しませんか? するでしょ? 私はどんなテノールであれ、感動しますよ。もう生理的に感動するしかないじゃないですか?
で、なぜ人はテノールの歌声に無条件に感動するのか、考えてみました。
1)人の限界にチャレンジしているから
テノールの高音は、通常ならばとても発声できないような高音であり、それをムリクリ出して歌っているのがテノールなのです。つまり「人の限界にチャレンジしている」から、それで感動を呼び起こすわけです。
2)ひっくり返る直前の高音をパワフルに出しているから
これはアクロバティックな魅力であり、すぐれた運動競技を見ている時にも通じる感動です。失敗しそうで失敗しない、ハラハラドキドキの瞬間が、見ている人の魂を高揚させるわけなのです。
3)美的な叫び声だから
単純な話ですが、テノールの高音は、きわめて美しい叫び声だから、人は感動するのです。そもそも美しい声は魅力的ですし、叫び声というのは、アラート信号ですから、人の耳目を集めるわけです。なので、美しい叫び声は聞いている人の注目を集め、心をざわつかせるからです。
4)声がイケメンだから
テノールの声って、基本的にイケメンでしょ? イケメンって、すべてを凌駕するからね。感動しないわけないのよ。
5)主役の歌だから
オペラにおけるテノールは必ずと言って良いほどに主役だったりします。主役が歌う歌は、作曲家も力を入れて作曲しているわけで、テノールが歌う曲は、特に美しいメロディラインで作曲されているものが多く、またテノールが歌う歌が、オペラ全体のキラーソングだったりもするわけで、そりゃあ、テノールの歌を聞いて感動するのも当然というわけです。
そんなわけで、人はテノールの歌声に感動するわけなのです。
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