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たっぷり二重唱のレッスンを受けてきました

 声楽のレッスンに行ってきました。
 まずは発表会の持ち時間についての確認をしたところ、どうやら1人あたり8分程度になりそうです。うむ、8分か。ならば、我々は夫婦で16分と考えるとすると…二重唱が7分でしょ? 私のドニゼッティのアリアが2分半で、妻のアリアが(よく分からないと言っていたけれど、たぶん)6分でしょ? となると、合計で15分半だから、すでに持ち時間いっぱいって話になります。ううむ、もう一曲、歌曲を歌いたかったなあ。でも持ち時間的に無理っぽいです。
 後は、二重唱をカットするか(前奏で1分、後奏で1分、合計2分のピアノだけの演奏時間がありますので、そこを多少カットするか)、妻のアリアの正確な時間を確認するとか(例えば、6分申告だけれど、実は5分程度だったりとか…)して、あと2分くらい時間を捻出できれば、もう1曲くらい歌えるけれど…まあ、無理だな。
 後は、一人あたりの持ち時間が8分から10分になれば、一気に4分余裕が生まれるので、そうなると歌曲も選び放題だけど…これもまあ、無理だな。
 なので、今回は歌曲は諦める事にせざるをえません。なので、今回は二重唱と短めのアリアだけ。何とも物足りない気がするけれど、まあ仕方がない。後は、秋に地元でクラシックコンサートが行われるなら、そこで歌曲を歌うことにするかな? もっとも、このコロナ禍なので、開催するかも分からないし、開催してもピアニストさんに伴奏を依頼できるかどうかも分からないので、クラシックコンサートに期待もできません。何ともかんとも。
 さて、ハミング練習です…注意された事は「腹筋を動かしてください」って事です。うむ、しっかり腹筋を使いましょう。私の場合、腹筋を使わなくても、ノドの力だけで、そこそこの声が出ちゃうのが、ダメなんだよね。
 発声練習では「常に発声のベクトルを上向きにしましょう」と言われました。私の場合、デフォルトの発声のベクトルが下向きなのです。つい、声をノドで押してしまうので、下向きのベクトルの声になってしまうのです。しっかり、腹筋を使って、腹圧を高め息をしっかり吐くと、上向きのベクトルになるようなのですが、かなり意識的にやらないと出来ないのです。難しいです。
 発声練習はそこそこに、二重唱の練習になりました。ヘンデル作曲の「陽気な人、鬱ぎの人、穏やかな人」から「As steals the morn upon the night/暁が夜に忍び込み」です。
 とにかく、最初から丁寧にチェックしていきました。音程が怪しいところ、リズムが甘いところ、ブレスの場所、二人の息が合っていないところ、等々を洗い出して、何度か返して、ブラッシュアップしていきました。これだけで、レッスン時間の大半を使ってしまいました。いやあ、難しい難しい。
 多少の時間が残ったので(ってか、多少しか残らなかったので)ソロ曲の「Quanto e bella/なんと彼女は美しい」をやりました。響きを高めにして歌う事を注意受けました。カデンツァに関しては、むしろ音を高めに取りすぎているようで、そんなに高く歌わなくても良いらしいのです。うむ「音が高い」という意識が強すぎるようです。もっと楽にリラックスして歌えればいいのだけれど…ね。
 もっとたくさん時間が残れば、妻のアリアもレッスンで見てもらえたのだけれど、今回は二重唱にたくさんの時間を使ってしまったので、仕方無いのです。

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