それではブログを再開します。パソコン購入記を連載している途中ですが、こちらの記事を先にアップした方がよさそうなので、そうします。
さて、声楽のレッスンに行ってきました。
体調的には、前回よりはだいぶマシになりましたが、風邪は完治とは言い難く、ノドの腫れと痛みは若干あり、喘息発作も起こりやすく、痰はまだまだ出やすく、歌っていても、よく痰が出てきて、そのために咳き込んでしまうという状況でした。一度、咳き込んでしまうと、その後はしばらく歌えないという、まあ…先生にはご迷惑をかけっぱなしのレッスンとなりましたが、それでも全然歌えなかった前回よりは、形になっていたレッスンでした。
発声練習から、自分的には、声に膜がかかったような感じでした。それを吹き飛ばすべく、力いっぱいに発声したくなりますが、それをするとあっという間に声を痛めてしまうので、なんともイヤ~な感じのまま声を出し続けました。
いつもよりも、音程的には上も下も出ませんし、力みがちの発声になってしまうのは否めません。でも、ちょっとでも力むと、いきなり咳き込むので、なんともし難く、まるで細い山の尾根を歩き続けているような感じの発声となりました。
先生曰く“ずっと声を出していなかった声帯の声”になってしまっているそうです。まあ、そうなのでしょうね。
発声練習はそこそこに、さっそく歌に入りました。まずは、ブッツィ=ペッチャの「Lorita/ロリータ」です。
いつも言われている事ですが、音程と音量と響きの3つを別々にコントロールして歌わないと、あっと言う間に声が無くなってしまいます。特に私が気をつけないといけないのは、響きのコントロールです。必要な時にきちんと響きを高くしておかないと、その分、ノドに負担がかかり、締まってしまいます。ノドが締まってしまうと、歌えるフレーズがつらくなり、歌えなくなってしまいます。
特に私の場合、声を前に押し出す事と、響きを上げる事が、どうもゴッチャになっていて、うまく使い分けできていません。不器用なんです。響きを上げようとして、声が前に出てしまうのは、腹筋が足りず、その分、ノドの力で発声しているからです。
ノドの力に頼らずに、腹筋の力をメインで歌えるようにしないといけません。
ドニゼッティの「Spirto gentil/優しい魂よ」は、同音程の音列が続く箇所があり、そこは音程が同じでも、ドンドン響きを上げていかないといけません。それが出来ていないと、ノドが締まってしまうわけで…後半、歌うのがつらくなるわけです。
この曲は、High-CとかHigh-Bとか、高音が注目されがちですが、まずはそこではなく、その他の箇所をきちんと歌うことが先決です。その他の箇所がきちんと歌えるようになって初めて、高音を含むパートに取り組むことができるわけですが…今回は、声の調子が悪すぎるので、高音を含むパートは“そこそこの高音で逃げる”感じで歌ってしまいました。
本番も、声の調子次第では、逃げるつもりでいますので、逃げるフレーズもきちんと練習しておかないといけません。
あっちょんぶりけ。
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