さて、続きを書きます。
31)陰陽師 O
うーむ、これは微妙な映画です。私はチケット代が高く感じてしまいました。おそらくこれは、俳優とか衣装とかを特殊効果等を見て楽しむ映画であって、ストーリーやキャラクターに関しては「当然知っているよね」という前提、あるいはそれらに興味も関心も無い人向けに作られていると思います。
私は俳優には興味がないんだよね。演技力さえあれば、無名の方でも全然平気なのよ。衣装なんて、むしろ主張が無いくらいの方がいいし、特殊効果も目立つようなものは、むしろ嫌いなんだよね。ストレートプレイなんだもの、ストーリーの面白さと役者の演技力さえあれば、それでいいんだよね。舞台演劇のような映画が好きな私には、この映画は向かなかったんだと思います。
32)007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(BS)
この作品も007映画としては、当時過去最高の興行収入を得たそうです。そういう意味では、世間の皆さんに評価された007映画なのです。でも、どうも私はピアーズ・プロスナンのジェームズ・ボンドって、今ひとつなんだよねえ…。水準以上に素晴らしい映画だとは分かるんだけれどさあ…。
007映画というジャンルが好きなだけに「私の趣味に合わないなあ…」と思うわけです。
33)ゴジラxコング 新たなる帝国
ハリウッド製のゴジラ映画の新作です。アメリカ製なので、ゴジラよりもキングコングの方にスポットが当たっていると思います。あくまでも主役モンスターはコングで、ゴジラは脇役モンスターなんだよね。別にゴジラいなくても映画は成り立っていると思うし…。
でも共演してみて、よく分かったのは、ゴジラとコングの違いですね。ゴジラは怪獣だけれど、コングはモンスターなんです、はっきり言っちゃえば、コングは、単にデカくて馬鹿力な大猿なんです。
クチから炎とか放射能とか光線とか吐かなきゃ、怪獣とは言えないよね。
大猿と怪獣を並べちゃダメだよね。例えるなら、バットマンとスーパーマンを並べちゃダメってのと同じなわけで、そもそもが根本的なスペックが違いすぎるんだから、同じ画面で活躍させるのって、無理があるよね。
ただ怪力なだけの生き物と、クチからすべてを焼き尽くす放射能の炎を吐く怪獣じゃあ、ほんと、スペックが違いすぎるよなあ、それを無理やり共演させるのは大変だよなあ…と思った次第です。
ゴジラと共演すべきなのは…たぶん、キングコングじゃなくて、ガメラだと思うんだよね。でも、そりゃあ無理か(笑)。
34)ゴジラ(1954年版)(配信)
2024年はゴジライヤー(生誕70年)ということもあり、ここからは私は、ゴジラ映画を最新作まで、見倒しました。ゴジラマラソンを始めたわけです。
第1作目である最初のファースト・ゴジラは、映画そのものは古臭いですが、やはり素晴らしいと思いました。特撮映画の金字塔だよね。日本人の基礎教養として、全日本人が一度は見るべき映画だと思いました。オススメ…と言うよりも、見ていないのなら、見なきゃダメなレベルの映画です。
35)ゴジラの逆襲(配信)
アンギラスが出てきます。でも映画の途中でゴジラにやられてしまい、結局はゴジラ対人間で映画は終わります。今回のゴジラは…雪崩で雪山に閉じ込められて、やっつけられてしまいます。前作が、オキシジェン・デストロイヤーでやられたのに、今回は戦闘機による爆撃で起こった雪崩でやられてしまうとは…なんか肩透かしを食らったような気がします。なんか地味です。なので、ゴジラ映画的には黒歴史的な扱いの映画なのも仕方ないかなあ…なんて思ったり思わなかったりします。
36)キングコング対ゴジラ(配信)
キングコングと、大きなタコとトカゲが出てきます。実質的には、コングとゴジラの2大怪獣映画と言えます。ちなみに、コングとゴジラの決着はつかず、両者が揃ってリングアウト(ってか、崖から海に落ちる)で終わります。たぶん、この映画から本格的に(対人間ではなく)怪獣プロレスが始まったんだと思います。そういう意味では、この映画は昭和ゴジラの分水嶺になった作品だと言えます。
37)モスラ対ゴジラ(配信)
モスラが登場します。で、モスラが勝ちます…ってか、モスラとゴジラでは、何度戦っても、最終的にはモスラが勝ちます。つまり「姐さん、強い!」ってわけですね。一応、ゴジラの名誉のために書くと、成虫モスラとゴジラの戦いでは、ゴジラが大抵勝つんですよ。でも、その後に現れる幼虫モスラとゴジラの戦いで、ゴジラはいつもコテンパンにされるんですね。つまり、モスラの幼虫って、怪獣王ゴジラよりも強い、最強怪獣ってわけです。
それはともかく、ピーナッツ演じる小美人は、ほんと、キュートで可愛いです。
38)三大怪獣 地球最大の決戦(配信)
三大怪獣とは、ゴジラとラドンとモスラです。で、敵役怪獣としてキングギドラが出てきます。ストーリー的には、モスラ対キングギドラで、ゴジラとラドンはモスラの助っ人として登場します。モスラは強いだけでなく、人間の味方なんです。
そんな事はともかく、ゴジラでしょ、モスラでしょ、キングギドラでしょ、そりゃあ気分もアガるよね、こんだけスター怪獣が揃ってんだもの、気分はアゲアゲだよね。ついでにラドンも出てるしさ(笑)。
39)怪獣大戦争(配信)
ゴジラとラドンとキングギドラが出てきます。モスラは出てきません(残念)。その代わり、X星人ってのが出てきます。で、このX星人ってのが、怪獣を使った地球征服を試みているわけだけれど…そんな事は気にしちゃいけません。要は、ゴジラとキングギドラはカッコいいって事です。ついでにラドンも出てるしね(笑)。
40)ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(配信)
ラドンは出てきません。その代わりにモスラが出てきます。エビラとコンドルも出てきます。
ゴジラと主に戦うのはエビラです。エビラは巨大なザリガニです、いや海にいるんだから、ロブスターかな? とにかく、あんな感じの巨大エビです。
ちなみに、この映画から、ゴジラは日本に上陸せずに、南海の孤島によく出てくるようになります。それは主に製作費的な問題があるからだろうと推測します。
41)怪獣島の決闘 ゴジラの息子(配信)
ミニラが登場します。敵役怪獣は、カマキラスとクモンガです。つまり、大きなカマキリと大きなクモですね。ちなみに、クモンガはカマキラスを食べます。
この映画の見どころは、ゴジラの幼体(息子ってわけだ)であるミニラです。ゴジラとはかなり造形が違います。とは言え、幼体と成体でフォルムが違う動物ってのは、現実でもいますので、そういう意味では違和感はありません。
このミニラは平成になると忘れられ、ゴジラの幼体として、ベビーゴジラやゴジラジュニアが登場します。こちらはミニラと違って、いかにもゴジラの幼体って感じの外見です。でも、我々昭和の子どもにとっては「ゴジラの息子はミニラ」なんですよね。
ちなみに、ゴジラはミニラの父親って事になってます。じゃあ、母ゴジラもどこかにいるんだろって思いますが、映画には登場しません。
42)怪獣総進撃(配信)
怪獣がたくさん出てきます。ゴジラとミニラは当然、ラドンやモスラやキングギドラのレギュラー怪獣はもちろん、アンギラスやクモンガと言った懐かし怪獣も出てくるし、バランやバラゴン、ゴロザウルス、マンダと言ったルーキー怪獣も出てきます。
なんでこんなにたくさん怪獣が登場するのかと言うと“怪獣ランド”ってのが小笠原にあって、そこの怪獣たちが宇宙人に操られて悪事を働く…という設定だからです。怪獣ランド…これは後のジェラシックパークなのでした(嘘)。
とにかく怪獣がたくさん出てきて、とてもハッピーな気分になれる、良い意味で“子供だまし”な映画です。
43)ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(配信)
ゴジラ、ミニラ、ガバラとカマキラスが出てきます。とは言え、これはすべて少年の妄想世界での出来事なのです。つまり製作者側が、ゴジラ映画の主な客層を小学生男子であると設定しているという事です。確かに昭和ゴジラは、怪獣たちが南の孤島で暴れるようになってからは、子どもが喜ぶ子ども映画として作られているなあ…と思いました。
それなのに、急にリアルな世界がゴジラ映画に入ってきたせいか、ストーリーに入り込めないなあ…と私は感じましたが、皆さんはいかがですか?
44)ゴジラ対へドラ(配信)
ヘドラ登場! 私は昭和ゴジラでは、この「ゴジラ対ヘドラ」が一番好きです。何と言っても、ヘドラがカッコいい! ゴジラが原爆のゆるキャラなら、ヘドラは公害のゆるキャラです。原爆対公害なんですよ、こりゃあいかにも昭和チックでしょ。ちなみに舞台は南海の孤島ではなく、久しぶりに日本です。ゴジラが日本に上陸するのです、お久しぶりです、待ってたよ。
「ゴジラ -1.0」の次回作は「ゴジラ対ヘドラ」のリメイクだという噂がありますが、もしそうなら、私は全面的に支持します…が、ネットでそう騒がれた以上、そういう事にはならないと思います。でも「ゴジラ対ヘドラ」のリメイク版は…見てみたいです。
45)地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(配信)
地球チームがゴジラとアンギラスで、宇宙チームがガイガンとキングギドラです。つまり、怪獣プロレスでタッグマッチをやったわけだ。
ガイガン…好きだなあ。カッコいいんだよね。
今日はここまでです。続きは、また明日。
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