AIに『風呂キャンセル界隈の定義について教えて』と尋ねてみました。すると「入浴が面倒くさかったり疲れていたりすることから、お風呂に入ることを意図的にやめてしまう人々や、その行動を指すインターネットスラングです」と答えてもらいました。
ううむ、私が求めているのはそういう定義じゃなくて、どれくらいキャンセルしたら、キャンセル界隈のヒトに入れるのかな? あるいは、どれくらいキャンセルしたら、その界隈のヒトって言えるのかな? …という定義を尋ねたつもりだったのです。ま、これは私の質問の仕方が悪かったかな?
で、改めて質問し直したら「一度でも入浴をスキップして寝てしまえば、その時点で界隈の住民の一員とみなされます」なんだそうです。え? 一度でもアウトなの?
何でも、行動の頻度よりも「入浴をキャンセルしてしまった」という経験への共感が大切なんだそうです。うーむ、なんか奥深い。で、結論としては「入浴しなかった回数や日数を気にする必要はなく、疲労困憊でお風呂に入れなかった経験があるという共通の感覚があれば、誰でもこの界隈に属していると言える」そうなのです。
ああ、なるほどね。じゃあ、逆に言えば、たとえ連続で入浴をしていなくても、自分自身に“入浴をキャンセルした”という意識がなければ、その人は風呂キャンセル界隈の人ではない…ってわけなのです。
では、入浴しない日が続いて臭い人であっても、その人自身に入浴をキャンセルしたという意識がなければ…つまり、入浴しない事が常態になっている人は、入浴キャンセル界隈勢ではない!というわけです。
おぉ! そうなると“風呂キャンセル界隈勢”というのは、あくまでも自称であって、他人からつべこべ言われるものではない…という事なのです。知らなかったなあ。
確かに、昭和の人はお風呂に毎日入るわけではありませんでした。2~3日お風呂に入らなくても普通でしたし、髪なんて1週間くらい洗わないのは当然でした。でも、誰もそれを問題にはしなかったし、当時は「風呂キャンセル界隈」なんて言葉はなかったし、それに類する表現も特にありませんでした。つまり「お風呂なんて、好きな時に入ればいいんだよ」という認識だったし、不潔だと思われない程度には風呂に入るという常識があったわけです。
そもそも、日本人って昔から清潔好きだったわけで、普通にお風呂には頻繁に入っていたわけです。江戸時代の江戸のおしゃれな庶民は、一日に何度も銭湯で入浴したそうだし…。お風呂は昔から清潔習慣であると同時に、手近な楽しみでもあったわけです。
本来は入浴したいけれど、ここのところやむなく入浴できていない人が、自虐的に使う言葉が“風呂キャンセル界隈”であって、不潔が常態で、入浴した方がいいと他人に言われるけれど、なんか面倒くさくて入浴しない…という人は、本来は風呂キャンセル界隈の人ではなくて、単なる“不潔な人”って事になるわけです。
うむ、言葉は正しく使おう…と改めて思いました。
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