もしも不老不死なら、どうしますか？

　さて、ブログを再開します。

　不老不死…ファンタジー世界に登場するエルフのような、不老不死、あるいは気の遠くなるような長寿で、いつまでも若い時の容姿のまま暮らせるとしたら、皆さんはどうしますか？

　つまり「今の生活が未来永劫続くとしたら…あなたはどうしますか？」ですね。いや、すでに年寄りになってしまったのなら「20代の頃の生活が未来永劫続くとしたら…」の方が不老不死っぽい仮定かな？

　一般的には不老不死は人類の見果てぬ夢とも言われています。すべての人が不老不死を願っているように思われていますが…本当に不老不死でいいの？

　なぜ世界に宗教があるのか？　それはこの世で生きる事が辛いからです。この世が辛いから、あの世は天国であって欲しいのです。それが魂の救済であり、すべての宗教の本質なのです。宗教がある人生って…この世のつらさを感じているわけで、そんなつらい世の中を未来永劫生き続けるなんて、まさに「この世は地獄」なわけで、そういう人は不老不死なんて臨まないでしょうね。

　不老不死を望むのは、宗教を持たない人たちであり、魂の救済なんてどうでもいいと思っている人たちでしょう。そういう意味では、現代の先進国の市民たちは、不老不死を願うかもしれません。今の幸せな生活が未来永劫続くのは…とてもうれしい事と思うかもしれません。

　で、私はどうなのだろうか？　と、ちょっと考えてみたのですが…私はパスかも。

　だって、不老不死って事は「未来永劫、働き続けなければいけない」って事でしょ？　若さと寿命は底なしでも、所持金は必要でしょ？　使い切れないほどの財産持ちなら、お金の心配なんてしなくていいでしょうが、庶民である私は、日銭を稼ぎ続けなければ生きていけないもの。だって、不老不死で無収入 or 低収入は…キツいよ。

　つまり命続く限り、永遠に労働に身をやつすことを考えたなら、適当な年月働いたら、隠居して、つつましい老後を送って、死んでいく…という、今の生活の方が良いなあと思いました。

　実際、現役生活からは撤退した今の私に、もう一回社畜生活をおくれ…とは、かなり厳しい要求だよね。基本的に「働いたら負け」と思っていますので、もうバリバリ働くのは嫌なのです。そうなると…永遠にバリバリ働かなきゃいけない不老不死なんて、いらないよ。

　適当なところで、この世からバイバイしたいと思ってますが、バイバイする前に、ほどほどに人生を楽しんでおきたいと思ってます。そういう意味でも、不老不死はいらないや。

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