朝は7時に起き、妻は朝風呂に行きましたが、私は目覚めてからもグダグダしていました。
8時に朝食です。アジの干物がメインの朝食でしたが、一緒に並んだ小鉢たちがとても朝食とは思えないほど、品数が多くてビックリです。味噌汁がカニ汁でしたが、私は甲殻類アレルギーなので、カニ汁はアウトなのです。その旨を伝えたら、代わりにしじみ汁を出してくれました。とても美味しかったです。
その後、部屋に戻って(主に妻が)荷物を整理してチェックアウトです。宿の方から、朝食にカニ汁を出してしまったお詫びとして甘夏をいただきました。別にそんな気を使ってくれなくてもいいのに(笑)。ちなみにいただいた甘夏は、妻がジャムにしてしまいました。
宿をチェックアウトして、徒歩で駅に行き、修善寺行のバスに乗って、河津七滝に行きました。
実は、この河津七滝の観光するために乗るバスって、難しいのですよ。と言うのも、途中にある“河津七滝温泉”というバス停で降りてしまいがちだけれど、ここで降りてはいけないのです。いや、いけないというよりも、そこで降りてしまうと、滝見学がちょいと大変になってしまうので、そこから更に進んで“河津七滝遊歩道上入口”というバス停で降りないといけないのです。
「つまり“河津七滝遊歩道上入口”で降りればいいんでしょ? そんなに難しくないじゃん」
確かに今はそうです。でもね“河津七滝温泉”ってバス停は、いかにもそれっぽいバス停で、ザ・観光地って感じだし、何と言ってもこのバス停、実は別の路線になるのだけれど、終点のバス停でもあるんですよ。だから、つい降りたくなるんです。それに実際、ここから河津七滝の観光もできないわけじゃないんです。
でも、そこでは降りずに我慢して乗り続けていると、そこからバスはもと来た道を戻っていき、途中で曲がって、別の路線に入るんです。で、しばらく行って“河津七滝遊歩道上入口”で降りて、七滝観光を始めるのです。
ちなみに、このあたりでは“滝”という字は「たき」ではなく「たる」と読みます。だから“七滝”は「ななたき」ではなく「ななたる」です。
で、さらに言うと“河津七滝遊歩道上入口”ってバス停は、最近名称が変わったバス停で、それ以前は“水垂”というバス停で、観光地図や各種案内板でも、まだ“水垂”と書かれていたりします。水垂とは、こちらの言葉で滝を意味するそうですが、地元の人ならともかく、観光客には“水垂”で滝関連のバス停とは分かりづらい名称だったりするんで、バス停名が変更になったのだと思います。とにかく、それなりに有名な観光地なのに、観光客にはあまり親切ではないバス停&バス路線だったりするわけです。
さて“河津七滝遊歩道上入口”で降りた我々ですが、これには理由があります。というのも、こちらの方が上流なので、こちらからなら、山道を下って、七滝を見物できるのです。で、山道を下りながら、滝を見物して、先程の“河津七滝温泉”に行くのが、比較的楽に滝を見物できるルートなのです。
“河津七滝温泉”で降りて七滝観光を始めると、ずっと山道を登っていかないといけないし、登っていったところで、途中(全体の行程で見れば約半分ほど)の初景滝まで行ったところで、たぶん心が折れてしまいます。と言うのも、そこから先は、降りてくる時も怖かったほどの急な坂道なのです。滝側から見ると、見上げるほどの急坂だし細道だし、まあ気軽な気分の観光客なら、そこから登っていく気にはなれません。少なくとも私なら、そこで諦めます。
それに、そこを乗り越えて、頑張って登って到着する“河津七滝遊歩道上入口”ってバス停は、ほんとにバス停しかないバス停なので、ここからバスに乗るのって、色々つらいんですよ。そもそもバスが1時間に1本程度しか走っていないのですから、バス停付近に、休憩所や食事処やトイレのある“河津七滝温泉”をゴールにした方が、何かと便利なのです。あと、河津駅に向かうバスも“河津七滝遊歩道上入口”を通るバスよりも“河津七滝温泉”を通るバスの方が、若干多い(このバス停止まりのバスもあるんです)ので、便数の多い路線のバス停を帰りに設定した方が何かと便利だったりするわけです。
そんなわけで、河津七滝観光では、バスが難しい…ってわけなのです。
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