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ロッシーニ向きの声…らしいです

 さて、ブログを再開します。

 今回の記事内容は、レッスンが終わってから、雑談中にY先生に言われた事です。

 オペラ「アンドレア・シェニエ」の話になった時、私の声では、ジョルダーニの「アンドレア・シェニエ」のテノールアリアは(当然ですが)歌えないらしいです。まあ、歌いたいとも思っていないので無問題なのですが…。

 だって、とっても難しそうだからねえ。とても歌える気がしません。

 私は声楽技量的に歌えないだろうなあ…という意味で言ったのですが、先生的には、声の音色的に無理めだね…という意味で言ったそうなのです。

 「アンドレア・シェニア」はバリバリのヴェリズモ・オペラなのだけれど、私の声は、全くヴェリズモ向きではないのだそうです。だから「歌えない」ってわけなのです。

 じゃあ何に向いた声なのかな? って話ですが、先生がおっしゃるには「ロッシーニかな? いっても、ドニゼッティまで…だろうね」との話でした。つまり、ベルカント・オペラ向けの声って話です。

 ベルカント方面の声であって、ヴェリズモには向いていない声と言われて、ムムムと思いました。だって、ベルカント・オペラって、正直、難しいんだよね。高音がバリバリ登場して、ある意味、ヴェリズモ・オペラよりも難しいんだよね。

 それには先生も同意していて、クラシック声楽はヴェルディ以前と以降で声楽的なテクニックが大きく変わるそうで、ヴェルディ以降は、現在の声楽テクニックで歌えるのだけれど、ヴェルディ以前のものは、今とはテクニック的に異なる事も多く、今のテクニックでは歌いづらいことも多い…というわけです。まあ、それは器楽でも、古い時代の曲は、現代奏法では弾きづらいフレーズだったりするのと同様なのでしょうね。

 まあ、ベルカント・オペラと言えば、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティが3大巨頭で、彼ら3人の曲は、それこそ名曲揃いだし、山のようにたくさんあるのだけれど、いかんせん、現代人には馴染みの薄い曲ばかりであるのも事実です。とてもアンコール・ピースとして歌われるような曲は少ないんだよね。有名曲好きな私としては、ちょっぴり残念な気分であったりします。

 ヴェルディ以降には声が向いていないと言っても、私はプロではないから、歌いたければ、全く構わずに歌ってしまうのだけれど…。好き勝手に歌うから…とは言え、自分の声がどんなタイプなのかを知っておくのは、大切な事ですよね。

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