皆さんは発声練習をしていますか? 私は…最近、サボリ気味です(ごめん)。
発声練習って、何のためにやるのか? 色々な理由はありますが、その一つとして「音域の拡張」ってのは、当然、あります。出ない音を練習を重ねる事で出せるようになる…ってわけです。
だから、発声練習の時は、高い音、低い音にチャレンジしていくわけで、そこで今まで出せなかった音が、たとえギリギリでも、出せるようになると、それはそれはうれしいものです。
で、そんな発声練習の時に出せるようになった音が、うれしくて、ついつい「私は◯◯まで出せるようになりました!」と、誇らしい気持ちになってしまうわけだけれど、それは発声練習で出せるようになっただけで、その音域で、実際、歌が歌えるようになったのか…と言えば、それは“否”だったりするわけです。
それは…発声練習って、きちんと覚悟を決めて、出しやすい音型で、高音なり低音なりにチャレンジしているから出せるわけで、実際の歌のメロディーでは、そんなに簡単に出せるような音型ではなかったりします。
つまり、それらの高音や低音の出し方の難易度が、発声練習では極めて易しいのに対して、実際の歌では、必ずしも容易に出せるというわけではないからです。ですから、発声練習では出た音程が、実際の歌では全く使い物にならないなんてのはザラだったりします。
大切なのは、それらの実際の歌で、確実に歌えるかどうか、その低音なり高音なりが、危なげなく出せるかどうかであって、発声練習で出来ても、それはあくまでも「練習で出来た」だけであって、実際の歌で使えなければ、練習の成果で、あーだこーだ言われても、ダメなものはダメなだけです。
無論、発声練習をきちんと積み重ねていくことは大切だと思いますが、実際の歌で確実に歌えなければ、全く意味はないのです。
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