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声は、側鳴りではいけません

 クルーズ旅行の連載中ですが、それを中断して、先日行ってきた声楽のレッスンの記事をアップします。

 今回のレッスンから発表会に向けてのレッスンとなります。

 まずはハミング&発声練習からです。先生曰く、ここ2か月ほどで私の声が良い方向に変わってきたとの事です。確かに、高いラ(A4)も割と楽に発声できるようになりました。この高いラが寝ぼけていても出せるようになると、力技で高いシ(B4)やHI-Cが出せるようになるそうです。

 頑張っていきましょう、そして、この変化を維持しつつ、さらに上達を目指していきましょう。変化の原因は、響きの認識でしょう。声には鳴りと響きがあって、自分には響きの要素が少なくて、だから積極的に響きの成分を増やしていくために、発声ポイントを上に上に上にしていくように意識した事です。

 とにかく、高いボジションに息を入れて、響きを高くして発声します。高い…というのは、具体的には、少なくとも目よりも上です。眉間まで届けば良いし、もっと上でも良いようです。特にテノールの場合は、響きのポジションは高ければ高いほど良いようです。

 実は素人が陥りやすい誤りとして“格好良さげな低音ヴォイス”というのがあります。テノールでも重めの声のテノールの録音された声が、そんな感じに聞こえる事もあり、音源等で音楽に親しんでいる素人さんが、ついうっかりそんな声を安直に真似てしまいがち(かつての私もそのタイプでした)だけれど、そんな感じで安直に真似した声って、圧倒的に響きが足りていないのです。そもそも、声の響きって、ほとんど録音されないんです。生の歌声には嫌になるほど載っていても、録音されちゃうとそれら響きって消えてしまうのです。ですから“格好良さげな低音ヴォイス”ってのは、響きの無い、籠った感じの生声になりがちです。

 私もそうだけれど、日本の歌好きって、録音された歌声で歌を聴いている人が大半で、ジャンルを問わず、歌手の生歌を聴ける環境の人って、そんなに多くないから、どうしても“格好良さげな低音ヴォイス”をプロの歌声の典型として認識して、憧れてしまう人がいても不思議ではありません。

 で、それを素人が格好良さげに真似てみると、見事なくらいに側鳴りの声になります。

 合唱団等で、一聴すると美声でボリュームのある声なのに、声が全然会場に届かない人って、たくさんいますが、彼らに共通するのが、見事な側鳴り声であり、決定的に響きが足りていないのです。いや、響きが足りていないのではなく、そもそも、プロの声に響きの成分が載っている事すら知らないし、歌声には響きが必須なことも知らないのかもしれません。

 声が鳴りと響きで出来ているなんて、普通に暮らしていたら知りませんからね。合唱団等のボイトレでも教えてくれませんしね。

 閑話休題。ハミング練習の時には、比較的高いポジションに息が入ってある程度の響きが獲得できる私ですが、発声練習となると、どうしても声が鳴りの方向に引っ張られてしまいます。だから、発声の前にハミングをする習慣って大切なのかもしれません。声を出す前に、ハミングで息の通り道を確認してから、声を出すことで、響きを高くキープできるのでしょう。

 そんなわけで、発声でもしっかりと息を高く入れていかないといけません。そのために必要なのが、支えの強さであり、腹筋なのです。

 その腹筋だけれど、後ろに引っ張るのではなく、上に引っ張り上げる感覚の方が正しいのです。腹筋は最大限の力で上に引っ張り上げます。限界まで引っ張り上げると、腹筋につられて背筋も上に引っ張られます。そこまで出来るのが最低限、と言うか、これができて、ようやく歌手の入口に届いたってところらしいです。それを努力ではなく、習慣とかカラダの癖として、いつでも腹筋背筋が限界近くまで動くようになったら、ようやく合格…と言うか、水準に到達した…感じになるようです。

 まだまだ声楽技術の入口にも届いていない私です。

 歌声は、息の支えと、開いたノドと、高い響きで作られるのです。

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