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今年は暑くなるのかしら?[2023年5月の落ち穂拾い]

 季節の巡りが早いですね。感覚的には、2週間から…下手すると1ヶ月ぐらい季節が早めに変わっている感じがします。もうすぐ梅雨入りという噂もあります。この分だと、夏が激しくて、長くなる予感がしています。まあ、夏は嫌いな季節ではありませんが、暑いのは、やっぱりツライものねえ…。あと、梅雨が長引きそうな感じがするのも、ちょっとゲンナリです。

ソリストとしての覚悟

 独唱を志す人は、当然、ソリストを志すわけで、ソリストというのは、たった一人で舞台をもたせる人を言います。

 要は、その場の責任を一人で背負ってパフォーマンスするのが、ソリストのアイデンティティーであり、声楽の人の基本姿勢であり、それは“ソリストとしての覚悟”なんだろうと思うのです。

 そういう意味では合唱には、そんな覚悟は不要ですし、器楽の人であっても、器楽は基本的にアンサンブルをしますので、やはりその手の覚悟は不要であり、そこが我と彼を分ける分水嶺なのかもしれないなあ…と思いました。

言わずもがなの前提条件…ってありますよね

 例えば、勉強。「暗記よりも理解が大切」とおっしゃる方がいますし、それも間違いではないと思うのだけれど、どの教科であっても、理解をするためには最低限、事前に暗記しておかないといけない事項ってのがあるわけで、その前提条件となる暗記を抜きにして「理解理解…」というのは、違うわけです。

 おそらく歌もそうで「脱力が大切」と言うけれど、脱力の前に、必要な部位を自在に動かせる筋力とか神経のつながりがあっての“脱力”なんだろうと思います。そこは忘れちゃいけません。

 最近の私が考えているのは、歌における自然体って、どんな感じなのか? 自分はその自然体になれるか?って事です。柔道における自然体はカラダに身についてますし、他の武術や格闘技の自然体も、だいたい察しはつくんです。

 で、歌の自然体って、どうなんだろ? よく分かりません。たぶん脱力と関係するんだろうなあ…とボヤッと考えているんですよ。

オペラの歌

 オペラの歌と、歌曲の一番の違いは、歌曲は東海林太郎(古いっ!)のような棒立ちで歌っても問題ありませんが、オペラは歌いながら演技をする…つまり、意志を持って動きながら歌わないといけないという違いがあります。

 「動きながら歌うの? そんな事できるの?」

 いやいや、オペラを歌うなら、動きながら歌う事なんて、かなり初学の段階で学ぶことです。動きながら歩きながら歌うなんて、どこのアマチュアオペラ団でもやっている、基礎メソッドの一つです。

 歌は歌、動きは動きと、別々にできないとオペラは歌えません。そのために避けなければいけないのが“発声のルーティン”であって、動きながら歩きながら歌うのは、発声のためのルーティンを避けるためであって、それができるようになると「演技をしながら歌う」という段階に入るのだろうと思います。

 「オペラは歌が命。歌は発声がすべて。だから、ホール全体に響く美しい声で歌わないといけません」

 まさにその通りです。しかし、それだけで良しとされていたのは、20世紀のオペラ上演であって、せいぜいパヴァロッティまでの話です。プロ・アマ問わず、今のオペラでは「ホール全体に響く美しい声」は最低条件の話であって、それにプラスして、表現力や演技力が求められるし、プロはさらに美しい容姿や整った体型も要求されます。美しい声には太っている事が求められますが、昨今は、太っているという理由で歌劇場を解雇されてしまう歌手もいます。

 あと、美しい声で歌える事は大切ですが、美しくない声で歌える事もオペラでは求められます。明るい声で歌ったり、くぐもった声で歌ったりと、様々な音色できちんと歌えることもオペラでは求められます。だから、そのための練習が必要なわけで、私が最近、Y先生に求められているのも、声の音色をたくさん持つ事だし、それらを使い分けていく事なんです。

 歌曲とか合唱とか、歌にだけ気をつけていればいいなら、美しい声で歌うことに集中していればいいのですが、オペラは歌以前に芝居なのです。芝居である以上、芝居ができないといけないし、役にふさわしい容姿も必要です。歌だって発声の美しさはもちろん、美しくない発声だって、躊躇なくできないといけないのです。

 そこが単なる歌以上に、多くを求められ、その分、楽しくてやりがいがあるのが、オペラの歌…なんだと思います。

今月のお気に入り 中国製のビジネスリュック

 ええと、こちらの商品です。

 以前、沖縄旅行をした際に、お気に入りのリュックサックを手荒に扱って壊してしまった話は、沖縄旅行の話を連載していた時に書きました。

 あの時は、立ち寄ったドンキホーテで手頃なリュックを購入して「これで大丈夫」と一瞬思ったのですが、結局、帰宅後、そのリュックが気に入らず、沖縄から帰ってくるなら、放り出してしまった私です。

 で、その後、アマゾンを漁ってみたところ、機能的に必要十分なリュックを見つけたので、リュックを現物を見ずに通販で買うのも怖かったのですが、リュックはすぐにも必要だし、買いに行っている暇もないと思って「エイヤ!」と購入してしまったのが、今回のリュックです。

 結果としては、80点程度に満足しています。減点理由は、縫製の仕上げがいい加減なところかな? そこはさすがに中国製品です。無問題の精神なのでしょうね。ミシンで縫った後の糸が、案外長いままデレンと残されています。それもあっちこっちに…。ほんと、仕事がいい加減なのです。ですから、購入直後は、そんなデレンデレンした糸を見つけては、パチパチとハサミで糸を切り落とすという作業をしたので、マイナス20点です。おそらく、店頭で現物を見たなら、絶対に購入しないです。それくらい、ずさんな作りの製品です。

 でも、糸の始末をした後は…特に文句なく、普通に愛用しています。背負った感じもいい感じだし、荷物はたくさん入るし、ポケットも十分にあるし、何と言ってもリュックそのものはかなり軽量だし、適度に撥水なので雨天時の使用でも問題ないし、ファスナの具合もいい感じだし…。

 お値段も中華なお値段なので、5000円程度です。ドンキホーテのリュックが1万円弱しましたから、かなりお安いですし、普通に国産のリュックを購入したら、2万円はするでしょうから、本当にお安いのです。これだけ安かったら、仕上げの不十分さも納得だし、まあそんなもんだよね…と広い心で受け止められなくもないです。

 あれから2ヶ月、問題なく使えていますので、5000円というお値段から考えても、十分、元は取れたのではないかと思ってます。それどころか、最近はお気に入りのリュックになっているので、案外、中国製品も捨てたものじゃないかもなあ…と思うようになりました。

 このリュック、すぐに壊れるかもしれないけれど、壊れたら、また同じものを購入すればいいかと…ほぼ使い捨ての感覚で、しばらく使ってみようかな?と考えている私です。少なくとも、使い心地は、本当に、良いのですよ。私にとっては、高価なリュックよりも、こちらの方がいいくらいです。問題は中国製品で、耐久性が全く不明って点ですが、壊れたら書い直せばいいだけです。安価だし、アマゾンでポチってすれば、すぐに届くんだしね。

今月の金魚

 みんな元気です。ペットが元気なのは良いことです。ただ、今年の夏は、暑そうなので、金魚たちには厳しい夏になりそうです。

今月のひとこと

 私は電車バス等の公共交通機関をよく利用します。たいていは空いている時間を狙って利用していますが、先日はやむなく、久しぶりに満員のバスに乗ってしまいました。いやあ、つらい(涙)。ずっと立って乗っていたのですが、バスは揺れるし、つり革も揺れるし、混んでいるからと言って、他のお客さんに我が身を預けるわけにもいかないし…。お陰様で、腹筋と背筋が筋肉痛になりました(涙)。ああ、体幹の弱さがこんなところでも露呈してしまいました。(2023年4月27日~5月9日)

 ゴールデン・ウィークが終わりました。久々の長期休暇でした。たっぷり休みました。皆さんはいかがでしたか? また日常が戻ってくるのかと思うと、ちょっとだけ憂鬱になります。正直、もう働きたくないんだよなあ…。(2023年4月9~11日)

 今朝方(2023年5月11日早朝)、千葉県西部を震源地とした大きな地震が発生したそうです。私が住んでいる湘南地方は、特に目立った被害はありませんでしたが、大きく揺れたそうです。妻曰く「大きな地震でビックリした」との事ですが…私は熟睡していて、地震があった事すら気づきませんでした。もしも今回の地震で家がつぶれたり火災が発生したならば、私は気が付かないまま死んでいたわけで…正直、それもアリと言えばアリだなと思いました。それはさておき、被災地の皆様のご無事をお祈りいたします。(2023年5月11~14日)

 どうやら風邪をひいたようです。妻が家に持ち込んできたのですが、数年ぶりにノドが痛いですし、カラダがだるいです。コロナが5類になってくれて、よかった。でないと、ただの風邪でも大騒ぎになるからね。でも、世間に後ろ指を差されないために、すべての遊びの予定をキャンセルせざるをえないのでした。仕事は…まあ、発熱しなきゃ行くけどなあ…。(2023年5月14~16日)

 件の冬コートの修理の件ですが、補修専門店に持ち込んだところ、破れた箇所の修理&補強だけなら2000円で、裏地の総取替なら15000円だそうです。裏地を替えても、また破れてしまってはダメなので、修理&補強にしました。ちなみに、元のテーラーに頼めば、20万円超ですから、約1/100のお値段となりました。定年退職者のお財布に優しい額になって、ちょっぴり嬉しいです。(2023年5月16~19日)

 市川猿之助さんのところにトラブル&ご不幸が発生しました。来年の歌舞伎「鬼滅の刃」は大丈夫かしら? 彼は出演者&総合演出なんだよね…。(2023年5月19~24日)

 庭のビワの実が全滅しました(悲)。昨年剪定をしたため、今年の実りは少なかったのですが、その少ない実が、たった一晩で、すべて鳥に食べられてしまいました。いや、食べ散らかされてしまいました。ああ、悲しい、ああ、悔しい。(2023年5月24~29日)

 今月は以上です。よろしくお願いします。

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コメント

  1. オペラ座の怪人の怪人 より:

    「暗記よりも理解が大切」

    またもコメントを書いてしまうことをお許しください。
    10年以上前、簿記1級の勉強をしていて、
    理解をしようと1年間、しっかり勉強したつもりだけど、
    1年くらいじゃあ、試験範囲の半分も勉強できなくて、

    次の1年は、一念発起、暗記に徹して、
    1冊の問題集を1年間で50回繰り返して、
    (理解など期待せず、問題と解答を丸暗記)
    めでたく合格!

    それを当時、「簿記仲間」という誰かがやっていたホームページに、
    合格体験記として投稿したら、非難ごうごう。

    あのですな~。
    勉強は人それぞれ。
    理解が適している人もいれば、
    暗記が適している人もいる。

    予習が適している人もいれば、
    復習が適している人もいる。

    私は完全に「復習向き」の人間であって、
    中3の時、数学の先生が「予習をやってこい、それが宿題だ!」
    というのを真に受けて、予習をやっていたら、

    あっという間に数学の成績が急降下。
    2学期からは「宿題」である予習を絶対にやらず、復習に徹し、
    数学の成績は急上昇。

    勉強は人それぞれ、ってことが分かっていない人間が
    学校の先生をやっている、この恐ろしさよ!

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  2. すとん すとん より:

    オペラ座の怪人の怪人さん

     なんか、ごめんなさい。申し訳ない。

     先日の怪人さんの入魂のコメントなのですが…調べてみたら、WordPressが勝手に“スパム”コメントと判定して、隔離していました。ほんと、申し訳ない。なぜ、今回の怪人さんのコメントがスパムになってしまったのかは…分かりません。たとえ、システムの不具合だとしても、私の落ち度には間違いありません。ほんと、ごめんなさい…ね。

     さて、勉強とか理解とか記憶とかにおける得意メソッドってヤツには、人それぞれの好みとか好き嫌いとか得意不得意とかがあります。怪人さんが書かれたように、予習が好きか、復習が好きか…とか、参考書熟読型か、問題集解きまくり型か…とか。人それぞれのやり方があるわけで、だから勉強の仕方を教えるのも学ぶのも難しいのです。

     おそらく勉強が苦手という人は、自分に合ったやり方を見つけられなかった人の事を言うのだと思います。

     この世は、我々が思っている以上に多様性に富んだ世界である…事を、我々は知らなければいけないのが、21世紀に生きる我々の責務ですが、その物差しを前世紀の人に当てはめてはいけませんね。なにしろ、前世紀は全体主義の自体でしたから、個性なんて「それ美味しいの?」ってあしらわれる時代でしたからね。

     個が(ある程度)尊重され、好き勝手に生きられる今の方が、私は居心地が良いです。

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