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ピアノが難しいのです

 ピアノと言っても、楽器のピアノの話ではありません。音量コントロール“p”の話です。

 誰であれ、普通に歌った時の音量が、mfになります。多少、声を落とすとmpぐらいになります。なので、mfやmpで歌うのは、それほど難しくはありません。

 しかしfは難しいです。ノドに力を入れて歌えば、それは怒鳴り声になるだけでfにはなりません。fで歌うには、力を入れるのではなく、カラダの共鳴を増やして歌わないといけないのです。

 それ以上に難しいのがpで歌う事です。pで歌うには、カラダの共鳴は増やしつつ、声そのものを減らして、小さく感じるけれど、遠くまできれいに聞こえる声で歌わないといけないからです。単純に声のポリュームを減らすだけでは、それはささやき声になるだけで、pの歌声にはなりません。

 つまりpの歌声とは、ある意味、究極の遠鳴りの声で歌うという事です。

 これはとっても難しい事なのです。私は全然できません。いやむしろ、歌が下手なうちは、mfでしか歌えないものなのです。

 ああ、ほんと、ピアノで歌うのは難しいです。

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コメント

  1. かなりや♪ より:

    すとんさん、すご~くお久しぶりです。時々ブログを読ませていただいていました。
    日々レッスンに励んでいらっしゃいますね。
    フォルテfより、ピアノpで歌うのは本当に難しいですね。pだから弱く歌うのではなく、しっかりと声帯を合わせて、大音量ではないけど遠くの人に届けるように歌う様にとアドバイスを受けたことがあります。
    私は、Yahooブログが終了してからブログをやめていましたが、私ハンドルネーム かなりや♪(ずーっと前は ひと休み)もブログを再開しました。
    また、よろしくお願いします。

  2. すとん より:

    かなりや♪さん、お久しぶり

     ほんとピアノは難しいです。ピアノって“小声で歌う”ではなく“遠鳴りの声で歌う”事ではないか?とも思います。いやあ、難しい難しい。

     ブログ再開もおめでとうございます。ブログは今やオワコンのようですが、私もがんばりますので、これからもよろしくお願いします。

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