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相変わらず、ドイツ語に手こずっているわけでして…

 声楽のレッスンの続きです。

 トスティ作曲「’A vucchella/かわいい唇」を歌ってみました。

 まず、子音を前倒しにして歌うように心がけました。と言うのも、オンタイムで歌うのは母音であって、子音は多少なりともフライング気味で歌う方が良いからです。気分は、フライング気味と言うよりも、むしろ、アウフタクトな感じです。特にこの曲のように、テンポがゆっくり目な曲ではなおさらです。

 子音に意識が行ってしまうと、歌がガタカタになりがちです。いくら子音に気持ちが行っても、母音はレガートに、声の響きは高め高めにしないといけません。

 この曲は、歌い崩して歌う人がとても多くて、レコ勉の耳コピで歌うと、とんでもない事になりがちです。歌い崩すのは応用編なので、まずは譜面通りに正しいテンポとリズムで端正に歌うようにしました。なにしろ勉強中ですからね。ですから、耳に慣れ親しんだように歌わないように気を配るわけで、これはこれで大変なのです。

 次はシューベルト作曲「An die Musik/音楽に寄す」です。

 ドイツ歌曲です、リートです。ですから、ドイツ語の歌詞を一語一語丁寧に歌う事が求められます。子音を丸めて歌ってはいけないのです。子音を粗末に扱ってはいけないのです。

 はあー。難しいよぉ(汗)。歌い飛ばし、厳禁。もう、これに尽きます。

 さて、ドイツ歌曲は「An die Musik/音楽に寄す」の次は「standchen/セレナード」と決めてありますが、イタリア歌曲は「’A vucchella/かわいい唇」の次の曲を決めていませんでした。そこで、先生と相談して、次は「Marechiare/マレキアーレ」でいかがでしょうか?という話になりましたが、問題は歌詞です。

 この曲、普通に入手できるトスティ歌曲集の楽譜だと、標準イタリア語に翻訳された歌詞で掲載されています。端正に歌う事を考えると、それがいいのだけれど、実はこの曲、本当はナポリ方言で詩が書かれているし、歴代有名テノール歌手は、たいていナポリ方言で歌っているので、私もナポリ方言で歌ってみたい気がするわけです。

 なので、次回のレッスンで、標準イタリア語とナポリ方言の歌詞を比べて、それでどちらで歌うべきか、あるいはやっぱり別の曲を勉強するべきかを決めましょうという事になりました。ううむ、私はどっちで勉強するべきなのだろうか?

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