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クラシックとポピュラーの違いについて、大雑把に考えてみた

 表題の通り、クラシック音楽とポピュラー音楽の違いについて、大雑把に考えてみました。あくまでも大雑把に考えているので、細かく見てみると、結構違うことも書いてますが、そこはご勘弁を。
1)作曲年代の違い
 19世紀までに作られた流行音楽がクラシック音楽で、20世紀以降に作られた流行音楽がポピュラー音楽です。昔の作曲家が作った音楽がクラシック音楽であり、最近の作曲家が作った音楽がポピュラー音楽なのです。
 つまり、クラシック音楽は、すでにオワコンです。オワコンなので、くだらない音楽は淘汰されているので、現在演奏されるような曲は、珠玉の名曲揃いと言えるでしょう。逆にポピュラー音楽は現在進行形の音楽なので、玉石混交でクソのような曲が量産されている平均値の低い音楽と言えます。
2)弦楽器の違い
 弦楽器に注目してみると、クラシック音楽とはヴァイオリンが主役の音楽であり、ポピュラー音楽はギターが主役の音楽です。
3)電気の有無
 電気が使えなかった時代の音楽がクラシック音楽であり、電気が使えるようになった時代の音楽がポピュラー音楽なのです。
4)楽譜の違い
 楽譜ありきの音楽がクラシック音楽であり、クラシック音楽の演奏家たちは、作曲家が書いた楽譜をいかに忠実に再現するかに心血を注いでいたわけです。一方、ポピュラー音楽は録音ありきの音楽であり、その音楽は録音された音源で流通し、それが再生される事で普及してきました。実際、ポピュラー音楽の作曲家や演奏家たちの中には、少なからず楽譜の読み書きが不自由な人がいますが、別に楽譜が読めなくても彼らは全然困っていないのです。
5)教養か、娯楽か
 クラシック音楽は教養のための音楽です。だから学校で習いますし、成績も付きますし、大学もあります。プロの演奏家として認められるためには、音大卒業が不可欠です。
 ポピュラー音楽は娯楽のための音楽です。だから学校では習いません。プロの方も実力主義で、売れる音楽が作れれば成功します。出身大学は問われません。昨日までサラリーマンだった人が、今日から音楽家にもなれます。それがポピュラー音楽なのです。
6)いわゆる現代音楽と言うのは、どっちなの
 うーん、難解で売れない現代曲は、オワコンのクラシック音楽に属する音楽と言って良いと思います。映画音楽や劇伴のような、演奏形態はクラシックっぽいけれど、きちんと世間に消費され利益を生み出している音楽はポピュラー音楽に分類できると思います。
 ついでに言うと、学校の合唱部とか吹奏楽部の音楽は、世間に消費され、関係者に利益をもたらしているので、オワコンのクラシック音楽ではなく、現在進行形のポピュラー音楽なのかなって、私は思ってます。

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コメント

  1. tetsu より:

    こんにちは。
    >クラシックとポピュラーの違い
    和声も違いますが、大きな違いはリズムでしょう。
    以前、葉加瀬太郎がオーディションやっていて、リズムの正確さを強調していました。
    メトロノームでの練習が必要なことはわかりますが(特に裏拍)、ここまでという記憶があります。
    うろ覚えで失礼しました。

  2. すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん
     確かにリズムの違いはありますね。ですからリズムの違いをクラシックとポピュラーの違いの一つに加えてもいいかもしれません。
     …が、私はリズムの違いは、音楽ジャンルの違いだと思ってます。と言うのは、ポピュラー音楽のリズムは一つではありません。ポピュラー音楽の中には様々なジャンルの音楽があって、それら同士でもリズムは違うからです。分かりやすく例を上げれば、アイドル歌謡と演歌と音頭では、また、ジャズとロックとボサノバでは、それぞれリズムが違うからです。クラシックでも、マーチとワルツとメヌエットでは違いますでしょ?
     なので私は、リズムの違いは、クラシックとポピュラーの違いと言うよりも、音楽ジャンルの違い…だと思っているのです。

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