私が思うパーラーってのは、パフェとかのスイーツとか、ナポリタンとかの軽食を出してくれる喫茶店の事です。今はもうありませんが、若い時によく通った、不二家系のブラスパロットなどをイメージします。
それがなんか、最近のネットを見ていて「あれ?」って思うようになりました。
と言うのも、最近は「パーラー」と言うと、そういう軽食系の喫茶店ではなく、パチンコ屋の事を差して言っているらしいのです。
「???」…と思ってググってみました。パーラーってのは「parloir」と綴ります。どうもフランス語のようですね。で、意味としては「客室」とか「応接室」などの“お客様をもてなす場所”というわけで、日本ではフルーツやスイーツを提供する「フルーツパーラー」の略語として「パーラー」言うのだそうです。ここまでは私の認識と同じです。
でも、どうも最近は「パーラー」言うのは「フルーツパーラー」ではなくパチンコ屋の事を言うようです。まあ確かに、最近、フルーツパーラーって見かけなくなったもんなあ…だからと言って「パチンコ屋はパチンコ屋であって、パーラーなのか?」って思うわけなのです。
そこで今度は「なぜパチンコ屋をパーラーと呼ぶのか」という視点でググってみたら…どうも、パチンコ業界が自分たちの事を“パチンコ屋”ではなく“パーラー”と呼ばせたくて、そういうふうに言い広めた…らしいのです。で、なぜ“パーラー”なのかと言うと、それこそフランス語の「parloir」が“お客様をもてなす場所”を表していて「自分たちもパチンコでお客様をもてなしているのだから、パチンコ屋はパーラーなんじゃないのか?」という発想だったようです。
ううむ? 意図して広めた呼称なわけか…。まあ、パチンコという言葉に、何らかの忌避する意味合いがあるので、別の言葉で呼ぶことで、印象をロンダリングしようってわけですね。うむ、戦略的には理解できます。
ちなみにパチンコは、今では、ギャンブルのパチンコを指してしまいますが、私が子どもの頃までは、今では“スリングショット”と呼ぶ、あの武器/遊具の事をパチンコと呼んでいたと思います。それがなぜ、ギャンブルのパソコンになってしまったのかは…分かりません。
まあ、パチンコ業界的には、自分たちを「パーラー」と呼んでもらいたいようだけれど、私はなんか違和感を感じるんだよね。
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