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合唱と合奏は違う(合奏は楽しい)

 別に合唱を腐すつもりはありません。是非是非、誤解のないように。
 合唱というのは、2~4ぐらいのパートに分かれて歌います。1つのパートには複数人いるのが普通です。なので、合唱で歌うというのは、同じパートの人たちと同じように歌い、他のパートの人たちとハモるわけです。
 つまり、チーム戦? 各パートごとにまとまって、他のパートと競り合って、美しい音楽を作るわけです。私のイメージ的にムカデ競争かな?
 一方、合奏の方は…色々な形態がありますが、私がイメージするのは、ジャズセッションのような合奏です。例えばメンバーが5人いたら、その5人は全員違う楽器を持ち、違うフレーズを演奏して、全員で美しい音楽を作るわけです。つまり個人戦で、同時に多くの敵と対するわけで、気分は…バトルロイヤル? プロレス等でたまに見かける、たくさんのレスラーたちが同じリングで入り乱れて競い合う、あんな感じです。
 チーム戦も楽しいし、バトルロイヤルも楽しい。で、どっちの方がより楽しいのか…とあえて問うなら、私はバトルロイヤルの方が圧倒的に楽しく感じます。見ていても楽しい、参加するなら、ぜひバトルロイヤルの方だね。
 無論、チーム戦の楽しさも分からないでもないのだけれど、自分の腕一本でどこまでやれるのかが試されるバトルロイヤルは、もうワクワクものです。
 だから、合唱のようなチーム戦も嫌いではないけれど、味方なんて一人もいない、スリルいっぱいな合奏は、一度知ったらやみつきになりかねないほどの魅力があるわけです。
 合唱と合奏は、字面は似ているけれど、実は全然違うわけで、私にとっては、合奏ってすごく楽しいって事です。
 笛先生にフルートを習っていた、あの頃が、今はとても懐かしいです。

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