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自由に吹くフルートは、楽しくて悲しい

 レッスンをやっていた頃の私は、自宅でフルートを吹くとなると、レッスンに持っていくエチュードばかりを吹いていました。まあ、限られた練習時間を最大限に有効利用しようとすると、そうなるしかないよね。ですから、あの頃は、いわゆる“遊び吹き”なんてほとんど出来ませんでした。
 で、今、レッスンを休んでいる現状では、逆にエチュードを吹くことはありません。だって、そんな難しい曲を仕上げても何にもならないからね。最近の私は、笛先生にフルートを習っていた時に使っていた、分厚いポピュラー音楽の楽譜を広げて、あれこれ遊び吹きをしてフルートを吹いています。
 遊び吹きですから、楽しいと言えば楽しいです。どの曲も簡単なので、スラスラ吹けますし、知っている曲をフルートで吹けるという達成感はなかなかのモノです。楽しいです。
 でも、所詮は遊び吹きなんだよね。誰に聞かせるわけでもなく、吹いたからと言って、どうにかなるわけでもありません。ただ、自分一人が楽しいだけ、ほんと、それだけ。
 私は自分の演奏を他人に聞かせたいとか、そういう願望はほぼありません。ただ、人前で演奏するのは好きです…ってか、舞台の上で演奏するのが好き…って感じかも。お客さんの存在は別にいいのです。だから、私は無観客でも良いのかもしれませんが、舞台で演奏はしたい…みたいです。
 でも、フルートのレッスンをお休みしている今、舞台でフルートを演奏するチャンスは、ほぼほぼ無いよね。近所のジャズバーに行って、飛び込みでフルートを吹いてくる? いやあ、そんな勇気も技量も私には無いよ。仮に舞台に立てるチャンスがあったとしても、私は奥ゆかしい人なので、きっと理由をつけてお断りするんだろうなって思います。で、「舞台で演奏できなくて寂しい」とか言うんだよ。ああ、面倒くさい人だ。
 そんな、面倒くさい自分を見つめると、ちょっぴり悲しくなります。
 なので、フルートを吹くのは、楽しいのだけれど悲しいのです。
 人間って、複雑だよね。

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コメント

  1. オペラ座の怪人の怪人 より:

    2日続けて書くことを、お許しください。
    フルートを片手に、
    いや、2本持っているから、フルートを両手に抱えて、
    1人でカラオケに行って、サザン・スキマスイッチ・太田裕美、
    等々、適当に吹いています。
    昔は飲み会にフルートを持って行って、
    無理矢理聞かせたりしていましたけど、
    それも昔の話。今では聞かせたりしません。
    色々あって、引っ込み思案になっちゃったから、
    もう、人に聞かせることはないだろうな。
    さて、昨日の、すとん様ご返信で、
     なので、高校進学は大反対されました
    (中卒で働くのが当然だと思っていたので、
    当時の中学の担任が必死で両親を説得してくれました。
    恩人です、感謝しています)
    とのこと。
    私も全く同じです。
    中学の担任(中年女性教師)には大感謝です。
    1人の先生が生徒の人生を大きく左右する、ってこと、あるのですね。
    おしまい

  2. すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん
     お医者さまが、人の命を扱う職業なら、学校の先生は、人の人生を扱う職業なんだと思います。
     そして、きちんと他人の人生を取り扱える先生に出会えたことに感謝しています(怪人さんも…でしょ?)。そういう点では、我々は恵まれていたのだと思います。世の中には、クソみたいな教師も大勢いますから(笑)。

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