理想の相手と結婚できる…という事は、まあ無いですね。そんな人がいたら幸せだと思います。ただ、理想的な伴侶と暮らしている人は少なからずいると思います。私なんかも、そのクチです。
それはどういう事かと言うと、結婚当初は、必ずしも相手に100%満足していたわけではないけれど、一緒に生活をしているうちに、結婚相手から家族になっていき、やがて自分の人生に欠くことの出来ない存在になっている…ってわけで、愛情というか、家族の絆ってやつを築いていった結果なのだろうなあと思います。
結果が良ければ、スタートはそこそこで良いんです。
とは言え、良いスタートで始める事は大切です。結婚に際して、男女ともに多少の妥協なり、相手の欠点に目をつむるなりは、必要でしょう。それが「恋は盲目」から来るものであれ、妥協や打算やしがらみから来るものであれ…とは言え、やはり譲っちゃいけない部分ってのもあるわけです。
ある結婚相談所の調査(結婚経験ある30才~55才の女性600人が対象)で「妥協して後悔した結果、「離婚」を考えた結婚相手の条件TOP6」というのがありました。実になかなか興味深い結果だと思いました。
それは以下のとおりです。
妥協して後悔した結果、「離婚」を考えた結婚相手の条件TOP6
1位:価値観の不一致 54.32%
2位:性格 52.81%
3位:見た目 46.90%
4位:年齢 43.40%
5位:収入などの金銭面 43.31%
6位:趣味の不一致 38.51%
1位「価値観の不一致」と2位「性格」は、いわゆる「人としての内面」の問題であり、要は「相性が悪い相手との結婚」ってわけで、そりゃあ妥協しちゃダメだよね。おそらく、その他の条件が素晴らしかったのでしょう。例えば、金持ちとか、社会的な地位が高いとか、イケメンとか…。そういう部分に惹かれて結婚したのでしょうが、それでも相性の悪い相手だと「結婚生活の継続がつらい…」ってわけです。
まあ、玉の輿には…乗れるものなら乗りたいよね、気持ちは分からないでもないけれど、やっぱり無理なものは無理なんだって事だね。
3位「見た目」が半数には届いていないにせよ、かなり高いパーセンテージな事にもビックリです。そうか、見た目って大切なんだ。醜男と結婚すると、2人のうち1人程度は、後悔して離婚まで考えちゃうんだ…。
いや「見た目」だから、醜男とは限らないか。チビとかデブとかハゲとかも入るだろうし、不潔とか、服装の趣味が悪いとかも、当然入るよね。ううむ。
4位の「年齢」は…最初から分かっているでしょ? 結婚してから文句言うなよと思います。私の親の世代だと、女性より男性の方が年上なんて当たり前で、それが6~10歳程度上なんて、ザラにいたよ。男性の方がひと回り上なんてのも珍しくなかったよ。私の世代だと、そこまで年齢差がある夫婦は減ってきたと思うけれど、まあまあいたと思います。
ところが昨今は、男女の年齢差はせいぜい3歳程度までで、それ以上の年齢差があると「ロリコン!」とか「犯罪!」とか言われるようになったらしいですね。私などからすれば「ええ!」って感じですが、おそらくは学校や職場などで恋愛をして、相手と知り合うのなら、それくらいの年齢差に収まるからなのでしょうね。だから年齢差が越えられない壁に感じるようになってきたのかもしれません。
そう言えば、昔の大きな年齢差のある夫婦って、当然、恋愛結婚は少なくて、見合いで知り合った夫婦が多かった…かもしれません。見合いなら、年齢差よりも優先するべき条件がたくさんあるからね。
5位「収入などの金銭面」も「年齢」同様、最初から分かっていたのに、今更文句言うなよ…って思います。収入が少ない事は決して貧しいって事ではないし、暮らせるだけの収入があれば、豊かな生活や幸せな生活って、必ずしも金銭面での豊かさだけで決まるわけではないと思うんだよ。まあ、こういう考えは、浪費癖のある人には理解してもらえないかもしれないけれど。
6位「趣味の不一致」は…男女なんだもの、趣味が一致しないなんて、ある意味、当たり前じゃない? おそらく問題は「不一致」ではなく、相手が趣味に没頭することで自分が放置される事が耐えられないんだろうね。相手が趣味に没頭しているなら、自分も自分の趣味に没頭すればいいだけなんだけれど、おそらくは「もっと私をかまって!」って気持ちになるんだろうね。で、趣味相手に嫉妬するわけだ(笑)。
こうして条件を見てみると「結婚生活の継続って難しいね」と思うし、ここに書かれた条件だって「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」であって、本当の問題はこれらの条件ではなく“冷めてしまった愛情”が実は一番の問題なのではないかとも思うわけです。
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