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個人事業主は…つらいですねえ

 声楽のレッスンに行ってきました。

 今回のレッスンで、最初に習ったのは『胸を横に開く練習』。胸の関節(胸にも関節って、あるんですよ!)を上手に動かして、胸を横に開いて、胸の容量を増すのです。もちろん、胸の筋肉だけで胸を横に広げてもいいのですが、腕を上手に使うと、より簡単に胸を広げる事ができます。ただ、腕の使い方を間違えると、カラダの重心が高くなってしまいますが、それは絶対に避けないといけません。常に重心は低め低めにするのです。

 胸を横に開いて、下から腹筋を入れて、声を支える。これが上手にできると、鳩胸になるそうです。ですから、鳩胸で歌えるようになったら、goodなわけです。なかなか難しいです。

 先生曰く、私の当面の目標は、高いAを安定して出せるようになる事。もちろん、Aが出せればそれで良しではなく、Aに至るまで、母音の響きを同じままキープできるかとか、よりノドの奥を開いているかとか、そういう点もしっかりチェックされます。なかなかに難しいです。

 Y先生がご自分でおっしゃっていた事ですが、先生は発声練習が大好きで、レッスンをしていても、発声に関しては、ドンドン厳しくなってしまうのだそうです。で、先日もある生徒さんから「先生、発声練習はもう結構ですから、歌を見てください」と言われてしまったようです。なので、私に対しても「発声練習が厳しすぎたり、しつこすぎたら、言ってくださいね」とおっしゃってましたが、先生、私も発声練習は大好きなんですよ。それに、発声練習をして、今まで出せなかったような声が出ると、うれしいじゃないですか? その上、Y先生に発声を習うようになってから、私の声は、メキメキと上達していますしね。だから先生、私には遠慮なく、発声練習をかましてやってください。

 …と答えましたが、でもやはり、Y先生の発声練習は、ちと厳しいのも事実です。厳しすぎて、参ってしまうことが無いわけではありません。でも先生がおっしゃるには「楽な練習を100回するよりも、厳しい練習を10回やった方が、確実に効果があるんですよ」との事です。まあ、筋肉を鍛えるには、多少厳しい事をやった方が良いのは確かですしね。

 「それに、楽な方法で大きな声を出せば、当然、ノドに負担がかかります。それは一見楽なように見えて、実はカラダには大きな負担になっているんです。しっかり筋肉を使って声を出せば、当初は辛く感じても、ノドは楽だし、声も長持ちするんですよ」

 確かに、キング先生のところで習っていた頃は、ノドで歌っていたので、私の声は3分と持ちませんでした。先生には「声の持久力をつけなさい」と言われていたけれど、そんな事をするより、筋肉を鍛えて、ノドではなくカラダ全体で歌う方法に切り替えていけば、楽勝だったわけです。私はまだまだ全身で歌っている…とは言えませんが、それでもだいぶノドの負担を減らして歌えるようになったので、以前のように3分で声が品切れになるという事はなくなりました。ありがたいことです。

 全然違う話になりますが、Y先生、ヘルニアになってしまったんだそうです。お可哀想に…。なんでも、三週間に渡る秋のツアーが原因だったそうです。

 仕事で三週間、家に帰る事ができず、その間の寝泊まりはすべてホテルだったんだそうです。で、都会のホテルならまだしも、地方のホテルと言うのは…どこもベッドがフカフカなんだそうです。いわゆる、スプリング式の、カラダが沈み込むタイプのベッドなんですね。そういう柔らかいベッドに連日寝泊まりしていたら、腰をやられて、ヘルニアになってしまったんだそうです。

 同僚の歌手の皆さんからは「地方のホテルでは、ベッドではなく、床で寝るのが常識」と口々に言われちゃったんだそうです。へえ~、私、そんな常識、知りませんでした。

 とにかく、ヘルニアで、腰がビンビンに痛いんだそうです。本当は歌うのもつらいんだそうです。でも、音楽家という職業は、個人事業主ですから、体の調子が悪いくらいでは仕事を休めないので、頑張っているわけです。特に12月は、NHK関連の仕事も多く入っているし、レコーディング等の仕事もみっちり入っている“稼ぎ時”なので、休んでいる暇がないんだそうです。とにかく、年始年末に向けて、大回転をしているわけです。

 「皆さんがお休みの時に忙しく、忙しい時期に暇な商売なんですよ」とおっしゃってました。

 フルートのH先生も、山から滑落して瀕死の重傷を負っても、仕事は休めなかったそうですからね。Y先生も、ヘルニアごときでは、仕事に穴を開けられないのでしょうね。音楽家という職業は、個人事業主ですからね。私のようなサラリーマンではありませんから、有給休暇なんてありませんし、仕事の予定だって簡単には変更/キャンセルはできません。それに仕事の単価が高いので、キャンセルした時の損害だって大きいわけです。

 H先生にしろ、Y先生にしろ、プロの音楽家と言うのは、割りと稼げる仕事ではあるようですが、病欠なんてできないシビアで厳しい仕事ですから、私のような軟弱な精神の人間には、とてもとても務まりませんわ。

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コメント

  1. だりあ より:

    >個人事業主さん

    これまでの人生では、家族知人含めて私の周囲は圧倒的に企業とか公共団体とかに雇用されて働いてる人が多くって、個人事業主の方はいない(と思ってる)ですが・・・、よ~く考えてみたら、フルートの先生は毎年の確定申告をされているようです。

    私はホントに情けないんですが、税については全く無知で、源泉徴収か、納税請求書?のままに納税してきました。個人事業の主となると書類など大変な手間なのでしょうね・・・。私にとっては超難しい「税金」のことを、キチンキチンと把握して、適切な処理ができる方たちって、すごいなあ尊敬~といつも確定申告の季節になると思います。
    あと、ベッド・・やわらかいのは苦手ですぅ。今は硬めのウレタン凸凹の上に寝てます。
    背中まっすぐが気持ちいいです。

  2. アデーレ より:

    発声、本当に難しいです!胸を開いて、、よく言われてます。いわゆる鳩胸で。そうなんですよね!で、息をたっぷり吸わないと、これがなかなか出来ない。
    すとんさん、キング先生だと、3分しかもたないとは、なんと、それはどういった発声なのかしら。3分はあんまりだけど、私もMAXで歌うと1時間もたない日があるし、発声に問題ありかしら。喉声、そばなりかどうかを確かめようがないが、声が減る感じがして仕方ない、、だから、歌を考えて歌ってます。最近、コーラスの歌いかたとの迷いがあり、どうも独唱よりの発声だと思うので声が角があるかも。コーラスやめたらいいのかな~。やっぱり、独唱の楽しさにはかないません!
    ところで、声楽家の先生方は優雅で憧れてしまいますが結構、大変そうですね、ピアノなど楽器より習う人、沢山いるわけでないですしね。
    私は生まれ変わって才能があったら声楽家になりたいですが【笑】

  3. すとん より:

    だりあさん

     税金に関しては、私が習っているお二人の先生方は、たぶん大丈夫です。と言うのも、フルートのH先生には専属の税理士さんがいるそうですし、歌手のY先生は芸能事務所に所属しているので、税関係を含むマネージメントは事務所にお任せしているからです。

     以前習っていたキング先生は、カルチャースクールに勤めていたので、そこからお給料をいただいていたので、まあ似たような感じでしょうね。本当に大変だったのは、前のフルートの先生の笛先生です。先生は、本当のフリーのミュージシャンで、基本的に、ステージのギャラで生活していました(ほぼ毎日ライブに出演していましたからね)し、マネージャーさんもいなかったので、すべてご自分でやられていたので、本当に大変そうでした。

     お一人だと大変ですが、誰にもピンはねされる事もないので、それはそれでいいんだろうとも思いました。

     ちなみに、私はフカフカのベッドが大好きですが、私の布団は結構硬いです(涙)。

  4. すとん より:

    アデーレさん

     声が3分しかもたないと、一曲歌い切る事ができないんですよ(涙)。発表会などは、2曲歌いますから、最初の一曲目の途中で声がなくなって、2曲目なんて、そりゃあもうヒドいありさまです。

    >キング先生だと、3分しかもたないとは、なんと、それはどういった発声なのかしら。

     ノド声ってヤツですよ。とにかく「しっかりノドを鳴らして歌え」と教わっていましたからね。その指導で、妻はノドを壊してしまい、医者通いを余儀なくさせられたんです。私はノドが強いので、そうはすぐには壊れませんでしたが、最後の頃は、歌うとノドから血の匂いがするほどに、ボロボロなノドになってました。

     今のY先生は、ノド声厳禁はもちろんですが、ノドを鳴らすことも禁止します。キング先生とは、発声指導の方向性が180度違うので、おもしろいですよ。

     今は何時間連続で歌えるのかな? 以前の悪い癖がでなければ、たぶん、1時間はいけるんじゃないかな? もっとも、興奮すると、悪い癖が出て、一瞬で声を使いきってしまうので、要注意なんですがね。

    >コーラスやめたらいいのかな~。

     団の方から追い出されない限り、居座っていたらいいと思いますよ。何も自分から辞める必要はないんじゃないの? 合唱は合唱で楽しいじゃないですか? 私も合唱をしたいですよ。私は合唱にいくと、すぐに追い出されてしまうので、合唱できないんです。

     これでも、結構、合唱好きなんだけれどね。

  5. genkinogen より:

    お疲れ様です。
    私も、発声練習大好きです。インターネットで知り合った工学部出身(音楽大学を出ていない)二期会のオペラ歌手(テノール)の先生が、あばら骨を左右に開くようにと教えてくれました。同じですね。この方は、今は鎌倉でオペラの劇団を持って演奏会を開催しているようです。
    私も喉は強いほうで、どんなにフォルテで歌っても声がかれることはあまりありませんでした。しかし、良い発声をしているから声がかれないというわけではないので、いろいろと勉強したいと思っているところです。
    以前のすとんさんのブログで、「喉にふた」という表現がありましたが、私もそういう状況で高音がだめなんです。
    歌う筋肉を鍛えるというのは重要なことだと思うのですが、いわゆる筋トレとは違うとようで、ある先生は私のことを「パワフルな歌い方をする人。、ベンチプレスで80キロ100キロとあげるような力はいらない。」と言われました。その時、声が出やすくなるからと思って、ボイトレの前にジムでベンチプレス80キロ100キロに挑戦してきたところだったのでちょっとびっくりしました。先生とは初対面でしたし、運動をしていることも話していなかったので・・・ウエイトトレーニングは私の趣味の一つです。
    合唱団のお話もありましたが、近隣の合唱団も含め、「個人の特性に合ったボイトレ」は行わない傾向があります。発声練習をやめてしまった合唱団もあると聞きました。
    全体が良くなれば個人がうまかろうとそうでなかろうと関係ない・・・ある合唱指導者の言葉ですが、言いたいことはわかるけれども個人としてのやりがいを無視して良いのかとも思ってしまいます。

  6. のんきなとうさん より:

    Y先生と、ウチの先生、教え方も似ているし、ヘルニアも一緒ですね。(笑)
    肋骨を広げなさい、といつも言われます。
    腹式、胸式 関係なく、たっぷり吸いなさい、とも言われます。
    そして、今、腰痛で苦しんでいて、痛々しいです。
    声楽家は腰に負担がかかるのでしょうか。

    アデーレさん、私も合唱をやっています。たしかに、独唱の歌い方だと飛び出してしまうので、おもいきり抜いています。
    たまに5時間ぶっ続けの練習がありますが、抜いているので最後まで声の調子は良いです。
    もっとも、今の先生に発声を直される前は、最後まで保ちませんでしたが。
    合唱は、うまくハモった時のトリハダが立つような感動が忘れられず続けています。

  7. のんきなとうさん より:

    続けてのコメント、すみません。

    合唱と独唱の話が良く出ますが、全員がソリストの合唱、というのもあって、それはそれはスゴイです。

    毎年恒例、今年は12月26日東京文化会館大ホールでの「藝大メサイア」がそうです。
    毎年、藝大1年生~3年生の声楽科学生が合唱を、ソロはオーディションで選ばれた院生が演ります。

    実は私の長女がソプラノ専攻の3年生で、今年が最後のメサイアです。

    私は、今年も都合がつかなくて行けそうにありませんが、藝大の学園祭などでも声楽科学生たちの合唱があり、一人でも結構な声量なのに、数十人になるとその迫力はとてつもないものになります。

    ご都合のつく方は、まだ多少チケットが残っていると思いますのでぜひどうぞ。

  8. すとん より:

    genkinogenさん

    >「喉にふた」という表現がありましたが、私もそういう状況で高音がだめなんです。

     genkinogenさんが私と同じ症状かは定かではないので、参考として、私の場合の話をします。

     “ノドに蓋”となるのは、状況的には『ノド(声帯)が閉まって息が通らなくなる』現象です。

     高い声を出そうとすると、どうも声帯と言うのは閉じようとするみたいです。これが自然とそうなるのは仕方がないのですが、力を込めて人為的にそうなってしまうと、声帯が過緊張状態となり、完全に硬く閉じてしまうのです。そうなると、息が声帯を通らなくなるので、高音どころか息そのものが出なくなります。それを力づくで息を通して声を出しても、声帯は緊張しすぎているので高い声(高い声を出すには、より多く声帯が振動しないといけないのですが、緊張のために動きが悪くなって、ダメになりますので高音)は出ないし、歌声が怒鳴り声になるだけです。これがいわゆるノド声です。

     キング先生は「黙って百回歌え、百回がダメなら千回歌え。そうすれば高音が出るようになる」という趣旨の事をおっしゃり、ノドに蓋がカブっても、力づくで正面突破しろと何度もご指導されていました。まあ、そういうやり方もあるでしょうが、普通の人がそれをやると、ノドを壊しますし、さすがの私も、そういう指導のおかげもあって、かなりノドがボロボロになりました。

     Y先生は別のアプローチをされます。それは“ノドの脱力”です。なるべくノドには力を入れない。楽にする。もちろん、高音を出すために、ノドが緊張し、自然と閉じてしまうのはしょうがないけれど、そこから高音を出すために、二つの事をします。一つは喉仏を下げる&軟口蓋を上げる(つまり、口腔を縦に広げる)であり、もう一つは腹筋を使って、息を思いっきり吐く、です。

     ノドの緊張は仕方ない事としつつ、口腔を縦に広げる事で、ノドの縮こまりを防ぎ、声帯を(結果的に)薄く伸ばして高音を出しやすくし、さらに腹筋を使って息を送る事で、ノドに力を入れずに、速い息を声帯に送ります。これで高音発声を目指すわけです。

     つまり、高音発声を、力づくではなく、テクニカルなやり方で可能にしようというわけです。一部の強靭な声帯の持ち主を除いた普通の人には、Y先生のテクニカルなやり方のほうが、より高音発声ができるようになる可能性が高いと思います。

    >近隣の合唱団も含め、「個人の特性に合ったボイトレ」は行わない傾向があります。発声練習をやめてしまった合唱団もあると聞きました。

     まあ、合唱団における“ボイトレ”と言うのは『声の準備体操』の別称です。あくまでもフィジカルで準備的なトレーニングの事です。テクニカルで教育的な意味合いの“ヴォイス・トレーニング”は、先生と生徒が man to man でないと出来ないので、合唱団では所詮無理なんだと思います。

    >全体が良くなれば個人がうまかろうとそうでなかろうと関係ない

     指揮者の本音ですね。正直な方だと思います。合唱団は所詮、指揮者の楽器でしかないのですから、それは仕方のないことだと思います。個人のやりがいを追求するなら、独唱とか声楽アンサンブルで歌うしかないと思いますよ。

  9. すとん より:

    のんきなとうさん

    >声楽家は腰に負担がかかるのでしょうか。

     いやいや、声楽家だから腰が悪いのではなく、少なくともY先生の場合は、太り過ぎだから腰に負担がかかってヘルニアになったのではないでしょうか? 正直な話、Y先生は肥満体なんですよ。私もデブですが、デブと言うのは、体重が重いわけで、腰にも、普通の人以上の重量が常にかかっているわけです。それで腰痛になりやすいのだと思います。

     のんきなとうさんの先生は、スマートな体型でらっしゃいますか? それとも…?

    >独唱の歌い方だと飛び出してしまうので、おもいきり抜いています。

     エライ! 私も合唱に行くときは、思いっきり抜いて歌いますが、ついつい熱が入ると、無意識にフルヴォイスになってしまいがちで、そうなると、合唱団から追い出されます(涙)。まあ、声が違うのだから、しゃーないです。

    >全員がソリストの合唱、というのもあって、それはそれはスゴイです。

     オペラの合唱が、そんな感じですよね。オペラの合唱は群衆の合唱で、それぞれが無名な市民の役だったりするので、ソロの集団が合唱をしているわけです。それはなかなかの迫力ですね。特に海外のオペラ団の合唱は迫力があります。

     芸大のメサイアは知りませんでした。チケットの残部もさることながら、スケジュール調整が難しいですが、ああ、行きたいなあ。

     メサイアはオラトリオですから、オペラ的でありながらも、宗教曲なんですよ。だから、メサイアの合唱って、オペラ的にパワフルに歌う方向もありだけれど、宗教曲として繊細に歌うのもありで、それはもう、趣味の問題かなって思います。

     私は、息子くんが出演する少年合唱団のメサイアを23日に聞きに行きます。ソプラノもアルトも女性歌手ではなく、少年合唱が歌うので、オペラ的ではなく、教会的なメサイアになります。おそらく、芸大メサイアとは真逆な演奏なんだろうと思いますが、私は毎年、そっちを聞いているので、メサイアというと、そういう教会的な音楽だという印象が強いかな?(だからこそ、芸大メサイア、聞いてみたいです)。

     ちなみに、息子くんは去年まではソプラノを歌っていましたが、さすがに高校生になったので、今年はバスデビューです。その団では、変声後の少年はみんなひとまずバスを歌うのが団の方針なんだと息子くんが言ってました。で、声が落ち着いてきたら、テノールに転向するようです。

  10. chako より:

    >個人事業主
    うちのフルート先生は某大手楽器屋のインストラクター(社員扱い)で生活が安定しているかわりに
    コンサート行ったり自分でコンサートをする自由は無いと申しておりました
    ジェームズゴールウェイさんのスターコース受講したくても出来ないとか
    仙台での上野星矢さんコンサート先生休みの日でも
    生徒さんのコンクール絡んでくると未定になったりとか
    プロの音楽家は見た目以上に大変みたいです

  11. すとん より:

    chakoさん

     音楽家の方は、フリーであれ、どこぞに雇われているのであれ、自分の仕事に穴を開ける訳には行きませんから、我々のように、ヨソの音楽家の演奏会をちょくちょく見に行くというのは難しいそうです。なにしろ、普通に演奏会がある時間には、自分も働いているわけですからね。

     その代わり、スケジュールが空いて、見に行けるコンサートなどがある場合は、身内で融通しあうので、一般に入手不可能と思われているチケットでも、楽々ゲットできるそうです。まあ、そこは業界人ならでは…って部分でしょう。

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