さて、続きを書きます。
16)フレディ・マーキュリー The Show Must Go On
ドキュメンタリー映画です。それも割と初心者向け…かもしれません。映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見た人が次に見る映画…として製作されているんだろうなあ…って思いました。動いてしゃべるフレディがたっぷりと見られます。
17)カラーパーブル
あの「カラーパープル(1985年制作)」のリメイクですが、ミュージカル映画としてリメイクされています。私はミュージカル映画が好きなので、ストレイトプレイだった1985年版よりも、こちらを評価しますが、ミュージカルが苦手な人は、旧作の方が良いかも…。
普通に良い映画だと思います。
18)007/美しき獲物たち(BS)
ロジャー・ムーア最後の007映画です。私には、映画本編よりも、主題歌であるデュラン・デュランの「美しき獲物たち/A View To A Kill」の方が印象深い映画です。
映画本編は、上質なエンタメ映画に仕上がっています。文句を言うとすると…ムーアが年を取りすぎています。実際、この時のムーアは57歳だったそうで、ジェームス・ボンドを演じるには無理しかなかったわけです。実際、ボンドがジジイすぎる点を除けば、よく出来ていて興味深い映画だと思います。あ、MI6の花であるマネーペニーも(失礼だけれど、ムーアに合わせたのでしょう)ご年配です。
ヒーローがジジイでも平気な人にはオススメです(笑)。
19)007/リビング・デイライツ(BS)
という訳で、ボンド役が新しくなりました。今度のボンドはティモシー・ダルトンです。当時41歳なわけで、ベテラン諜報部員を演じるにはギリギリな年齢でした。
調べてみると、ダルトンは前々(ムーアより前も、ムーアが演じている時も、そしてムーア後、いよいよ)からボンド役をオファーされ続けていたのだけれど、タイミングが合わず、41歳のこの時に、ようやくお鉢が回ってきたってわけです。
ちなみにダルトンは、この作と次作でボンドを演じています。その後はダルトンとは関係ないところで法廷闘争が起こり、007映画の製作が5年ほど無くなり、ダルトンの出演契約も切れてしまいます。映画製作再開となった時に、ダルトンは「あと1本だけなら引き受ける」と言ったのに対して、製作者側は「あと4~5本は出演してもらわないと困る」と言って出演契約は決裂してしまったそうです。
製作者側が執着するほどに、ダルトンはボンドにふさわしい役者だと思います。実際、これと次作に登場するボンドは、とてもニヒルでカッコいいです。私的には、ダルトンこそがベストなボンドだと思ってます。なので、出演作がたった2本しか無いというのは、残念で仕方がありません。
20)歌うエノケン捕物帖(配信)
戦後まもなくの頃に作られた、和製ミュージカルです。主演は、コメディアンの榎本健一で、その脇を固めるのが、笠置シヅ子と藤山一郎、旭輝子という、当時のトップスターたちです。面白くないわけがありません。時代はさすがに感じさせるけれど、極上のエンタメである事は間違いありません。
21)メト・ライブビューイング「ビゼー作曲『カルメン』」
すでに記事にしていますので、こちらを御覧ください。
22)007/消されたライセンス(BS)
ティモシー・ダルトンのボンドの2作目であり最終作です。カッコいいです。最高です。ダルトンによるボンド映画が続かなかったのが本当に残念です。
23)007/ゴールデンアイ(BS)
今作からピアーズ・プロスナンがジェームズ・ボンドを演じます。それだけでなく、Мがジュディ・デンチに代わりました。Q役のデスモンド・リュウェリンを除けば、今までも何度も、色々な役の俳優たちが変わってきましたが、さすがにМが女性に変わったのにはビックリです。
映画の雰囲気は、ムーア時代に回帰したようです。なので、私は劇場でもしっかり見ていたはずなのに、この作品を含め、ブロスナンの007映画は、あまり印象に残っていませんでした。改めて見直しましたが…今までの007映画とは、なんか違うなあ…という印象です。おそらく、主演俳優の交代に伴い、映画としてリブートを掛けたのだろうと思われます。
ちなみに、このリブートは興行的には大成功で、ここまでは「ムーンレイカ」が007映画では最高興行収入だったそうだけれど、それをこの「ゴールデンアイ」が抜いたそうです。なので、世間的には、ダルトンからブロスナンにボンドが変わって良かった…って事になるようです。個人的には納得できませんが。
24)雄呂血(活弁入り:配信)
戦前も戦前の大正14年に製作公開された映画です。「雄呂血」と書いて「おろち」と読みます。阪東妻三郎主演のチャンバラ無声映画です。とにかく、チャンバラ(殺陣)がスゴイです。
25)007/トゥモロー・ネバー・ダイ(BS)
前作「ゴールデンアイ」を上回る興行成績を記録した、大ヒット映画です。まあ、普通に派手で面白いスパイ映画です。
26)岸辺露伴は動かない(実写:配信)
高橋一生の岸辺露伴…良いです。元はNHKのドラマだったようですが、当時見落としていました。それを配信で見られる…いい時代になりました。一度放送されたものを見落としてしまうと、以前は再放送されるのを待つか、レンタルビデオ屋にわざわざ出向いてDVDを借りてきて見るしかなかったけれど、今は配信サービスを検索して、そこにあれば見ればいいのだから、ほんと気軽になりました。
それはそれとして、ほんと、高橋一生、いい役者です。
27)岸辺露伴 ルーヴルへ行く(実写:配信)
上記の連続ドラマ版が良かったので、映画版も見ました。こちらも、とても良かったです。オススメです。
28)岸辺露伴は動かない(アニメ:配信)
実写ドラマが良かったので、アニメ版も見ました。ううむ、こちらも良かったですが、最初に見たドラマがあまりに良かった事を確認してしまいました。普通、アニメと実写ドラマを比較すると、大抵の場合、アニメの方がいいのですが、この「岸辺露伴シリーズ」に関しては、実写版のドラマの方が良いですよ。
29)シネマ歌舞伎「刀剣乱舞 月刀剣縁桐」
すでに記事にしていますので、こちらを御覧ください。
30)ローマの休日(4Kレストア版)
近所の映画館でリバイバル上映をしていましたので見てきました。昔の映画って、家でテレビで見るしかない事が多いのですが、たとえ昔の映画でも、やはり大きなスクリーンで見ると良いです。以前は、名画座の類がどこの街でもあったので、そういう過去の名作は名画座で安く見られましたが、今はレンタルビデオや配信の普及もあり、その手の名画座が無くなってしまいました。ですから、過去の名作が近所の映画館で上映されるなら、見に行きたくなるじゃないですか?
大きなスクリーンで見る映画は、やっぱりいいなあ…。
では、続きはまた明日。
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