ネットでたまに話題になる、この問題について考えてみました。
まず私自身の若い時はどうだったのかと言えば…デートで女性に奢った事なんて無かったなあ。たいてい“割り勘”、あるいは自分が飲み食いした分は自分で支払う…って感じだったです。あるいは食事とかを男性が支払うと、次のお茶代は女性が支払うとか、この日はあなたが支払ったから今日は私が支払うとか…互いに経済的にイーブンになるように、自然に、していました。
なので、この“デートで男が奢る”って話を最初に聞いた時は「え? なんで??」と思ったものです。
「明らかな年配者の方が奢る」とか「より稼いでいる方が奢る」というのなら、そりゃあまあ分からないでもないです。でも、デートで、男女の性別の違いで奢る奢られるが決まるというのは…よく分かりません。
まあ、私の場合、学生時代が長かったので、私が学生でも、お相手の女性は社会人で、私よりも収入があるケースが大半だったし、私が社会人になっても、お相手も一人前の社会人で、収入なんて、そんなに違わなかったわけだし、年齢差だってほぼ無い、同年輩の女性とばかりお付き合いしていたから、「明らかな年配者の方が奢る」とか「より稼いでいる方が奢る」という状況には、全くあてはまらなかっただけなのかもしれません。
そもそも私の場合、相手がどんなに美人であったとしても、経済弱者な人だと、話が合わないからね。だって、経済弱者な人って、男女問わず、頭が悪かったりするじゃない?(ごめんね) 特に私が若い時はバブルな時代だったから、よっぽどのボンクラでも無い限り、普通に収入があるのが当たり前の時代だったでしょ?(本当にごめんね) そんな時代で、経済弱者なんて、頭が悪いのか、性根が悪いのか、何か考え違いをしている人なのかの、いずれかだものね(ほんと、申し訳ない)。
普通の人は、普通に収入があるわけだし、普通に収入がある人が、むやみに他人に奢られるなんてありえないでしょ? プライドが許さないでしょ?
だいたい、遊びに行って、相手にごちそうになるなんて、心苦しくない? 恋人同士だからこそ、他人だからこそ、貸し借りなしのイーブンな関係を保ちたい…とか思うのが、健全な考え方じゃないかな?
乞食じゃないわけだし、パパ活してるわけじゃないんだから。あ、当時は“パパ活”なんて言葉はなかったね。当時は“愛人業”とか言ってたかな? まあ、売春の一種だよね。売春しているなら、デート費用が客(男)持ちなのは、当然だよね。
というのが、私の感覚であり、考えなんだけれど、そんな事を書くと、プンスカ怒る人がいる事も想像できます。そういう人の反論は、だいたい次の通りでしょ?
1)「女性は男性よりも社会的地位が低くて収入も低いのだから、奢られて当たり前」
2)「女性はデートまでに色々とお金がかかる準備をするんだから、デート代は男性持ちで当然」3)「私のためにお金を使ってチヤホヤして欲しい。お金を使ってもらえると、大事にしてもらっている気がするの」
まず1)のように言う人に対しては、私の場合、社会的な地位が低い女性には、そもそも興味関心が持てなかったんだよね。つまり、女性である事だけで生きているような人は、そもそも私の視野に入ってこないんだよね。当時は“穴モテ”なんて言葉はなかったけれど、そんな穴モテ女性は視野に入らないのです。
2)について、これは化粧代とか衣装代とかエステ代の事を指しているのかもしれないけれど、そんなのは「個人的な趣味にお金がかかっているので、その負担があるから、デート代は男性の奢りにしよう」というわけで、そんなの全く分かりません。趣味にお金がかかるのは…男性だって一緒だよ。
身だしなみなら、男女問わずに行うのが当たり前だし、それ以上にお金をかけるなら、それは趣味だし、浪費でしょ? 趣味にお金を使いすぎてデート費用も出せないって人は、浪費癖がある言わざるをえないなあ…。で、そんな女性は、やっぱり私の視野には入らないなあ。男女問わず、健全な金銭感覚って大切だと思うし、自分と同じような金銭感覚の人でなければ、当たり前だけれど、付き合えないよね。
3)は論外。そんな、かまってちゃんは、真っ先にダメ出しをします。かまってちゃんとメンヘラ嬢は、敬して遠ざけるのが吉です。
ともかく、友人であれ、恋人であれ、まず頭の弱い人はダメです。私はバカは嫌いです。逆に賢い人なら、その他の条件は、あまり望みません。
そんな事を言ってる私ですが、これでも既婚者だし、私の妻は、賢い人だし、容姿も良いし、気立ても良いし、育ちも良いし、特に問題はありません。
たぶん「デートで男性が奢るのが当たり前」とか言っている人と、私は、住んでいる世界が全く違うんだろうなあ…って感じてます。住んでいる世界が違っていて、ほんと、良かったなあと思います。
そもそも「男性が女性を養う」という発想は、カビの生えた古い思想ですね。1985年の「男女雇用機会均等法」を始め、これまでの「男女共同参画社会基本法」とか「女性活動躍進法」とか、様々に男女の経済的/労働的格差を無くすべく法改正も行われており、今や原則は、男女問わず“同一労働同一賃金”なんだから、「私は女だから稼げない!」って言っている人は「私は無能なの!」って言ってるようなモンです。女性一般をバカにして、軽く見ているから、そういう発言になるんですよ。そこんとこ、分かってないんだろうなあ…。
それに、私がデートで奢らないのは、私がケチとかの話ではなく、金銭感覚を含めた価値観のすり合わせとか確認とかをしているわけです。だって、価値観の合わない人とは一緒にいられないでしょ? だから価値観の合わない人と出会わなくてよかったと思っているからです。もしも、そんな人と出会ったら、交通事故に遭うようなものだからね。ほんと、私にとっては、災害レベルの話です。
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