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最近、安く映画を見るのが難しくなったよね[2022年2月の落ち穂拾い]

 コロナ禍がきっかけで、人々が外出を控えるようになり、映画館が儲からなくなってきたのでしょうね。かつてはあった、各種割引サービスを取りやめる映画館が増えてきました。「映画はなるべく通常料金で見てね…」ってわけですが、各種割引サービスを活用して映画を見続けてきた私にとって、通常料金で映画を見るのは、なかなか勇気が要りますよ。
 特に最近は、配信サービスも充実してきたので、テレビの小さな画面と貧弱な音響にさえ我慢できるなら、自宅でも映画を楽しむことができるようになってきましたし、私もだんだん配信で映画を楽しむようになってきました。
 特に映画館で上演されてから、割とすぐに配信に降りてくる映画もあるし、かつての2番館的な感覚で自宅で映画を見られるなら、そもそも2番館地域に住んでいる私にとって、映画館が自宅に来たようなものだから、楽でいいんだよね。
 それでも、やっぱり、映画館の大画面と音響には憧れます。できれば、自宅のテレビではなく、映画館で映画を見たいです。
 各種割引サービスが復活しないかな…というケチくさい考えで頭がいっぱいな私がいます。
バカになりきれない私
 高い音を発声するのは…難しいですね。特に人前で歌うのは難しいです。
 私の場合、自宅の練習の時は、案外高い音もひゃらっと出ちゃっていたりします。で、「いい感じじゃん」と自信を持ってレッスンに行って歌ってみると全然ダメで、痛い目に合う…なんて事はザラだし、たとえレッスンで出来るようになっても、発表会では失敗するなんて毎度の事だし…ってか、私、たぶん、発表会でちゃんと歌えた試しが、そもそも無かったような気もします(ダメじゃん)。
 脱力…まあ、良い意味でのリラックスだし、日本語で言えば、まさに“お気楽極楽な気分”な事だよなあって思いますが、その境地になって歌うことが大切なのは分かるけれど、実際に人前で歌う時にリラックスするのは、ほんとに難しいです。頭のネジの2~3本は、抜けてなきゃダメなような気がします。
 ああ、だから“テノールバカ”って言葉あるんだろうなあ。
 まだまだ、バカになりきれない私がここにいます。かなり残念です。
オペラは興行
 かつて、ロシアにはホロストフスキーという、めっちゃイケメンなバリトンがおりました。歌に関しては(私はバリトンはよく分からないので)私はカッコいいなあと思っていましたが、言いたい人に言わせると、実はまだまだだとの事でした…が、それでも客は呼べちゃうわけです。
 歌とか声とかでなく、美貌で名前を売っているのは、いかがなものかと訝しがる人もおりましたが、私は、ある意味、仕方のないことではないかしらと思います。
 だって、彼って、空前絶後のイケメンでしょ? あれだけの美貌があれば、歌なんて××でも、十分客が呼べるからね。オペラは興行だから、歌がうまいだけじゃダメなんだな。客が呼べる歌手が正義なんだよ。だから、オペラ歌手は美貌が大切なのです。
 私は個人的には、美貌よりも歌唱であり、歌唱よりも声であると考えてます。
 オペラのお客さんたちが、みんな私のような考えなら、今頃、世界中の歌劇場に美声の歌手があふれているはずですが、現在の多くのオペラのお客さんは、美しい歌手を求めているのだから、美女やイケメンの方がもてはやされるわけです。
 仕方のない話なのです。だって、オペラは芸術である前に興行なんだもの。
声楽家は体が楽器
 それは全くそのとおりで、だから声楽家は太る傾向にある…と言うか、体重を増やしたいと頑張るのです。
 体重が増えると何が良いのか? どうやら、体重が増えれば、大きな声が出せるようになる…と考えている方が大勢いらっしゃるようなのです。
 例えば、スピーカー。スピーカーって、重ければ重いほど、充実した音が出せるし、大きな音量も出せるそうなのです。スピーカーがそうなのだから、人間も同様…ってわけで、オペラ歌手はデブを目指す…のだそうです。
 もっとも、この考え方は、一昔前の考え方らしていです。
 今は、下手に太ると、体内の空洞が体脂肪で圧迫されるので、むしろ逆効果だという説もありますが、でも現実にワーグナー歌手たちの巨漢ぶりを見ると、重い体はやっぱり音量と関係ないわけないじゃんと思わざるをえない部分もあります。
 あと、痩せて体が筋肉質になると、声が硬くなるという噂もありますが…本当なのかな?
今月のお気に入り 八味地黄丸
 最近、夜中の頻尿で困っていた私です。とにかく、深夜に1~2時間おきにトイレに行かないと済まなかったわけで、これが結構深刻な睡眠不足の原因になっていたのです。そりゃあそうだよね。やっと寝れたと思ったら、尿意を感じて目が覚ましてトイレに行くわけです。特に我が家の場合、寝室が二階でトイレが一階だから、トイレに行けば、いやでもしっかり目が覚めてしまうわけです。これを夜中に何度も繰り返していたので、私的には大問題だったわけです。
 で、これを解決するために、あれこれ考えて、かかりつけのお医者さんとも相談した結果、漢方薬である八味地黄丸(はちみじおうがん)を飲む事にしました。すでに一ヶ月ほど飲んでいますが、結果はなかなか良好です。
 まず、夜中にトイレに行く回数が減りました。日によっては、一度も行かずに朝までぐっすりという日もあります。これは結構うれしいです。あと、大して困っていなかったのだけれど、かつて帯状疱疹かと疑われた、あの下肢のしびれも無くなりました。やったね、困っていなかったけれど、不都合が解消されるのは嬉しいです。その他で言うと…慢性の腰痛が軽減しました…ってか、痛くないのよ。今までは、いつもほんのり痛くて、ひどくなるたびに湿布のお世話になっていたのだけれど、最近は全然痛くないのです。痛くないのは、うれしい事です。
 漢方薬は、その人の体質もあるので、誰にでも薦められるモノではないのだけれど、どうやら私には八味地黄丸が合っていたみたいです。
 で、八味地黄丸は主要な漢方薬なので、漢方専門の薬局だけでなく、通常の薬局でも買えるのだけれど、今回はお医者さんに処方箋を書いてもらったので、安価に入手できたのも良いです。なにしろ処方箋があれば、満量処方で三割負担(つまり薬価が七割引)だもんね、うれしいうれしい。ただ、すべての西洋医学のお医者さまがこころよく漢方薬の処方箋を書いてくれるわけじゃないので、そういうお医者さまと出会えなければ、自腹で薬局行って買わなければいけないのが、漢方薬の悲しいところ…だね。
 ちなみに、満量処方にこだわりたいのは、薬局で売っている漢方薬って、通常、必要生薬量が医療用(処方箋を書いてもらって購入できるやつ)と比べると、1/2~2/3に抑えられています。これは安全のためなわけだけれど、八味地黄丸の場合は、ツムラもクラシエも薬局で買うと1/2しか入ってません。つまり、薬局で購入した漢方薬の場合は、用法・用量を守って服用するなら、その効果は医療用には及ばないって事なのです。だからと言って、用法・用量を守らなくてもいい…ってわけじゃないよ。何しろ、薬は命に関わるものだからね。やっぱり用法・用量は守んなきゃダメだよ。
今月の金魚
 ひとまず、みんな元気です。アカリの尾びれはボロボロですが(涙)。
今月のひとこと
 『風雲児たち』をようやく読み終えました。感想は…日本史面白い!ですね。作者逝去のための未完が残念ですが、こればかりは仕方ありません。歴史を学ぶ事は人間を学ぶ事ですね。時代が変わっても人間の本性なんて、そうそう変わるわけはないわけで、歴史上の人物たちの生き様から、今の我々が現代社会をどう生きるべきかの指針を教えてもらうわけです。そういう意味で、歴史を学ぶ事は今を学ぶ事であり、未来を見据える事でもあるのだろうと思うのです。(2022年1月30日~2月4日)
 まん延防止等重点措置が出されて数日経ちましたが、コロナ感染者は相変わらず爆増しています。つまり、これって“まん延防止等重点措置なんて無意味”って事を表しているんじゃないかしら? で、このまま感染者が増え続けたら、今度は緊急事態宣言が出るのだろうけれど“緊急事態宣言なんて無意味”って事にはならないのかしらね? で、まん延防止等重点措置があってもなくても、やがてコロナは収まるでしょ? 感染症だもの、やがて必ず収まるのよ。だったら、即刻、まん延防止等重点措置なんて止めて、日常生活を普通に戻して経済を回す方が優先されるべき事なんじゃないのかな?(2022年2月4~7日)
 相変わらず、私の周辺でもコロナが大流行しています。ほんともう、大変なんだから。で、コロナからの回復者の皆さんの話を聞いてみると、なんか腑に落ちません。オミクロンって、ただの風邪とどう違うの? 熱が出て、だるくなって…で、解熱剤飲んで、数日安静にしてたら、元気になっちゃうなんて、ただの風邪とどう違うんだろ? 基礎疾患者はやばいとか、高齢者は死んじゃうかもしれないっていう人もいるけれど、それはただの風邪でも同じことでしょ? だって「風邪は万病の元」と言って、本来は風邪だって、おっかない病気なんだよね。体感的には、もうコロナは普通の風邪って事でいいじゃんと思ってますが、それじゃあまだダメなんだろうなあ…。まだまだコロナで儲けたい人がいるんだろうなあ…。(2022年2月7~11日)
 2022年2月11日の記事「なぜ日本人にはクラシック声楽は難しいのか?」は皆さんのところでは読めるでしょうか? 一応、いつもどおりにアップロードは完了しているのに、ネットでは読めません。一体、何が起こっているのやら?(2022年2月11日)
 例の記事は昼過ぎにアクセスした時には読めるようになっていました。ううむ、一体何があったのだろうか? こんな事がたびたびあったら困るんだけれど、トラブルの原因がどこにあって何が起こったのかが分からないので、手のうちようがありません。(2022年2月11~12日)
 ウクライナに邦人退避勧告が出ました。これは日本人がウクライナに行っちゃダメなのは当然として、今ウクライナにいる日本人はすぐにウクライナから出国しなさいというお願いなんです。ま、勧告なので、法的拘束力はないし、これを無視してウクライナに行っちゃう人もいるんだろうけれど…ねえ。いよいよ、ウクライナを舞台とした戦争が始まる…かもしれないって事で、のんきにオリンピックを見ている場合じゃないよって事です。日本人にとっては地球の裏側の話ですが、ヨーロッパの人にとっては、すぐ近所の話ですから、ウカウカしていられませんね。アメリカからの要請が出て、自衛隊もウクライナに行くんだろうなあ。で、また国会がもめる…と。いい加減、日本も戦争に参加できるように法整備しないと、国際的にダメなんじゃないかな?(2022年2月12~15日)
 今回の北京オリンピックから、15歳以下なら薬物を使用した選手でも出場してメダルを狙えるようにルールが変わったようです。あれ? オリンピック(に限らず、スポーツの世界)では薬物って絶対にダメだったんじゃなかったっけ? だいたい、薬を使った選手と使っていない選手を同じ土俵で戦わせるなんて、不公平だよね。ルールを守って、フェア精神で戦う選手たちがバカみたい。ルールを守らせていたコーチやチームや国が間抜けに見えるよなあ。だいたい、ロシアって組織的ドーピング違反で処分中でしょ? 潔癖を証明できた選手だけが個人資格でROCってグループになってオリンピックに参加できているわけで、そもそも薬を使った選手は、ROCとしてオリンピックに参加できないはずだし…。なんか、あれこれオカシイなあ。中国で開催されているオリンピックにロシアの選手が参加しているから、ルールが変わったのかな?(2022年2月15~16日)
 秋篠宮悠仁親王殿下が筑波大付属高校に合格されたとの事、おめでとうございます。高校の入学定員には限りがあるので、親王殿下がご入学されることで、優秀な貧乏人の席が一つ無くなってしまったことは事実です。親王殿下のご入学はおめでたいことですが、そのために貧乏人の席が一つ無くなってしまった事に関しては、貧乏人の私は忸怩たる思いを抱かざるを得ません。皇族の方は学習院にご進学されるのがスジでしょうに…。貧乏人の席を奪ってしまうのは、いかがなものかと私は思います。余計なお世話ですが、ご長女の件も含め、皇嗣殿下家の教育方針は大丈夫なのでしょうか?(2022年2月16~17日)
 新型コロナの第6波は、どうやらピークアウトしたそうです。よかった、よかった。まだ当分は、感染者数とか病床使用率とかは高いままでしょうが、いずれは収まります。うん、終わりが見えてきたようで、一安心です。これはコロナから回復した人に聞いた話ですが、今回のオミクロンには、普通の風邪薬がよく効くそうですよ。風邪薬を飲んで、暖かくして、2~3日寝ていると良くなるそうです。まあ、私を含め年寄は、普通の風邪でも、うっかりしていると死んじゃいますから、いくらオミクロンが軽症で済むとは言え、気をつけるに越したことはありませんが…。(2022年2月17~21日)
 来ました、来ました、ついに来ました。花粉の季節がやってきました。私の花粉センサーがビンビンに反応しています。ああ、これから憂鬱な季節がやってくるのだなあ…、暖かくなってくるのが憂鬱に感じます(涙)。(2022年2月21~25日)
 ついに戦争が始まっちゃいましたね。ロシアは中国同様、過去の最大領土の回復を目論んでいるのかしらね?(2022年2月25~27日)
 今月は以上です。よろしくお願いします。

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コメント

  1. 通りすがりのもの より:

    >オペラは興行
    この前の私は「容姿で評価されるのはケシカラン」過激主義者でしたが(笑)、貴族が芸術家を養っていた昔と違って今は商売に走るのはやむを得ないという現実的視点も持っておりますので(笑)。
    しかし、そうなるとMETのような大劇場はどうしても商業を意識せざるを得ないので、一般人でも分かる容姿の良さや声の大きさなどが歌手選びで重視される要素となるでしょう。
    となると中小の劇場のほうが意外と実力で選ぶのではないかと思っております。
    映画だってTOHOシネマズのような大手よりも、アップリンクや早稲田松竹といった中小映画館の方が上質な映画を上映していますし。
    まあ、本音としてはパトロンがいない現代社会において商業に走るのは仕方あるまいと思いつつも、建前としてオペラ歌手を容姿で選ぶのは良くないという立場を堅持していこうと思っています(笑)
    オペラでも映画でもなんでもそうですが、なんやかんや言って大手は良い広告塔で、そのジャンルの趣味の人を増やしますからね。
    刀剣乱舞で若い女性が日本刀に興味を持つように、容姿の優れた歌手に惚れたことがきっかけで声楽オタクになってくれたらありがたい訳です。現にホロストフスキーに惚れてロシア音楽オタクになったブログ主もいますし。
    そう考えると、日本刀における刀剣乱舞のように端役も含め全ての役を美男美女歌手で揃えて、三大テノールみたいに派手にプロモーションして公演すれば声楽ファンが一気に増えるのかもしれませんね。

  2. すとん より:

    通りすがりのものさん
    >日本刀における刀剣乱舞のように端役も含め全ての役を美男美女歌手で揃えて、三大テノールみたいに派手にプロモーションして公演すれば声楽ファンが一気に増えるのかもしれませんね。
     過去にはエスコルタなんていうクラシック声楽寄りのヴォーカルグループがいましたし、それでちょっと声楽ファンも増えたかもしれませんが…なかなか簡単にはいかないみたいです。そもそも世界的に見ても、オペラ自体がオワコンですから、客を呼び集めるのはホント大変なんだろうと思います。

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