3回ほど間が開きましたが、旅行記の連載を再開します。
水戸に到着したのは11時頃でした。まずはトイレに行くと、眼の前に駅構内のコインロッカーを発見。客がドンドンやってきて、眼の前でどんどん埋まっていきます。ほぼ全部使用済みとなります。軽く危機感が生じました。
水戸駅は、駅は大きいのに改札口は1つでした。利用者数がそれほどでも無いのかな? とにかくスーツケースをロッカーに入れないと話になりません。事前に調べておいたコインロッカーに行くと…スーツケースが入る大型ロッカーは全部使用済み。手荷物専用の小型ロッカーもドンドン埋まっていきます。
こういう時のために…と、ネット検索で事前に手荷物預かりサービスをやっている店(ラーメン屋さん)を調べておいたので、その店に行くと、まだ開店前でした。なので、他に方法もなかったので、店の前で開店するのを持っていました。
開店したので、手荷物預かりの件を店員さんに持ちかけたら「???」って感じです。おいおい…って思っていたら、その店員さん、一度奥に引っ込んで、今度は店主さんらしい人が登場で「手荷物預かりですか? ウチはそういうの、やってないんですよ」と断られました。やってないんじゃ仕方ないのだけれど、ネットの情報、嘘っぱち。だいたい、ラーメン屋で荷物預かりとか…やっている方が不思議だよね。ああ、騙された騙された。
ネットに頼る愚かさを痛感したので、駅ビルの案内所に行って、近隣のコインロッカー情報を尋ねました。ネットがダメなら、地元のリアルにしか無い情報に頼ろうって感じですが…ネット以上の情報が引き出せませんでした。ううむ、とことんダメな時はダメだなって感じです。
最後の手段!と思って、ホテルのフロントに電話を入れて、チェックイン前の荷物の預かりを打診しようと思ったけれど、誰も電話に出ない(涙)。時間的に、チェックアウト~チェックインの間の時間だったとは言え…廉価なホテルに期待する方が間違いなわけで…かと言って、こんな大きなスーツケースを持って移動しながら観光ってわけにも行かないので、こうなったら仕方ないので、まずはホテルに行って、チェックインまでボケッとして(まだチェックインまで4時間程度あるわけだが)それからこの日の行動を開始するか…それともあり得ないけれど、スーツケースを転がしながら観光するか…の二択となりました。
ちなみにこの日は、弘道館とか水戸城とかに行くつもりだったので、やたらとたくさん歩かないといけないんだよねえ…。スーツケースを引きずりながらは…まあ無理だよね。
冷静に考えると自分のタイミングが悪いだけなんだけれど、その時の私の中の、水戸に対する印象が、かなり悪くなった事を感じました。八つ当たりなんだけれど「もっと観光客に親切な街であれ!」と叫びたくなったわけです。一応、これでも観光地で暮らしている人間なんで、客ではなく、ホストの立場でダメ出ししちゃいたくなったわけなのです。ごめん。
そうこう考えているうちに、妻が「京成百貨店にもコインロッカーサービスがある! おまけに無料だよ」と言い出したので、仕方ないので京成百貨店に向かう事にしました。デパートのコインロッカーサービスって、基本手荷物だけでしょ? まあ、行くだけ行って妻を諦めさせようと思って歩きだしたら…これが結構遠かったんだわ。おまけに登り坂だし…。たぶん、バスで2区間ぐらいの距離はあったよ。後で調べたら、公式ホームページで「タクシーで5分、バスで7分」って案内されていたわ(汗)。とても歩ける距離じゃないって事だね。デパートが必ずしも駅前にあるわけじゃないって事だよね。
で、京成百貨店に着いて、ロッカーのサイズが小さいことを確認したら、妻が座り込んでしまって「もう動けない…」とかのたまわりやがりました。勝手に休憩用のソファを見つけて休み始めました。確かに駅に着いてから、すでに2時間以上歩き回ったわけだし、お腹すいたとか言い出しているし…。
デパートだからね。食堂だってあるだろうし、周辺には普通に飲食店もたくさんあるし、昼食休憩を取れないわけじゃないけれど…旅行中の食事は貴重だよ。やっぱり旅先ならではのモノ食べたいじゃん。
一応、この日の昼食候補として考えていた店も、そろそろ昼の営業が終わる頃でしょ?でも、店は歩いていけるほど近所じゃないし、荷物は大きくて重いし…どうしようかと考えたわけです。タクシー…かな? でもどうやってタクシーを呼ぼうかな? ここはデパートだし、デパートの案内にでも頼ろうかな? …とか考えていた時、いつも使っているタクシーアプリを思い出しました。地元で使っているけど、ここ水戸でも使えるんじゃないの?
さっそくアプリ起動。なんと、1分後にタクシーが来れるそうです。ううむ、地元だと、どうしても10分は掛かるのに、水戸の方が便利とは! 都会度では“水戸>湘南”だな! さすがは城下町! さすがは県庁所在地!
さっそくタクシーを呼びました。昼食予定のお店までは…タクシーで約10分の距離です。大型スーツケースを引ずって歩ける距離じゃないよね。…と言う訳で、疲れて座り込んでいる妻を叱咤激励しながらタクシーに乗せて、昼食を食べに行くことにしました。
満腹になれば、なにか良い知恵が浮かぶかもしれないし…ね。
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