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大船の観音様にも行ってきたよ

 フラワーセンターから大船駅に戻る途中に、観音様がいらっしゃいます。そう、大船観音です。大船駅のホームからもよく見える、巨大な観音様です。妻があの観音様を間近で見たいと言うので、こちらも実に久しぶりに訪れる事にしました。

 鎌倉で有名な仏様(総称)と言えば、まずはもちろん、鎌倉の長谷にいらっしゃる大仏様です。何しろ国宝ですからね。次は…同じく長谷にいらっしゃる…長谷観音…かな? その次に有名なのは、昭和に作られた新しい仏様だけれど、その巨大さで知られる、大船観音だろうと思われます。もちろん、これは私の私感によるものなので、異論は認めますよ。

 その大船の観音様に久しぶりに会いに行ってきたわけです。

 まず、こちらの観音様は、遠くからでも拝見できるほど巨大なのは良いとしても、近くによってみるのは…かなり大変なのです。なにしろ、小さいながらも山の中腹にいらっしゃいますからね。

 鎌倉って…山が多いんですよ。あっちこっち坂だらけの街で、一面平たい湘南とは大違いなのです。ちょっと行くと、坂があり、坂を登ってしばらく行くと、また坂がある…って感じの「たまには平たい道を歩きたいものだなあ」とグチるほどに山ばかりなのです。

 大船駅は、そんな山と山の間の谷間に存在する駅で、ここから川沿いに歩くならともかく、少しでも逸れると、あっという間に山道になります。フラワーセンターは川沿いの道を行ったので、ずっと平らな道を歩けましたが、観音様は山道を登っていかないといけません。

 観音様に通じる参道は、まるでそそり立つ壁のように感じられるくらいの急坂です。なので、参道入口で「え? 本当にここを登らないといけないの?」と軽くヒきます。

 覚悟を決めて登り始めると、心拍数があっと言う間に上昇しはじめます。平たい道を歩いている時は、100前後、せいぜい110くらいの心拍数の私が、観音様への参道を登り始めた途端に、心拍数がぐいぐい増えていきます。あっと今に120を超え、130を超えてしまいます。マズいよね、これ。私の普段の心拍数なんて80前後だからね、60代の人間にとっては、このままでは心拍数が危険域に突入しちゃってます。ヤバイヤバイ。

 「心拍数が140を超えたら、かっこ悪くても休もう!」と決意し、心拍数に注意しながら坂を登って…140になったところが、観音様の入り口でした。なんとか、ギリギリたどり着けました。

 拝観料を支払って、しばらくベンチで休憩です。とにかく、息が整い、心拍数が120を下回るまで、動きません。健康第一、生命あっての人生だからね。

 しばしの休憩の後で、動き出します。で、ふと周りを見ると…車椅子の方がいらっしゃいました。この人、どうやってあの坂を登ってきたんだろ?

 他人の心配をしている場合じゃありません。入り口から、観音様の間近までは…今度は階段です、それもビルで言えば、一気に5階分ぐらいを登る感じです。

 「うわー、ここに来て、今度は階段かよ!」

 救いなのは、さあ階段を登るぞ!と覚悟を決めて、上を見上げると、観音様が優しく微笑まれている事かな? これが厳しい顔つきだったり、鋭い眼光を放っていたら、たぶん即座に右向け右をして撤退していたと思います。

 とにかく、階段を登り切ると、観音様がいらっしゃいます。あれ? なんかキレイになっている? 実は私、観音様に会うのは、これで二度目です。前回は、まだ昭和の時代でしたので、本当に久しぶりなのですが、あの時よりも、なんか周辺がキレイにこざっぱりしているような感じです。

 で、観音様の体内に入ると、明らかにキレイになっていました。以前は、もっと薄暗かったし、コンクリート剥き出しだったと思うのだけれど、今はキレイに内装が施され、明るいライトも備えられ、祈祷するスペースすら用意されています。

 知らない間に、観音様がバージョンアップしていたようです。

 で、観音様をお参りしていた時に、その場にいた庭師さんに「カッコいいカリユシ着ているね」と褒められて嬉しかったです。この日は、先日の沖縄旅行で購入したカリユシを着ていたのですが、着ているモノとは言え、見知らぬ人に褒められると、嫌な気はしませんね、ぐふふ。

 帰り道、下り階段や下り坂を歩いて降りたわけですが、あんなに登りに苦労した私ですが、下りはらくらくのスイスイでした。もっとも、登りを苦にしなかった妻が、下りに苦労していました。なんでも、下りは階段であれ坂であれ、膝が痛くてツライんだそうです。

 夫は登り坂で胸が苦しくてつらくなり、妻は下り坂で膝が痛くてつらくなる。我々夫婦は、平らな土地じゃなきゃ生きていけないようです。

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