私は想像しました。合っているかな?

 だとしたら、歌う人として、ほんと、もったいないなあって思います。

 あと、ポピュラー系の歌手さんの中に、おそらくはマイク使用を前提としているためか、歌う声がやたらと小さい人がいます。そりゃあもう、ビックリするくらい小さな声で歌うんですよ。これはメンタルの問題と言うよりも、歌唱テクニックの問題なのかもしれません。歌は、小さな声で歌った方が、発声は楽だし、ノドにも負担はかからないし、高音も出しやすいし…ね。

 歌声は他人に聞こえないと話にならないのだから、クラシック系の歌手は基本的に大声で歌わないといけませんが、ポピュラー系の歌手はマイクの使用が前提だから、声の大きさよりもマイクの通りが良い声である事の方が大切であり、声の大きさは二の次三の次なのかもしれないなあ…と、一応クラシック系の歌手である私は、そう思うわけなのです。

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