４日目の５月２日は、平日休みという事もあったので、妻と八景島のシーパラダイスに行ってきました。こういう感じの水族館＆遊園地です。
例によって、近所の駅そば屋で朝食のそばを食べたら、電車（東海道線）に乗って出発です。大船で京浜東北線に乗り換えて、新杉田で横浜シーサイドラインで八景島に行きました。この横浜シーサイドラインというのが、いわゆる新交通システムってヤツで、ゆりかもめ等と同じ、専用軌道を無人バスのような列車が走っている…ってヤツです。
八景島駅は、ほぼシーパラダイス専用の駅です。八景島行きの路線バスは走っていないし、島内には一般車両は入れません。もちろん自転車もダメですね。例外的に高速バスが日に何本か走っているだけ（それも予約制）で、団体専用バスを除くと、交通手段はこの新交通システムしかありません。
その新交通システムの八景島駅からは、徒歩で島内に入るか、シーパラダイスの主要施設を巡っている島内巡回バスに乗って島内に入るかの二択しかありませんが…私は迷わずに徒歩を選びました。まあ、大した距離でもなかったし…ねえ。
八景島そのものは、人工島で公園なので、島に入るための入場料などはありません。自由に島に入れます。シーパラダイス関連の施設を利用する時は、その都度、施設ごとや遊具ごとにチケットを買って利用するか、１デイチケットを買って利用します。私はデジタルの１デイチケットを購入したので、最初に左手の甲に見えないはんこを押されて、以降はそこにブラックライトを当てられて、ハンコの確認をしてもらって、施設を利用しました。これはなかなかに便利でしたよ。
八景島には朝の８時半頃に着きました。で、さっそくアクアミュージアムという名の水族館の本館に行きました。
私、シーバラダイスって、水族館と遊園地の複合施設ですから、きっと虻蜂取らずの中途半端な施設だろうとなめていましたが、それは間違いでした。ここの水族館、なかなかに立派な水族館でした。
とにかく、一通りの魚がいます。最近の水族館って、どこも地元密着型の施設が多い（地元の漁師さんと協力しあえば、自然とそうなるよね）のだけれど、ここは別に地元の漁師さんとの協力関係が無いわけでは無いのだろうけれど、あまり地元臭はせずに、色々な魚がいました。
特化していないし、特にウリは無いようだけれど、その代わり、たいていの魚や海獣がいる…というのは、なかなかすごいことかもしれません。いや、魚や海獣だけでなく、なぜかプレーリードッグやレッサーパンダとか、おおよそ「なぜお前は水族館にいるの？」という連中までいる始末です。とにかく、規模が大きいせいか、間口も広い水族館なのでした。
私は、この水族館で、初めて“ヒョウモンダコ”を見ました。ヒョウモンダコって、昔はいなかったはずだけれど、海水温の上昇に伴って、近年では日本中のあっちこっちの海岸で見かけられる危険生物なのです。でも、実際に見る機会なんて、ほとんど無いよね…ってか、見たらきっと（手頃な大きさのタコだから）触っちゃうし（食用目的で）捕まえちゃうけれど、そんな事をして噛まれたらヤバいのは当然だけれと、触るだけでも毒にやられてしまう可能性大だし、ヒョウモンダコの毒って、フグと同じ神経毒だし、人の死亡例もあるわけだから、マジでヤバい生き物なわけです。ほんと、知らなきゃダメな生き物なので、この水族館で現物を見られたのは、良い勉強になりました。
いわゆる“イルカショー”も見たけれど、ここのイルカショーはすごいです。まず、ショーの舞台となるプールがどこよりも広いです。少なくとも、私が知っている限り、ここが一番大きいです。その大きなプールを使ってショーをするんだから、そりゃあ良いに決まってます。そして、プールが大きすぎて、よく見えない人のために、ステージ中央には巨大モニターが設置されていて、そちらでアップなシーンが見られるようになっています。ここもすごい点です。
出てくる動物たちが、まずすごいです。ペンギンとかセイウチ等の海獣たちの芸はもちろんですが、私がビックリしたのは、ベルーガ（シロイルカ）の芸が見られた事です。芸以前に、ベルーガって、まず普通の水族館にはいません。ググったら、日本だと４つの水族館にしかいないそうです。そんな貴重なベルーガが、芸まで披露してくれるなんて！ マジ、すごい事です。
さらに、いわゆる“イルカ”であるバンドウイルカ以外に、カマイルカという小型のイルカもいて、こいつらが軽量級の強みを生かして、ビュンビュン飛び回るのですよ。いやあ、スゴいです。
そんなわけで、余所とは一味違うイルカショーを見る事ができました。ショーを見るためだけに、また行ってもいいかな？…と思わせるだけの価値がある水族館だと思いました。
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