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ピアノ伴奏のありがたみを噛み締めてます

 声楽のレッスンの続きの続きです。

 さて「Total eclipse/皆既日食」です。この曲はダ・カーポアリアではありません(ちょっと安心)。

 例によって、レチタティーヴォの出だしのフレーズに苦労しています。伴奏無しの状況で“E-F-G♯”という、短2度からの増2度という音程移動に苦労しています。いや、ほんと、難しいのよ、この音程移動は…。

 アリア本体に入っても、あっちこっちで無伴奏となり、伴奏の和音やリズムの助け無しで歌わなきゃいけない箇所がたくさんあるのです。正直な話、私は音程感もリズム感も、さほど良いわけではありません。伴奏に助けられながら、ようやく歌えている程度ですから、伴奏のない状態での歌唱は…つらいのよぉ。きっちり、半音や全音の違いを付けながら、オンタイムにリズムを刻んで歌わなければいけないのです。簡単に思える事だけれど、実際にやってみると難しい難しい(涙)。ほんと、伴奏の大切さとありがたさを強く感じます。

 伴奏が無くても、調性を感じないといけません。無伴奏なのに,短調のフレーズが長調に変わる箇所は、声だけで「ここから長調になりました!」と表現しなきゃいけません。それは音程では表現できないので、声色で表現するしかありませんが、それができるのが声楽なんだから、頑張るしかないのです。

 いやあ「Total eclipse/皆既日食」、難しいわ。でも、難しいは難しいけれど、頑張って取り組んでいます。そのせいか、先生からも「良い箇所がいくつもあります」と褒められちゃいました…が「フレーズの最後の歌い方が、ことごとく残念すぎるので、全体的には残念な歌に聞こえます」と、一度上げてから下げられました。うむ、まるで背負い投げでもくらったような気分です。

 フレーズの最後が残念…と言うのは、フレーズの最後まで丁寧に歌えていない…というか、フレーズを歌っている途中で、私の気が抜けるのが聞いていてよく分かる…というか、そのフレーズで一番高い音を歌い終えると安心しちゃって放心しちゃう…というか、まあそんな感じです。先生からは「終わりよければ、すべて良し」くらいの気持ちで行きましょうと言われました。まあ、そうなんだろうなあ。

 無伴奏の箇所が多い曲なので、リズムキープを伴奏にお願いするわけにはいきません。仕方がないので、脳内指揮者さんに、私が歌っている時でもしっかり指揮をふってもらわないといけませんが…脳内指揮者さんって、案外、脳のリソースを消費するんだよね。脳内指揮者さんと脳内プロンプタさん(つまり、暗譜して歌う事)は両立できるかな?

 本番まで、あとわずかに一ヶ月ちょっと…。間に合うのかな? あ、今回のレッスンでも二重唱を歌っていないぞ! 二重唱は大丈夫なのか? あれこれ時間が足りないぞ!

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