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初心者、初学者、初級者

 芸事を始めたばかりの人の事を“初心者”と言います。

 では、初心者とは、どれくらいの期間までなら、そう言えるのでしょうか? おそらく、せいぜい、始めて1年くらいまででしょうね。例えば、学校なら、1年も経てば下級生が入ってきますから、後輩がいるのに初心者?ってなるので、もはや1年以上経ってしまうと“初心者”とは言えなくなってしまう…と思うからです。

 では、初心者の域は越えたけれど、力量的にはまだまだな状態の人を、どう呼べばいいのか? それは“初学者”なんだろうと思います。初学者とは「まだまだ学び始めの段階人」いうわけで、実力的には初心者レベルだけれど、それなりの期間習い続けている人をそう呼べばいいのだと思います。

 だからと言って、5年も10年も習い続けている人に向かって、たとえ実力が初心者レベルであっても「初学者さん」とは、もはやそうは呼べないのだろうと思ってます。

 学生さん等、若い人の場合、5年も10年も学び続けていれば、ある程度の力量にまで到達しているのが普通ですが、大人…それも老人の域に達してから学び始めた人の場合、5年も10年も学んでいても、実力的には初心者レベルに留まっている人って…いますよね。ではそういう人の事をなんて呼べは良いのか…私は“初級者”と呼べばいいのだと思います。

 初級者という言葉には、時間の概念が含まれていません。だから、何年学んだ人に対しても使える言葉だと思います。

 なので、ゆうに10年以上も声楽を学び続けている私は、立派な“初級者”なんだと自覚しています。

 「そういう人ってのは、ただの“下手くそ”って言うんじゃないの?」

 そういう事は言ってはいけません。真実は時として人を深く傷つけるのですよ(笑)。

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