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筋力を強め、意のままに動かせたら、とてもうれしい

 声楽のレッスンに行ってきました。

 最初はハミング練習からです。とにかく、息を吐くことが大切です。息を吐く量が減ってくると、自然とノドが鳴り始めます。ノドを鳴らさないためにも、十分な量の息を吐き続ける必要があります。私のノドがついつい鳴ってしまうのも、吐く息の量の少なさがあります。ノドが勝手に鳴るのは、デスヴォイスで歌うなら得難い資質なのでしょうが、クラシック声楽ではむしろ禁忌なので、注意する必要があります。

 発声練習です。今回は表情筋の弱さを指摘されました。まさにグウの音も出ません。確かにそうだよねえ…。

 表情筋、とりわけクチ周りの筋肉の弱さが指摘されました。自覚あります。

 クチ周りの筋肉が弱いのは、クチビルの動きの鈍さと直結します。私がドイツ語、とりわけ子音を苦手としているのも、クチビルの動きの鈍さがその原因の一つだろうとは、薄々感じていましたが、あからさまに指摘されると…まいっちゃいますね。

 実は私…あまりクチビルを動かさないでしゃべってしまうタイプの人なんですよ。だから、聴覚障害者の方からは「口語が読みづらい」とは、よく言われます。その代わり、腹話術をやれば、おそらく上達が早いんじゃないかと思ってます。

 私は構音の際に、クチビルを用いるよりも舌を用いて構音する傾向があります。普通に生活する上では、別段支障はありませんが、それにあぐらをかいているうちに、表情筋が衰えてしまったのだろうと思います。

 合唱をやっていた頃は、それでもクチビル周りの筋肉を一生懸命鍛えていたのですが、合唱から離れて…そういった鍛錬もやらなくなって、年を取って、ふと気がつくと、顔が動かなくなっていたわけです。

 再び、表情筋のトレーニングを意識的に復活させないといけないかなあ…。

 筋肉関係の話をすると、腹筋も相変わらず弱いです。

 ただし、弱い弱いと言いながらも、当初よりはだいぶ動くようになってきました。そして、少し動くようになると、その動きの悪さを実感できるようになりました。つまり、今までは、あまりに腹筋が動かなかったので、その動きの悪さすら実感できなかったのです。そういう意味では、多少の進歩があったわけですが、それでもまだ不十分な事は事実です。

 腹筋にせよ表情筋にせよ、筋肉そのものの弱さもありますが、それらの筋肉と脳みその連携の弱さも感じます。つまり、うまく神経が通っていなくて、意のままにこれらの筋肉が動かせないという、もどかしさを感じるわけです。俗に言う「カラダが覚えている」の逆の感覚です。こればかりは、オトナになってから始めたハンデでしょうね。うむ。

 そういう意味では、若い時にしっかりと歌を学んでおくべきだったなあと、今更思うわけです。

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