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いよいよ夏休みが終わってしまう[2024年7&8月の落ち穂拾い]

 定年退職をしているのに生活のために働いている私です。でもフルタイムではないので、この夏はとても長いお休みになってしまいました。その長いお休みもいよいよ終わってしまうのかと思うと…ちょっと淋しくなります。

 でもまあ、すぐに秋の連休が来るし、また旅行に行くつもりなので、ちょっぴりワクワクしていたりします。

フルートと声楽

 声楽とフルートは意外と共通点があるようです。

 ソプラノ歌手はたいてい、学生時代に声楽かピアノをやっているものですが、実は少なからぬ数のソプラノさんはフルート経験者だったりします。他の管楽器をやっていたという話はあまり聞きません。ソプラノとフルートには、何か共通点があるのでしょう。

 正直な話、ブラスバンドでフルートを担当していて音楽の面白さに目覚めたけれど、フルートで音大に入るのは難しいし、ピアノで入るのはもっと難しいし、それで歌で入ろうと思いました…というところでしょうが、それでもソプラノ歌手としてモノになっている人がある一定数いるのは、すごいなあと思います。

 私は、フルートを習っていた時、音色だけはいつも褒められました。他の点も褒めてもらいたかったなあと思うものの、その他はなかなか褒めてもらえませんでした。音色を褒められていたのは、おそらく声楽をやっていたので、腹式呼吸と、自分のカラダを使って響きを作るのが得意だ(ってか無意識でできた)からだろうと思ってます。

歌と器楽は違う

 歌は…たとえ音程もリズムも正しい…つまりソルフェージュ的に正しい演奏でも、下手に聞こえる歌唱というのはいくらでもあります…ってか、それだけでは大抵の場合、良い歌唱とは言われません。

 しかし器楽の場合、ソルフェージュ的に正しい演奏だと、下手には聞こえないと思いますよ。

 その違いは…器楽って楽器が介在しますからね。

 金のない貧乏な若者ならともかく、大人の初心者って…私もフルートをやっていた時に感じたけれど、とにかく楽器に金をつぎ込むつぎ込む。いわゆる“大人買い”って奴をするわけです。初めて間もないのに、次々と高級な楽器に買い替えるとか、そこまで行かなくて、すごく高級な頭部管に買い換えるとか、凄腕職人さんに一品物を注文するとか…普通に恐ろしいことをやるのが、大人って奴です。

 良い楽器は演奏者が持っている数多くの欠点を覆い隠す事ができます。とりわけ、私の経験上、音色の素晴らしさは、多少の演奏上の欠点を覆い隠すものです。

 そこが器楽のズルいところだと、私は思ってます。決して、歌と器楽は同様ではないのです。

リテラシーが無い、あるいはバカの壁を越えられない

 …いるんですよ、オペラやミュージカルを始めとする“音楽劇”を楽しむリテラシーの無い方が! おまけにそういう人って、自分にリテラシーが無い事を自覚できないので、文句ばかり言うのです。

 分からないなら「分からない」、楽しめないなら「楽しめない」って言えばいいのに、自分にリテラシーが無いために、音楽劇全般を理解できず楽しめず、その結果、音楽劇を否定しディスるわけです。

 まさに“バカの壁”です。知性はあってもリテラシーが無いのです。

 でも、そういう人、特に日本人には多いように感じてます。とにかく、演者が歌い始めると、そこで思考停止し、罵詈雑言モードに突入するわけです。

 リアルでなければ演劇でないのなら「魔法使いのいる世界」も「巨大ロボがいる世界」も「鬼のいる世界」も、ファンタジーな話は軒並み「下らない」わけだし、それどころか演劇全般…俳優たちが舞台や映画で役を演じているのだってリアルではないのだから「下らない」ことになります。

 そういう人って、ドキュメンタリーにしか興味がないの? そんなわけないよね。普通に、劇中に歌さえなければ、映画もドラマも楽しんでいるわけで…って事は、歌を楽しむリテラシーだけが無いんだね。

 「好き嫌い」と「楽しめる楽しめない」とか「理解できるできない」は違うって事が分かっていない…と言うか「自分の理解できる世界だけが、この世である」と思っていて、そういう人って、他人がどう思うとか考えているとか感じているとかは、全く興味がないんだと思います。

 ってか“自分が知らない世界がある”って事が分からない程度の知性しか持っていないのかもしれません。まあ、そんな感じなんでしょうね。

今月のお気に入り サピエンス全史

 これはかなり分厚本で、読み終えるのに時間はかかるけれど、私はとても面白くて、何枚も目から鱗が落ちました。とても分かりやすい、人類史の入門書だと…私は思います。

 最初に書いてある第一章の内容…人類は我々ホモ・サピエンス以外にもたくさんいたけれど、すべて我々が滅ぼしてしまったので、現在、人類はホモ・サピエンスしか残っていない…だけでも面白いけれど、その後に続く、人類は虚構(つまり嘘)を語る能力があったために、他の生物では成し遂げられなかった認知革命を起こしたのだ…とか。農業革命は麦や米が人を使役させた結果なされたわけだが、そのおかげで爆発的な人口増加がもたらされた…とか。他にも、貨幣についてとか、帝国についてとか、宗教についてとか、普通に歴史を学んでいては見落としがちな事がたくさん書かれているわけです。

 この本を面白がる人って、一定数いると思うなあ。

 ただ、この本は今がブームなので、今読まないとたぶんダメだと思う。それは、約20年前に流行った、ハンチントンの「文明の衝突」のようなもので、その時代に読むから面白いのであって、20年後に読んでも「だから何?」って類の本なんだろうと思います。

 なので、読むなら、今だよ(笑)。

今月のお気に入り Bluetooth ワイヤレススピーカー

 いわゆるお風呂用スピーカーです。今度はこちらを新たに購入しました。

 実は、似たようなモノを去年(2023年)の12月に購入して、こちらにもその事をアップしたのですが、約半年とちょっと使ってみて、やっぱりダメだと思って、別のものを購入したわけです。

 やっぱり中華な製品って、安かろう悪かろうですね。だから、文句は言いません。だって安かったんだから、モノがダメでも仕方ないですよね。

 前のは…LFSというメーカーの Bluetooth スピーカーでした。リンクを貼ろうと思いましたが、もうリンク先は消滅しています。残念です。バッテリーの持ち時間が公称18時間で、実際のところが3時間程度のものですが、半年使っているうちにフル充電しても30分程度しか持たなくなり、実用性が無くなってしまったので使用できなくなった…というわけです。

 今回買ったのは、バッテリーの持ち時間が公称36時間です。限界まで使い倒してやろうと思いましたが、今のところ限界は分かりません。少なくとも断続使用でも10時間以上は使えています。

 前回同様、中華な安価なスピーカーですので、あまり期待はしていませんが、少なくともバッテリーの持ち時間は問題なさそうです。音質的にもまあまあですので、価格相当の満足感はあります。今度は数年使えたらいいなあと思ってます。

今月の金魚

 2024年7月16日(火) ミーナが星になる
 2024年7月21日(日) フミイがやってくる
 2024年8月6日(火) フミイが星になる

今月のひとこと

 最近の私は、ブログこそ何とか継続できているけれど、その他の事は、とんとダメです。なんかもうやる気と言うか、意欲と言うか、そういうモノがドンドン欠落し続けているようです。おそらく、ブログも書けなくなったら、いよいよ私も終わりなんだろうなあと、自分事ながら危惧しています。あ、ハッピーバースデイです>自分。(2024年6月29~30日)

 第2期が始まると言うので、今まで未視聴だったアニメ「推しの子」を配信で見ました。ついつい一気に全部を見てしまいました。そんな事は初めてです。いやあ、久しぶりにグッと来る面白いアニメだったよ。(2024年6月30日~7月6日)

 数ヶ月前から、いきなり腹痛に襲われるようになりました。腹痛と言っても、ちょっと下痢気味になる程度の痛さで、それ以外にこれと言った異常はないので、たいした事ではないのですが、ちょっと期間が長いのが気になります。(2024年7月7~14日)

 世間の皆さんよりもだいぶ早く夏休みに突入した私です。約50日間の夏休みだよ、学生さんたちよりも長いね(笑)。これだけの休みがあるので、元気があれば短期バイトとかするべきなんだろうけれど、そんな元気はないので、ただただダラダラと過ごすつもりです。だって、もう余生なんだよ。キリキリ働きたくないじゃん(笑)。(2024年7月14~22日)

 夏休みを満喫している私です…とは言え、すでに定年退職をしているので、毎日が夏休みであっても良いはずなのに、まだまだ生活のために働かなきゃならないので、この夏休みが、ほんとに大切でありがたくて貴重に感じています。とにかく「他人が働いている時に遊ぶ」をモットーに、毎日楽しく過ごしています。(2024年7月22~29日)

 夏風邪をひいてしまったようです。ノドが痛いです(涙)。原因は…疲れかな? ここんとこ体力の限界を感じる日々が続いたからなあ…。(2024年7月29日~8月2日)

 どうやら夏風邪だと思っていた病気は夏風邪ではなかったようです。かと言って、病名が付くような典型的な病ではないらしく「よく分からない雑菌に感染した、風邪に類似した病気」らしく、とりあえず医者からは対処療法をしてもらいました。それでダメなら、大きな病院に行って精密検査を受けなって話のようです。(2024年8月2~7日)

 世間でも少しずつお盆休みに入るところが目立つようになりました。さて、夏風邪の件ですが、薬が無くなったので、病院に行ったら、病院はお盆休みに入っていました。10日程お休みするそうです。ううむ、困った。どうにもならなくなったら、別の病院(休日診療所とか24時間営業の病院とか)に行くんだろうけれど、本音で言って、いつもの先生が一番いいんだけれどなあ。でも、お医者さんだって休みたいだろうし…。あ、老犬ブログもボツボツ夏休みに入りますよ。(2024年8月7~9日)

 夏休みの計画が、どんどんポシャっていきます。原因は…夏風邪をこじらせている私の体調不良なのですが、もう風邪をひいて10日以上も苦しんでおります。風邪もつらいのですが、遊びの予定がどんどんダメになるのもつらいです。ああ、浅草に落語を聞きに行きたかったよぉ~。(2024年8月9~13日)

 パリオリンピックが終了し、最終的なメダル数の順位で、日本が世界第3位となりました。1位がアメリカで、2位が中国だから、人口数の違いを考えれば、日本はよく頑張ったと思います。もっとも、第4位のオーストラリアは人口が日本の1/5しかいないのだから、オーストラリアは日本以上に頑張った…とも言えますが(笑)。(2024年8月13~19日)

 ああ、ノドが痛い(涙)。でも風邪は良くなったと思う…風邪は良くなったけれど、たぶん喘息になってしまい、それで咳が止まらずにノドが痛いのだと思う(涙)。今度は喘息の発作を抑えないといけないなあ…。(2024年8月19~21日)

 現在、令和の米不足…なんだそうです。実際、近所のスーバーには米がありません。我が家では、明日食べる米がありません。でもまあ、米がなければ、パンや麺を食べればいいので、特に困りません。それに普段から、あまり米食べないし…。かつては“米不足”となれば、世間も騒然とし、眼の前真っ暗になりましたが、今の日本人はあまり米に依存していないので、困らないわけじゃないけれど、そこまで悲観にくれる事はないような気がします。(2024年8月21~25日)

 東京音楽コンクールの声楽部門の第二次予選を拝見してきました。以前の私と比べると「出演者の皆さんはすごい」という感想から「出演者の皆さんは上手い」に変わりつつありますが、その上手さの見極めはまだまだのようで、本選出場者は私の予想とは全く違いました。違いのわからない男、それが私です。(2024年8月25~30日)

 今月は以上です。よろしくお願いします。

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コメント

  1. 匿名 より:

    今回の落ち穂拾いには「フワ」について言及しておられませんが、
    私としては「フワ」に関して、言いたい(書きたい)ことがあるので、
    誠に勝手ながら、言わせて(書かせて)いただきます。

    さて、
    親の顔が見たい、
    というのは、嫌な子供に対する、
    最大級の嫌味だったと思います、
    (最近では聞かないかも?)

    私の両親は最悪の両親だったから、
    私自身も「しょうもない」人間に育っちった、
    という思いはありますが、
    それでも「フワ」よりは、私の方がまともかな、とも思います。

    フワは、傍若無人、自己中心的、責任転嫁、遅刻常習、という最低最悪。
    どんな育て方をしたら、あんな娘に育つのかしら?
    ほんと、親の顔が見たい、ですな~。

    ((( ̄へ ̄井) Σ( ̄皿 ̄;; ( ̄ヘ ̄メ)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  2. すとん すとん より:

    匿名さん、こんにちは。

     フワちゃん(“フワちゃん”は“~ちゃん”までが固有名詞です。なので“フワちゃん”で呼び捨てで、敬称を付けるなら“フワちゃんさん”になります)は、人としてはダメ人間なんだろうと私も思いますし、好きか嫌いかで言えば嫌いです。彼女がテレビに出演しているとチャンネル変えちゃうくらいに嫌いです。でも、そのダメ人間な部分は彼女のタレントとしての魅力の一部であり、そのためにテレビ等で重宝されてきたわけです。

     そういう意味では、古いタイプの芸能人であり、昭和の香りのするタレントさんです。今時のタレントさんではありませんから、今回の不祥事を契機として、芸能界で干されるのは当然かな?って思います。

     私はYouTuberとしての彼女は知りませんが、プロレスラーとしての彼女は何度かテレビで見ています。プロレスラーとしてのフワちゃんは、まだまだ弱いレスラーですが、しっかりキャラも立っているし、先輩や仲間ともいい感じのレスラーで、私は好感を持っています。レスラーとして頑張るのなら、応援してもいいかな?ぐらいには思ってます。

     どちらにせよ、テレビ越しでの応援です。あのタイプの人間は、遠く離れて他人として見ている分には好感持てますが、リアルに身近に存在されると迷惑至極です。そういう意味では、他人として存在している分には構わないけれど、友達にはなりたくない人だなって思います。

    >親の顔が見たい

     いやいや、おそらくあの娘は親の育て方が悪かったのではなく、本人の資質の問題だろうと思います。おそらく、脳に軽度の障害を持っているんだろうと思われます。いわゆるMBDでADHDなんだろうと思います。そういう人だから芸能界で重宝されるんだと思います。

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